2010/08/09(月)03:00
星を継ぐもの
星を継ぐもの価格:735円(税込、送料別)
先月亡くなったSF作家ジェイムズ・P・ホーガンのデビュー作「星を継ぐもの」。
オレにとって「ホシ ヲ ツグモノ」といったらこれだけど、
やっぱ「星を継ぐもの」にインスパイアされて付けたタイトル?
その程度の予備知識(?)で読み始めたけど、
これまで読まなかったことを後悔したくらい面白い。
久々に一気読みしたよ。
2027年(?)、月面調査隊が宇宙服を着た死体を発見した。
しかも調査の結果"彼”が死んだのは「5万年以上前」だと分かった。
これ「ミステリー」だわ。
舞台が宇宙で、推理するのは科学者だけど「ミステリー小説」。
新たな証拠が見付かるたびに、
これまでの仮説が破綻しまた新たな仮説が生まれる、
そんな様子が実にスリリングに描かれている。
犯罪者との対峙といったハデな見せ場があるわけではないけど
推理の面白さだけで読ませちゃう。
スゴイよ。
スゴイと言えば、
冒頭部分で、主人公の連れがノートPCのような端末で
ネットに接続してエアカーのレンタルを予約して
カード決済してるのね。
何の違和感もなく読み進めてたんだけど途中で気付いた。
・・・これ1977年に書かれてるのよね。
スゴイわ