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月のひかり★の部屋

月のひかり★の部屋

「少女」百首

 
「少女」百首


(1) 鉄棒にぶら下がり遊ぶ少女達 粉雪微かに舞ひ散る公園

   (2) 夜の電車の窓に映れる我が顔を他人のようにそっと見つめる


                              2006.1.17

   (3) 限りなく雪の舞ひ散る昼の刻他愛なきことメールで飛ばす

   (4) 粉雪の漂ふ真昼の停車場にドラマチックな二人佇む

                              2006.1.19

   (5) そんなにも可笑しいんだろうか!少女らはいつの時代も
       笑ひさざめく
                              2006.1.20

   (6) 降るはずの雪は降らずに曇り空心の中まで広がってくる

   (7) 嘘!嘘!と騒いでるけど嘘なんて知らないって人
       ゐるのかしらね?

   (8) 映画でも見に行こうかと思ふけどすぐ眠くなる
       日曜の午後 zzz・・

                              2006.1.22

   (9) 雪原を微かに流るゝ水の音 神の優しき声聞くごとし

   (10) 雪空に白く霞める太陽もたちまち隠れ雪、風に舞ふ

   (11) 黙々と雪降る道をただ一人ゆけば心に静けさ戻る

   (12) 雪止みて日差しまばゆき庭先に優しく赤き寒椿咲く

                              2006.1.23

   (13) 鼻の先見ゆると気に病む友ありし遠き日想ふ春めく朝に

   (14) 花の絵の額のま横のガラス窓冬雲一つゆっくり動く

                              2006.1.25

   (15) カーブミラーに春めく空と白き雲 リボン結んで「はい!贈り物!」

   (16) 寂しさの心のような冬空はグレーでもなくブルーでもなく

                              2006.1.26

   (17) 誰もゐない枯れ草だらけの原っぱも緑燃え立つ明日を夢見る

   (18) くしゃみして外を誰かの歩く朝 雨戸も開けずに晴れか?曇りか?

   (19) 大空よ!お前の青さに染まりたく白きコートを着てきた私

   (20) 送電線の張りめぐらされた空の果て 1+1=2 不正解

                              2006.1.29

   (21) 「不協和音」と見出しに四文字並んでる完ぺき主義者の読んでる朝刊
                              2006.2.3

   (22) 北風も「ぁははっ」と私を追ひ越してゆくけど
       にっこり「お先にどうぞ!」

                              2006.2.8

   (23) 如月の霙降る午後丘の上のマンション5階でアイスをかじる

                              2006.2.9

   (24) 愛読者ゐるか、ゐないか拘らず短篇綴る星降る夜空に

   (25) 「何てこと!仕方がないね」と呟いて日暮れを一人の老婆過ぎゆく

                              2006.2.11

   (26)そんな訳無いよ!と反論したいけど夕茜雲見つめて黙る

   (27) それならば万華鏡など覗くのも
       君にとっては無意味といふもの・・

   (28) 風船を膨らますのは久し振り・・
       猫のゴローも興味津々・・

                              2006.2.12

   (29) わたくしが、わたし、あたしは・・・何てこと!
       書き始めから、もたつく小説 

                              2006.2.14

   (30) もしかして奇蹟など起きて逢えるかも・・
       夜空に浮かぶ赤き満月

                              2006.2.17

   (31) あれは多分、追憶といふ名の白き雲
        風といっしょに駆けゆくわが犬

                              2006.2.18

   (32) 黄水仙の花束誰かにあげたいと思ふ私を誰よりも好き

                              2006.2.23

   (33) 目閉づれば若草の原っぱ駆け廻り白き妖精わが犬遊ぶ

                              2006.2.24

   (34) 星一つじっと私を見つめてる雨の降らない夜の恋人 ☆★☆

   (35) 此処はいったい何処なんだろう?
       ふと気付けば木に囲まれた見知らぬ公園

   (36) 銀色の絹糸みたいな雨の中ハミングなどして寒くても春!!

                              2006.3.2

   (37) 早春の野に立つ女の裸身像雨に濡れても微笑みつづける

   (38) ほんのりとぼやけた色の空と山その下をゆく私も春色

                              2006.3.7

   (39) 満開の山茶花の傍過ぎて行く昔少女でありし人達

   (40) 鶯の鳴く声確かに聞きしゆえ 久々逢ひたく存じ候ふ

   (41) 首傾げ笑って立ってる童像どちらの道かは教えぬ所存ね

   (42) 缶ジュース飲みほさんとして仰向けば
       ふざけた春の光の威嚇

   (43) 吹く風に数多(あまた)の葉っぱをかき鳴らし大きな欅も春を喜ぶ

                              2006.3.8

   (44) それからの積もる話をしとしとと春の雨降る代官屋敷で・・

                              2006.3.11

   (45) 春の雪チラチラ舞ふ朝「冬よりも冷たいねぇ」と猫とお喋り

                              2006.3.13

   (46) ふわふわと春の雪舞ふガラス窓朝のメールの返事まだ来ず・・

   (47) 滞る心の裡まで流れ来て春の水音余韻を残す・・・

                              2006.3.14

   (48) 春の光風喜び騒ぐ鳥達の林に遊ぶ朝のひと時

                              2006.3.17

   (49) 贈るべき言葉の代わりに紫のすみれの花束そっとあげたい

                              2006.3.18

   (50) 図書館の窓に舞ひ散る風花を眺めていただけ本も借りずに・・

                              2006.3.19

   (51) 風車クルクルクルクル風寒き春の畑で回り続ける 

                              2006.3.20

   (52) 単純に喜び歌ふ木の下に我も来て佇つ嵐吹く朝

   (53) 行列に加わり開館の時刻待つ早春の風強く吹く朝

                              2006.3.23

   (54) 「そのうちに付けが回って来るから!」と
        悪戯者の春風なじる

   (55) 逃げ水の現れては又すぐ消える春めく三田の自動車道ゆく

                             2006.3.28

(56) 呟きは心の底の湖の深き闇より昇る泡粒

   (57) 逃げ水の現れてはまたすぐ消える
       片思いに過ぎにし追憶の過去達

   (58) 「私を忘れないで・・」と早咲きの桜の枝に舞ひ散る淡雪

                              2006.4.4

   (59)鮮やかな菊菜の緑に一日の疲れ癒され厨に勤(いそ)しむ

   (60) 風吹かば吹かるゝ儘に桜花少女(おとめ)等の如く笑ひさざめく

(61) (何でまた・・)と思ふけれども黙ってる
        桜も散りゆく無常の世なれば

                          2006.4.9

   (62) あまりにも美し過ぎる花の影言葉失くして誰も微笑む
                                  
   (63) あまりにも美し過ぎる花の下死体埋まるって本当かしら?                                                                 

(64) 創作は創作を生む愛と言ふかけがえの無き犠牲のもとに

   (65) 木蓮の花白じろと咲く日暮れ微熱のあれば歌も詠まれず

   (66) 水鏡そっと覗けば薄墨の桜にまじる妖精の顔??

   (67) 後ろから呼び掛けられて振り向けば自転車を押す花咲か翁

                             2006.4.12

   (68) 木蓮はグレイの空とよく似合ふ描いてみたいな・・
       油絵の具で

                             2006.4.15

(69) 花吹雪小さく渦巻き鬼ごっこ散りても遊びの心忘れず

                             2006.4.18

   (70) 散る花に混じりて蝶も飛んでゐる
             「さよなら、ワタシは天まで昇るわ!」

                             2006.4.22

(71) 哀しみは小さき壜に閉ざされし魚(うお)の心か?
             それとも私か?

                           2006.4.23

   (72) 「では!」と一言バイク音立て去ってゆき
               一つのドラマの終わったあの春

   (73) ラジオから「アイラブユウー」と歌流れ
                   鏡の私にウインクする春
  
                             2006.4.28

   (74) 5月でも些か気になることのあり全ての景色は素通りしてゆく

   (75) 地下道をうろうろ、うろうろ彷徨って
                「いったい出口はどこなの?出口は?」

   (76) そよ風に乗って太鼓の音響くふれあひ広場と書かれた立て札

                             2006.4.30

(78) 振り向けば真っ暗暗闇・・
             私って一人で此処まで歩いて来たなんて・・

   (79) お月様、じっと見てゐて!
                電車にも乗らずに夜道を急ぐ私を

                             2006.5.2

   (80) 残光の展示会場小面(こおもて)の可憐な微笑と暫し真向かふ

   (81) 路地裏を黒猫過ぎり暫し後、ぱらりと紅き椿の花落つ

                             2006.5.4

(82) 風邪籠もる部屋の窓辺に黄蝶来て「こんちは!さよなら!」とどこかへ消えた

                             2005.5.5

   (83) ハナミズキ水の畔に白く咲き青空と風と少女の黒髪

                             2006.5.6

   (84) 昨日、今日、明日へと続く旅列車 終着駅の名前は何か?


(85) 光と影の織り成す夏のプロローグ森と泉と君の横顔

   (86) もう居ないアイツのことなど忘れたら!チンチラジョニーが
       ウインクしてゐる・・

                             2006.5.8

   (87) 暗闇をたった一人で阿波踊り踊る踊り子またもや浮かぶ
       
   (88) コクテルの白き花びら雨に濡れ水晶みたいな水滴光る

                             2006.5.10

   (89) ”饒舌は即ち損失”そんな気がするので窓から空ばかり見る

   (90) 2ヶ月の健太君の小さな足撫でる我が耳はつ夏の風はくすぐる

   (91) 「その花は何か?」と問へば「エリカ」と言ふ
           それだけ交わした楽しき会話

                             2006.5.12

   (92) 人偏と夢で「はかない?」成る程ね!
        だからあんたは面白くない!
    
                             2006.5.15

   (93) 道草をしてゐる場合ではないよ
           空が曇って風も出て来た・・

   
   (94) 三面鏡に空と夏雲映ってる風鈴揺れて風も吹いてる・・

                             2005.5.16

   (95) 半袖の黄のシャツの女(ひと)ビール飲む5月のカレンダー寝ながら見てゐる

                             2005.5.17

   (96) カレンダーの黄色いシャツ着たお嬢さん!五月の末までビールを飲むのね!

(97) つかの間の真昼の夢のまた夢は
                   恋に恋する少女の幻

                             2005.5.19

   (98) 愛かしら?恋か?愛か?と悩む中
             その人何処かに消えてしまった・・・

                             2005.5.22

   (99) きらきらと木漏れ日光る森の中 誰でも詩人の心になれるね・・

(100) 母の母、母と私と子と子の子 並んで座ったあの夏の部屋

                             2005.5.25

  










   


   





 
    

        




          







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