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まいじー日記

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2018.09.15
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カテゴリ:アメリカ日常生活


シリコンバレーでは裏庭で鶏を飼うのが流行っている、というのはワシントンポストの記事にもなったくらい周知の事象。記事にあるようなエリート(豪邸で庭も広いので鶏小屋もヨユーで置ける)だけじゃなく、けっこう街中の普通の家でも裏庭に鶏小屋があるのはそこまで珍しくない(ウチの裏隣の家も飼ってる)。

鶏小屋は英語ではチキンクープ(chicken coop)というので、ツール・ド・クープはつまり「鶏小屋めぐり自転車ライド」。1年に1度、地域の鶏小屋オーナーさんがビジターに自慢の鶏小屋を公開してくれるので、家族で自転車で巡ってみましょう、というイベントなのです。私は今回初めて聞いたんだけど、実はもう7年目のイベントらしい。ちなみにこれも相棒の地元紙写真アサインメントの一環で知りました。

北はレッドウッドシティから南はサンノゼ全域まで、いわゆる拡大シリコンバレーをカバーする地域に点在する28軒のクープが参加。全部まわると40マイル以上の長距離になるけど、クープの数を絞った短距離のお勧めルートも地域ごとにいくつも設定されてて、子連れやカジュアル自転車ライダーにも参加しやすくなっている。我が家は相棒の写真注文主のお膝元である隣町ロスアルトス&ロスアルトスヒルズのクープ4軒を見学させてもらった。

といっても、1軒目で飼育されてたのは鶏じゃなくて家畜。それもなんとアルパカ4頭+ピグミー山羊2頭という素敵すぎる組み合わせの群れ。しかも子供達を柵の中に入れて餌やり体験までさせてくれた。餌を持った子供たちの後をついて歩き、子供達が持ったブリキのたらいから餌を食べるアルパカや山羊・・可愛すぎる!いいなー私も餌やりしてみたかったー。

ピコちん&ピグミー山羊


アルパカ〜〜


アルパカってラクダみたいな大きな優しい目をしてて、すごく撫でてみたい感じなんだけど、オーナーさんによれば残念ながら人馴れしなくて触られるのは好きじゃないらしい。ちなみにピグミー山羊は撫でられるの好きなんだって。やっぱりいつか飼うならピグミー山羊だな!(ちなみにむかーし寄らせてもらったピグミー山羊さんたちとは違うオーナーさんです)。

2軒目は、トスカナ風?の素敵なお家の裏に設置された鶏小屋。パティオライトや小花柄のカーテン、木の装飾看板やメタルアートの鶏などで、今まで見た中で一番かわいい鶏小屋かもー。奥様によれば「家族の寝室の窓がみんなこっちに面してて、毎日見る眺めだから可愛くしたかったのよね」だそう。カーテンはちゃんと実用を兼ねていて、夜カーテン閉めてあげると鶏たちが安心して寝るんだって。かわいいなー。

かわいい鶏小屋


ここの鶏小屋は巣棚に工夫があって、少しだけ傾斜がつけてあるので、産んだ卵が取り出し口の方に自然に転がってくるようにデザインされているそう。卵の殻の色って鶏の種類によって違うし、同じ種類のめんどりでも個体ごとに少しずつ卵の色合いが違ってたりするんだって(同じ茶色でもこっちは少しピンクがかってるとか)。餌を変えたりしても同じ雌鶏が産む卵の色はずっと同じだから、卵の殻の色をみればどのめんどりが産んだ卵かすぐ分かるんだとか。奥が深いなー。

色とりどりの卵


3軒目は、けっこう大きな鶏小屋。こちらの鶏小屋は巣棚ごとに卵を回収する扉がついていて、なんかアドベントカレンダーみたい。きっと毎朝開けるの楽しみだろうなあ。

鶏小屋の裏の生垣のすぐ外にはコミュニティ無人スタンドが設置されていて、こちらのお宅の卵やご近所さんが収穫した蜂蜜、サボテンや多肉植物のミニ鉢なんかが適宜売られているよう。リトルフリーライブラリーも兼ねているようでいろんな本も並んでた。

かわいい無人スタンド


4軒目では、なんと鶏が前庭に放し飼いになっていた。もちろん鶏小屋はあって、夜はそっちに入れるそうなんだけど、昼間は自由にさせておくことも多いんだって。放し飼いにしていても敷地の外に出ないし、卵は巣箱で生むし、いつも群れで行動してるから夕方に呼び集めるのが大変ってこともないんだそうで。そういえばうちの実家のご近所でも鶏放し飼いにしてたなあ。あっちの鶏はよくうちの実家の庭に遠征に来てたけど。。

こちらのお宅では羊の群れも飼育していて、茶色と黒の毛色で短毛のバルバドス羊という肉用の品種だとか。いわゆる緬羊はよく見かけるけど、この品種の羊は初めて見た。

ワイルドでかっこいいバルバドス羊


こちらのお宅では小さなお嬢さんが卵の売店(という名のテーブルと椅子)を出していたので、ピコちんがお客さんになってお買い上げ。巣棚からの卵の回収のお手伝いもさせてもらって、最後の3個を購入。せっかくの新鮮卵なので、半熟卵にして食べたら濃厚で美味しかったー!

卵回収のお手伝い


ちなみにシリコンバレーの住宅地では、鶏小屋だけじゃなくて養蜂してる人もいる。家庭菜園や果樹がある家はもっと珍しくないので、ご近所SNS「Nextdoor」経由で収穫物(卵、蜂蜜、野菜、果物)の物々交換とかしたりする。うちもトマトで蜂蜜ゲットしたことあります。





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最終更新日  2018.09.26 13:28:13
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