ピンポイントplus

　東京から引っ越してきた中学３年生、榊原恒一。転校してきたクラスには恐ろしい秘密があるらしい。第１話。



　みさき、って知ってるか？３年３組の。みさき

　３組に、そんな人いたっけ？

　２６年前の話だ。そいつさ、１年のころから人気者でさ。頭も顔も性格もよかったらしいんだ。だから、生徒にも先生にもすかれててさ。

　いるよね。学年に１人はそういうひと。。
　
　ところが３年にあがってすぐ、そのみさきが死んじゃったのさ。

　え？どうして？。

　事故ってきいた。それでな、みんなものすごいショックをうけてさ。
　そんな中でふと誰かがいいだしたんだ。

　なんて？。

　みさきが使ってた机を指差して、みさきはそこにいる。みさきはしんじゃいないって。

　それって・・・。

　まあ、ふりなんだけどな。それから３組じゃそのあともずっと、みさきは生きているっていうふりをしつづけることにしたのさ。



父の仕事の都合で夜見山市にある祖父母のもとへ引っ越してきた恒一は気胸のため。登校前に入院。
夜見山北中学３年３組のクラス委員長ら３人が恒一のもとへおみまいにきた。３人は恒一が夜見山市に住んだことがあるかどうかを気にする。
夜、エレベーターの中で眼帯をつけた少女に会った。地下２階に届け物、夜見北の生徒みさきめいと名乗った。



　恒一は退院して登校。
　学校の屋上でなにやら絵を描いているみさきめいの姿を見つけた。
　みさきは恒一に語る。

みさき
「あなたの名前は死を連想させるから、しかもただの死じゃない。学校が舞台の残酷で理不尽な死。この学校はね。中でも３年３組は死に近いところにあるの。他のどのクラスよりも、ずっと。」

そして、自分には近寄らないほうがいいと残して去っていった。

以下、感想・考察

　ホラー？サスペンス？まだ何も事件はおこっていませんが、どんより曇り空、眼帯の少女、名前に隠された秘密？気になる場面がたくさんちりばめられていました。この先２話目以降、記事をかける内容なのかと、そんな不安が漂います。



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