株式会社武富士が会社更生法の申請をしました。分かりやすい言葉で言うと倒産ということです。
今後、新たに過払い金の返金を求める可能性がある顧客は最大で200万人規模に上るようです。
今現在、武富士に過払い金返還請求をしている顧客は約11万人。
まだ、請求していない顧客は200万人規模で、仮に全ての顧客が過払い金返還請求をすれば、必要な金額は2兆5,000億円前後になる計算です。
武富士の負債は帳簿上で4,000億円超だが、これらを含めると大幅に膨らむのは必須です。
では実際、過払い金を武富士から取り戻そうと考えている人はどうしたらいいのか?
その点が一番気になると思います。
先日、武富士の会社更生手続きが開始決定されました。
これにより、4か月以内に『自分は武富士に過払い金がある』と届出が必要になります。
また、どれくらい戻ってくるかについては、現状まったく分かりません。
過去に商工ローンのロプロという会社が会社更生法を申請したときは発生した過払い金の3%しか戻ってきませんでしたが、クレディアという会社が民事再生法を申請した時は、 発生した過払い分の40%が戻ってきました。
大手の消費者金融がこのような状態になっているので、今後も他の貸金業者で同じようなことが起こることも考えられます。
では、今、何ができるのか?何をしたらいいのか?というと過払い金が発生している場合は、出来るだけ早く過払い金返還請求をして過払い金を取り戻す。
武富士の例を見ても20人中1人程度しか過払い請求をしていません。
武富士のように倒産してしまうと、本来取り戻せるはずの過払い金が取り戻せなくなります。
つまり、ない袖では振れない状態なのです。
今後、武富士のようなケースがでたらどうしたらいいのか?