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カテゴリ:英語で言える?
「テンション上がる」や「食べ放題はバイキング」などで英語でしょ?と勘違いしやすい日本語英語を紹介してきました。今回は、日本でいうところの「ニート」について取り上げてみます。
◆「ニート」は英語? ニートは、1999年にイギリスで発祥した「Not in Education,Employment or Training」の頭文字をとった略称です。15歳から34歳までの仕事についていない若者を総称する言葉で、当時の政府調査から無職業者213万人に達していたことが分かっています。厚生労働省の調べでは2002年から2005年までのニートは64万人と報告されており、非正規雇用のフリーターとは区別されています。 さて、この「ニート」ですが、発音の観点から「neat/きっちりしてる、整頓された」となるため、会話で滅多に使用されません。スペルでNEET(エヌ・イー・イー・ティ)と発音してから略語であることを説明しない限り、日本人のように「ニート」=働いていない若者と気が付く人はまずいないといえます。 ◆「ニート」は英語で何という? では実際に英語では「ニート」はなんというのでしょうか? 〇Unemployed/無職 「無職」は、転職中やキャリアアップのための資格取得中などの理由で一時的に 職を離れているという意味があり、ニートで長く仕事をしていないという直接な ニュアンスはありませんが、ニートにも使うことができます。 〇Not working/働いていない 「働いていない」といわれると「無職」「不動産収入がある」「年金収入」など 働かなくても収入が得られるといったニュアンスにとるのが普通ですが、単にニート という意味で使用することも可能です。 〇jobseeker 「職探し中」が直訳です。Unemployedと同じ使い方ができます。 〇a bum 「ゴロゴロ・ぐーたら」が直訳。これは直訳からも察することができるようにポジティブな意味合いではないため、日本語のニートに表現としては近いニュアンスです。ただし使うときは状況を把握したうえで使用しましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.30 09:16:03
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