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　2022年、仮想空間のオンラインゲーム「ソードアート・オンライン（SAO）」からぬけだしたキリト。アスナを救うために妖精の国を舞台にしたオンラインRPG「アルヴヘイム・オンライン(ALO)」の世界に挑む。第23話



キリトとユイは世界樹の頂上に到着したが、そこに空中都市はなかった。


キリト
「なにがグランドクエストだ。全部うそじゃないか。許されないぞ」　



　キリトとユイはアスナのもとにたどりついた。
　しかし、床が崩壊。暗黒の中に落下し、はげしい重力に、キリトもアスナも身動きがとれなくなった。オベイロンが現れ、キリトに剣をつきさす・・・
　次のアップデートで導入予定の重力魔法





これは報いなのか。ゲームの世界なら俺は最強の勇者で、アスナを自分の力で助け出せると思い込んで、俺には何の力もないのに。

「屈服するのか？かつて否定したシステムの力に」

「立ちたまえ、キリトくん」

キリトに語りかけたのは 茅場 晶彦、ソードアートを作った男。
キリトはヒースクリフのIDでログインし、オベイロンのコマンドを打ち消した。


キリト
「決着をつけるときだ。泥棒の王と、鍍金の勇者の。システムコマンド、ペインアブソーバーをレベル０に。逃げるなよ。あの男はどんな場面でも臆したことはなかったぞ。あの茅場晶彦は」




　戦いのあと、茅場晶彦はキリトに代償を要求し、キリトに輝く種子をわたした


茅場晶彦
「それは世界の種子、ザ・シードだ。芽吹けばどういうものかわかる。その後の判断は君に託托そう。消去し、忘れるもよし。しかし、もし君があの世界に憎しみ以外の感情を残しているのなら・・・。では、私はいくよ。いつかまた会おう、キリトくん」

　ログアウトして眼を開けたキリトの前にすぐはがいた。


すぐは
「私うれしかった。お兄ちゃんの世界で、お兄ちゃんの役に立てて。」


　雪の降る中、キリトはアスナのいる病院へ自転車を走らせた。


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