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まいじー日記

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2022.08.07
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カテゴリ:アメリカ国内旅行


ということで、ナ・パリ・コーストへのクルーズです。

カウアイの秘境ナ・パリ・コーストとは、カウアイ島の北西部、北海岸のケエ・ビーチから西海岸のポリハレ・ビーチまでの全長約26Kmの海岸線。壮大な断崖絶壁と緑の渓谷と滝や洞窟が連なり、道路も通っていないのであふれる自然美が保たれているまさに秘境。

道路が通っていないので、途中まで徒歩で入る(途中までは登山道がある)以外に地続きのアクセス方法はなく、空から(チャーターヘリコプター)か海から(ボートクルーズ)のアクセスになるわけです。

ボートクルーズは、島の北側だとハナレイから、南側だと主にポート・アレン(エレエレ)からの発着。もうちょっとナパリに近いワイメアからも小さいボートが出ています。

クルーズに使われるボートの種類もいくつかあって、主流は「大型カタマラン」(ヨットみたいな帆と一応船室っぽいのもある50人とか乗れる平たいボート)とか「ゾディアック」(軍用にも使われる高性能ゴムボート、14人乗り)あたりだけど、定員30人前後の高速ラフトとか漁船っぽいのとかを使ってるクルーズ会社もあります。

大きいボートの方が波に対しての安定性があって速度も出るし、船室とかトイレとか完備で居住性も高いけど、小さいボートには小回りが効いて岩壁の洞窟の中に入って探検とかできるというメリットがあります。

私たちは相棒両親家から近い南側のポート・アレン発着で、大型と小型のいいとこどりな中型高速ラフトを使ってる「キャプテン・ジェイズ」という会社のツアーを利用しました。

ツアーの集合は朝7時(15分前着推奨)ということで、相棒両親宅を6時20分には出て、ツアー会社の事務所のある「ポートアレンマリンセンター」に時間通りにやってきた。この建物にはホロホロチャーターズ、ブルードルフィン、キャプテン・アンディーズ・・とポート・アレンから発着するクルーズ会社の事務所が全員集合してて、どこの会社も大体同じ集合時間。事務所の前で自社のお客さん集めてオリエンする船長さんたちの口上を聞き比べするのも面白かったです(この朝は「カウアイ・シー・ツアーズ」のキャプテン・カウアイさんが一番エンターテイナーでした)。

キャプテン・ジェイズ社の私たちの回のツアーの船長はキャプテン・アンディ、助手は甥っ子の(名前忘れた)くん。ラフトの定員28人に対しツアー参加者は25人。事務所から歩いてマリーナまで降りて、係留してあったラフトに乗ります。私たちは前から3列目(横3人並び席)に着席。前の方が波での揺れが激しく、後ろの方が安定してるんだけど、今日は日本の酔い止め(アネロン・ニスキャップ最強!!)飲んでるから大丈夫!

他の会社のツアーよりもゆっくりめの出発だったけど、なぜかというと使ってるボートが他社よりも速いので、移動時間が短くて済むから実質のツアー時間は長いくらいなんだぜ!とキャプテン・アンディがドヤっていた。確かに何隻も抜かしました。行きはあんまり波も激しくなくて穏やかな航海。イルカも出てきてくれました。イルカは船の舳先が作る水流に乗って泳ぐのが好きで、だから船を見つけると遊びに来てくれるんだそうです。共存共栄?

船からは私たちが結婚式やったワイメア・プランテーション・コテージも見えたし、ポリハレ・ビーチの長い砂浜やミリタリー基地も見えた。そして船の左側に目をやれば、遠くにニイハウ島とレフア島も見える。

ポリハレ・ビーチの長い砂浜が終わり、いよいよ秘境ナ・パリ・コーストに入ると、切り立った岩の崖が直接海からそびえて威容たっぷり。波で切り取られた洞穴とか、ボートでしかアクセスできないビーチ(ネイティブハワイアンの漁村があったそう)とかを眺めながらゆっくり進んでいく。

途中、海に注ぐ細い滝の下に船首をくぐらせて滝水のシャワーを浴びて、みんな楽しくキャーキャー騒いだり、岩壁に開いたトンネルを潜って「オープンシーリングケイブ(青天井洞窟?)」と呼ばれる岩の縦穴(溶岩洞窟の屋根が崩れてできたそう)を探検したり。

ビーチ&トンネル(パイレーツオブカリビアンのロケ地でもあるらしい)


滝水シャワーの滝


縦穴内からトンネルをのぞむ(動画はこちら


クルーズの折り返しポイントは、ナ・パリといえばここ!のカララウ渓谷の正面で。カララウの美しい渓谷を見下ろす眺め(車で行けるコケエ公園のカララウ展望台とプウオキラ展望台からの眺望)はカウアイ観光の目玉の一つなので、その緑の美しい風景はカウアイの観光案内その他でほんとによく見かけます。もちろん私も何度も展望台から眺め下ろしてきたわけで、その谷を海側から見上げられるのは感動でした!

カララウ渓谷までは島の北側の道路の終点ケエ・ビーチから11マイル(17.7Km)のトレイルが通じていて、すごく人気のハイキングスポット。距離は大したことないけど峻険なため日帰りは無理で、バックパックキャンピングで数泊滞在することになります。私も日帰りで行けるトレイルの最初の2マイル(ハナカピアイ・ビーチと滝まで)はハイキングしたことありますが、それより先は環境保護のために入場者数を制限してるので許可証を取らないと入れない、はず。



カララウ渓谷の手前(南側)には、これもよく写真で見かける、深く削り込まれた岩の崖が連なる「カテドラルズ(大聖堂)」も威容を見せています。岩の崖が大聖堂の尖塔のように見えるから付けられた呼び名ですが、私にはどっちかというとカーテンのひだのように見えました。写真や絵でもおおっと思う風景ですが、近くで見ると圧巻です。



乗客の全グループが順番にカララウ渓谷を背景に記念写真を撮ったところで、クルーズは折り返して帰路に向かいます。途中、いくつかの滝や渓谷を過ぎ、岩山がどーんと迫るあたり(後で調べたらたぶんヌアロロ・リーフと呼ばれてるところ)で、スノーケリングタイム。残念ながらホヌはいなかったけど、珊瑚礁もあって魚もまあまあいたし、なんといっても水が青く透明でキラキラしてて感動しました!



スノーケリングとスナック休憩の後はポートアレンに戻るだけ。「午後は波が大きくなるけど、速度を上げた方が安定するので、ガンガン行くよ!椅子に深く腰掛けて、手すりに捕まって、衝撃に備えてね!」というキャプテンの宣言の通り、ローラーコースター並みのスピードと衝撃が30分以上続く、すごいライドでした。船首が波頭にぶつかって浮き上がり、船全体が波底に落ちてガツンと衝撃・・の繰り返し。乗客みんなで声を合わせてキャーキャー大騒ぎ。相棒は顔を青くしてたけど、ピコちんはめっちゃ楽しんでました。

とにかく16年越し?の念願が叶ってナ・パリ・コーストを海から見られて本当によかったです。次はもっと小さいボートで洞窟探検したり、ビーチに着岸してキャンプしたりもしてみたいかも!あとニイハウ近くでのスノーケリングとか、ライセンスリニューアルしてスクーバとかもいいかも!





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最終更新日  2022.08.19 08:09:39
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