2007/06/26(火)06:33
出身県でわかる人の性格
出身県でわかる人の性格
「『県民性』を取り上げた本を近頃よく目にする。」
「その商魂のたくましさには脱帽してしまう」
「県民性というのは、ただ単に飲み屋での酒肴にとどまるものではなく、
一人ひとりの人生を左右する、けっこう重大な要素といえそうだ。」
・・・こんな大仰なプロローグで始まる、飲み屋の酒肴の域を出ない本だ。
何度か登場するNHKの「全国県民意識調査」のデータ紹介と
「人国記」「新人国記」の引用を除くとページ数が半分になるんじゃないか?
と思わせる本でもある。
著者が名古屋出身で「名古屋学」等、名古屋人の気質について書いた本で当てた人らしいけど
守備範囲を広げた分内容が薄くなっちゃったって所かな?
まぁ、出身地の話というのは、飲み屋のヨタ話には欠かせない要素ではあるので
こういう本でネタを増やしておくのも良いと思う。
たとえば北海道は転入率・転出率共に全国最下位のため
“外国”的なところがある。
内地から移って来て、狭い島国のしがらみから解放されたという経緯から
大らかな人が多いという事でアメリカに似てるんだとか。
ただし札幌市はすっかり「東京化」しているとも。
神戸は都会特有な見栄っ張りなところもあるけど「関西」が入っているのでイヤミはない。
が、「横浜」と「神奈川」ほどではないにしろ「神戸」と「兵庫」は違うらしい。
兵庫は大阪湾・瀬戸内海側、山間部、日本海側、温暖な島国(淡路島)と
日本が持つ地勢的な要素を全て備えた“県民性の見本市”みたいな県なので
兵庫県民の「県民性」というのは一概には言えないとのこと。
(こういう本を書く上では“白旗”と同じでは?^^;)
・・・なんか飲み屋での会話のツカミには良さそうでしょ?
ただ、東京に関しては
「地方から出てきた人」と「江戸っ子」しか想定してないようで
オレみたいに中野で生まれて練馬・世田谷で育った人間には当てはまってない気がする。
なんか爺さんの出身地の茨城がオレに近いかなぁ?