2012/08/16(木)07:59
IT特許訴訟、日本のベンチャー快進撃
米国企業との特許訴訟で快進撃を続ける日本のITベンチャー企業がある。電子データ配信サービスのイーパーセル(東京・千代田、北野譲治社長)だ。世界の巨大IT関連企業13社を相手取った訴訟で、7月に米グーグルと和解し、ライセンス契約を勝ち取った。これまでに6社と和解が成立し、世界的な注目を集め始めた。時価総額世界首位の米アップルにも照準を定める。
「本命はアップル」。イーパーセルの北野社長は次なる標的を打ち明ける。同社は従業員8人の小さな会社だが「世界標準の技術力を証明したい」と特許訴訟の狙いを話す。 イーパーセルは昨年3月から4月にかけ、米国テキサス州の裁判所で13社を相手に特許侵害訴訟を起こした。対象企業はグーグル、米ヤフーのほか、AT&T、ベライゾン・コミュニケーションズなど軒並み世界を代表するIT企業や米国の通信大手。今年4月までにベライゾンや携帯端末「ブラックベリー」を展開するカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)など5社と和解し、ライセンス契約を結んだ。
出典:http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD090EE_Z00C12A8000000/