ユビキタスモバイルの夢

2008/06/04(水)09:29

夏商戦向け機種 サービス・デザインがカギ

携帯電話・モバイル(4342)

通信速度がより高速化する次世代(3・9G)携帯電話が2010年にも登場すると予想されるなか、携帯各社の今年の夏商戦向け機種は、「サービス」や「デザイン」が競争の中心になってきたことを印象づけた。市場が飽和状態に近づきつつあるいま、継続して利用したくなる魅力的なサービスやデザインを継続的に提供できるどうかが契約数の増減を大きく左右しそうだ。  NTTドコモが先月の新製品発表会で、動画配信サービスを前面に打ち出したのに対抗し、KDDIは映画など長時間コンテンツを丸ごとパソコン経由で有料ダウンロードし、携帯に移して楽しめる「リスモ・ビデオ」を発表。両社が動画配信で一騎打ちする形となった。  KDDIは「新端末の高性能を生かせるサービス」(高橋誠取締役)としており、映像の価格は1本当たり無料~525円。ワンセグ放送は携帯電話会社にコンテンツ収入をもたらさなかったが、動画配信の有料コンテンツで収益増を図る戦略だ。  料金面では、KDDIも端末の割賦販売で先行2社に追随する。最も安いケースで基本使用料が月額980円の「シンプル980」で、ソフトバンクとドコモに対抗する。これまでは、小売店に販売奨励金を支払って端末価格を引き下げる販売方法を押し通してきたが、ドコモなどの割賦販売と比べ、基本使用料の割高感が目立っていた。  KDDIは今年3月末に目標としていた3000万契約を達成するなど勢いを維持してきたが、他社に対抗するために割賦の導入を迫られた格好だ。従来の料金システムも継続するが、テレビCMではシンプル980を前面に打ち出すなど、軸足は割賦に置く。  一方、ソフトバンクは夏モデル12機種のうち8機種を女性向けに開発した。「他社と比べ、女性ユーザーが少ないのが課題だった」(孫正義社長)といい、これまで手が届かなかった顧客層の開拓を狙う。  サービス面では、1端末で2つの回線が利用できるサービスや、電話の着信時に相手の端末で自分の写真やメッセージを表示できる「着デコ」を開始する。着デコ利用は1回10・5円で、ユーザーの利用が定着すれば、まとまった収益増に結びつくと期待される。 コメント:夏モデルが出揃った。どこのがサービスが伸びるか? 出典:http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200806040019a.nwc http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20374568,00.htm

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