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月のひかり★の部屋

月のひかり★の部屋

三面鏡 百首

「三面鏡」 百首

(1)三面鏡に連なる私の顔、顔、顔・・「孤独が好き」と皆呟いて

                              2006.5.26

(2)レモンでもかじってみればそんなこと 案外忘れて笑ひ出すかも・・

(3)ブランコはやっぱり乗らずに折角の静寂だから素通りしてゆく

                              2006.5.28

(4)坂道を登って下って、また登る。頂上の青き空を目差して

(5)日蔭無きなだらかな真昼の坂下る 風と語らひ風と戯れ

(6)「白薔薇は清楚でとても綺麗です」これじゃ月並みポエムになれない

                              2006.5.31

(7) 坂道を登って下って どこまでも ただ頂上の蒼空目差し 2006.6.1

(8) 夕暮れの広場で遊ぶ子供達 風といっしょに鬼を追い駆け

                              2006.6.7

(9)  薔薇、薔薇と薔薇いっぱいのバラ園に人はまばらで夏風そよぐ

(10) バラ園の薔薇に雑じった紅薔薇は退屈そうに空見て溜息・・

                              2006.6.8

(11) 街路樹の緑の葉っぱに手を触れて 今在ることをただ感謝する

                              2006.6.10

(12) 野に白き花群れ咲きて 水無月の風吹くたびに優しさ揺れる

                              2006.6.10

(13) オレンジ色のまん丸お月様笑ってる あの子に逢えぬと泣いてゐる
のに・・

(14) 月は何処(どこ)?月は何処(いずこ)?と探せども今宵月無く仄かな街灯

                              2006.6.12

(15) 山法師の白き花揺れ彼方には高層ビル見ゆ 梅雨晴れの丘

                              2006.6.14

(16) 窓辺には緑滴り 化粧水お顔にピタピタ 水無月の朝

                              2006.6.16

(17) 籠の鳥 蔓バラ 出来れば金色の三日月も欲しい 欲張りだけど・・・

(18) ショパンなど流せば忽ち姫になり お茶碗拭き拭き 日暮れのキッチン

(19) 所在無く一人ぼっちでいるのなら・・お喋りしましょう!アタシも一人・・
                              
                              2006.6.17

(20)≪夾竹桃紅く咲く候 ご自愛のほどを・・≫とメールを送るの?止めるの?

                              2006.6.20

(21)広場にてシャボン玉吹く男の子 夢を貰って サンキュウ!グッドバイ!

                              2006.6.23

(22)シンデレラみたいな自分と思ふのはアンタがさうならアタシも同じ・・・

                              
(23)目を閉じて黙って風に吹かれてる 若き頃ならそれもまた良い                                                           
                              2006.6.25

(24)いつ来ても賑わふ街の夕景色 彩り添える若葉の緑

                              2006.6.26

(25)とんがり橋を夏の夕風 自転車の少年達に続いて渡る

                              2006.6.27

(26)曇り日の夕闇迫る道の辺の梔子の花の白さ目に沁む

                              2006.6.30

(27) 紅の夾竹桃の花盛り 鶯「ホケキョ!」と幾度も鳴き

                              2006.7.2

(28)「雨だって大好きだよ!」と、まだ若き楓の葉っぱが跳ねて踊って

                              2006.7.2



(29) 山鳩のしきりに鳴きて 文月の12日の朝 静かに明けゆく

                              2006.7.12

(30)風も無く どんより曇った空の下 鶯鳴いて 今日はどんな日?

                              2006.7.12

(31)風が好き 空好き雲好き海も好き 昔少女で今はオバサン

                              2006.7.13

(32)長雨の晴れ間を縫って ひらひらと 黄の蝶過ぎる 夢幻の如く

                              2006.7.22

(33)青空の戻った夏の真昼時 青き蜥蜴のすばやく過ぎゆく

                              2006.7.27

(34)木蔭にて涼しき風に吹かれつゝ初蝉を聞く盛夏となりぬ

(35)むくむくと積乱雲の湧き上がる頂上目差して登るしかない

                              2006.7.28

(36)レモンスカッシュ飲んで眺めてまた飲んで日曜の午後かくして過ぎゆく

(37)半円のレモンのやうな朧月 私も今宵は何故か泣いてる

                              2006.8.1

(38)ひたひたと夜道を急ぐ影法師左弦の月の光に照らされ

                              2006.8.3

(39)今は亡き母によく似た立ち姿 声を掛けたき衝動抑える


    

(40)炎天をクチナ這ひおり同じ今生きる貴方と私だもの・・・

                              2006.8.5

(41) 音立てゝ流るゝ夏の夜の川 月星も無く暗き橋ゆく  

(42) ぎらぎらと真夏の太陽浴びて咲く向日葵の君見上げて挨拶
  
                              2006.8.10

(43) ミンミンと蝉喧しく鳴く傍をトラック走り嗚呼!暑き夏!

(44)梅雨空に聳ゆるクレーンどうしゃうも無き我が心吊り下げ捨てゝ!

                              2006.8.12

(45) ミンミンと蝉鳴く真昼 ひりひりと喉の炎症、頭痛もするよ・・・

                              2006.8.14

(46)逃げ水を追へば消えゆき遠き日の片思ひの恋に少し似てゐる・・・

                              2006.8.15

(47)電柱に止まった蝉をデジカメで写さんとして逃げられドジね!!

(48)悪戯小僧についに捕まり蝉達は玩具にされて「可哀想やね・・」

                              2006.8.16

(49)通り雨激しき音立て過ぎ去りて再び始まる蝉時雨かな

                              2006.8.19

(50)暑くってやり切れないので カキ氷食べてその儘解散となる

(51)「もう私、疲れたのよ!」と言ひながら大きなスイカをかじって笑ふ

                              2006.8.21

(52)黒アゲハ漂ひ来たる青空と緑の葉っぱの窓の真ん中

                              2006.8.24

(53)青空に紅燃ゆる百日紅夏の終わりの彩りとなる

                              2006.8.25

(54)夕映えをまともになんか見られない だから、目を閉じその言葉聞く

                              2006.9.1

(55)ユミちゃんとの塾の国語も今日限り!夕茜雲滲んで見える・・

                              2006.9.2

(56)ツクツクボウシ夏の終わりの夕まぐれ 声限り鳴き命切なし

                              2006.9.4

(57)黒猫がこっちを見ながら佇ち止まる青空涼しき道の真ん中

                              2006.9.4

(58)煌々と白き半月浮かぶ夜 追ひ掛けたくなる面影一つ

                              2006.9.5

(59)ツクツクボウシと鳴く声今なお聞こえ来る 過ぎゆきし夏懐かしむごと・・
                              2006.9.8

(60)長月の雨止む真昼鳩鳴きて用事もせずに空ぼぅと見る

                              2006.6.12

(61)優しさを分かち合ひたき秋の雨 猫のゴローをそっと抱き寄せ・・

                              2006.9.13

(62)赤信号で停まった四つ辻秋の風 花のコーラスコスモス音楽隊

                              2006.9.14

(63)焦げた鍋ゴシゴシこするこんな母、主婦でごめんよ!my cat ゴロー!

                              2006.9.15

(64)「遊びましょ!」って誘ひ合ってた遠き日の幼き面影浮かぶ青き秋空


(65)チクタクと刻み続ける壁時計 何を求める心の旅路か

                              2006.9.17

(66)野分立ち草靡く朝 白き椅子に座れる女(ひと)の髪も靡きて・・

                              2006.9.19

(67)小さな蛾助けてあげた・・アリ達に悪いけれども見ていられずに・・

                              2006.9.20

(68)イエスタディってこの曲終われば明日のこと考えるわと真昼のうたた寝

(69)その写真少女の頃のアタシです。未来の自分をそっと覗いて・・

                              
(70)指し示す人差し指の爪の先、君とわたしの腰掛ける雲

                              2006.9.21

(71)すいすいと赤とんぼ飛ぶ組体操ピラミッドの頂上の青き空間

                              2006.9.23

(72)曼珠沙華の朱色の点在モノクロの写真のような夕闇の中

                              2006.9.25

(73)再びは逢ふこともなき君なればそっと見送る萩の花かげ

                              2006.9.27

(74) 君がため萩の一枝折り取りて鳩に変身 空へと翔び発つ

                              2006.9.28

(75)偶然は即ち必然?それならば野うさぎに出遭った昨日のことも?

(76)原っぱの青く小さき花々と夜空にきらめく星屑似てゐる

(77)もしかして星は優しさの落し物?だから夜空ってあんなにきれい・・


                              2006.9.30

(78)裁判官みたいな顔した猫のゴローの見ている前では喧嘩を止めよう!

(79)街灯を月に、毎日お祭りに錯覚するとは人間失格!

(80)誰も居ない公園にブランコ揺れてゐる 映画ならきっと此処から始まる

                              2006.10.3

(81)仲秋の名月やっと見つけたわ!屋根と屋根との入り組む隙間

(82)仲秋の名月頭上に輝きて雲脚早く犬の遠吠え

                              2006.10.6

(83)限りなく小さき虫飛ぶ木蔭過ぎ鰯雲の浮かぶ夕空

(84)夕焼けによく似たピンクのシャツを着てサモエドジローと広場を横切る

                              2006.10.9

(85)クロッカスの白き花咲く雨の道 電波乱れて会話も途切れる。。。

                             2006.10.11

(86)真っ黒なサングラスかけて顔なんか隠せばよけいにハンサム目立つよ!

                             2006.10.12

(87)さらさらと音立て木の葉の渦を巻く十字路に佇ち、はてさて、どちら?

                             2006.10.13

(88)秋なのに青きアサガオただ一りん くねくね曲がった路地裏の道

(89)風に散る落ち葉掃けどもきりもなく 生きる意味など ふと考える・・

(90)結局は別れたドラマの結末を最初に言ってよ!もう、日が暮れる

                             2006.10.15

(91)金木犀仄かに香り 貴婦人のようにしずしず秋過ぎてゆく

                             2006.10.16

(92)逆光に輝くススキ穂風に揺れ いささか微妙な或る日の心

                             2006.10.23

(93)もう一度出逢ってみたい人だった 遠き記憶の笑顔もおぼろ・・・

(94)わたしにも「捨てろ」と言うのね 惜しみなく葉っぱを散らせて笑ふ森の木

(95)カマキリと蜂の論争続いてる コスモス姫を真ん中にして

(96)「オカメインコ探してゐます!!」と夏の日の貼り紙濡らして秋の雨降る

                             2006.10.23

(97) 紅葉の始まりかけた木の下に 昨日の心の儘に佇つ我

                             2006.10.25

(98)にっこりと上弦の月笑ってる だからしょげずに背筋を伸ばして!

                             2006.10.30

(99)優しさと優しさのやうな月と星 お喋りしてゐる 更けゆく秋の夜

                             2006.10.31

(100)目閉づれば 季節外れの阿波踊り たった一人で えらいやっちゃ!よいよい!!

                             2006.11.4




                             


                                 

















 








 



                              




  

 


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