弟家族が遊びにきてくれた:ヨセミテキャンプ編二日目
前日朝の出遅れの轍を踏まないよう、朝6時半起床!とりあえず身支度だけして7時半にはキャンプサイトを出発、8時半に無事にトレイルヘッド最寄りの駐車場にスポットを見つけて駐車。ふう〜〜〜。一安心して駐車場横のピクニックテーブルで朝ご飯を食べる。今日のメインイベントは「ミスト・トレイル」でのハイキング。ヴァーナル滝とネヴァダ滝の2つを見られるヨセミテの人気トレイルで、相棒が強力にお勧めするので日程に入れたものの、難易度「ほとんど上級の中級(moderate, borderline strenuous)」とカテゴライズされてるのを見て、私はちょっと腰が引け気味。8歳児2人連れだし・・。でも弟の奥さんは実は大学時代は登山サークルに入ってたというツワモノで「海外でのトレッキング憧れだった」という言もあり、決行が決定!ハッピーアイルのトレイルヘッドから、マーセド川を横断する橋を渡り、川の流れに沿って登っていく形でハイキング開始。すぐにかなりの斜度になり、いきなりキツい登り。舗装されてて足元が危なくないのはいいけど。けっこう子連れファミリーも多くて、みんながんばってる。遠くにヴァーナル滝を望める橋を渡り、さらに登る。登る。登る。岩壁づたいの階段になったトレイルを更に登って山肌沿いに曲がると、滝が見えた!そこからは更に狭い石の階段で、ミストトレイルの名の通り、滝に近づくにつれて霧がかかるような水しぶき。階段も濡れて滑りやすいので、降りてくる人は恐る恐る、登る側もすれ違いに気を遣う。落差97mというヴァーナル滝はこの時期でも水量多くてすごい迫力。一枚岩というか巨大な岩のブロックの切り立った面を真っ白に泡立つ水がドウドウと落ちていく。迫力!水しぶきの霧 滝を横目で見ながらまた急な階段のトレイルを登っていくと、滝の上端に到達。滝の上端は花崗岩のくぼみに澄んだ緑色の水をたたえた美しいプール(その名も「エメラルドプール」)になっていて、そこから流れ出た水が崖から落ちていっている。エメラルドプールの上流部分は平らな花崗岩の上を水が広がって流れる様子から「シルバーエプロン」と呼ばれているらしい。滝の上端(水が落ちてくとこ)エメラルドプールシルバーエプロンエメラルドプールにはけっこう大きなトラウトが何匹も泳いでいて、相棒は大興奮。釣竿を持ってこなかったのを大後悔していた。「明日5時起きして6時に着いて1時間で登れば1時間釣りして10時までにキャンプサイトに帰れる・・」みたいにブツブツ計算までしてたよ。結局実現はしなかったけどね。ちなみにヨセミテでは、基本的に釣りはOK。マーセド川ではハッピーアイルの橋より下流(ヨセミテバレー中心部)は制限あり(レインボートラウトはキャッチ&リリースのみ、ブラウントラウトは持ち帰りOK)なんだけど、橋より上流はなんと制限なし!相棒が興奮するわけです。エメラルドプールを見ながら休憩した後は、更にトレイルを登ってネヴァダ滝を目指す。素晴らしい渓谷美を横目に登っていくと、ネヴァダ滝を斜めに見上げるスポットに到着!落差181mのネヴァダ滝はこちらもすごい迫力! てかヨセミテ滝はだいぶ水量が減ってチョロチョロ感があったのに、どうしてこっちの2つの滝はこんなに勢いがあるんだろう?それともこっちは春〜初夏はもっともの凄い水量なのかな?ちょっと遠くからでも十分大迫力!!ネヴァダ滝を見ながらランチを食べ、ここから折り返して戻ることに決定。予定ではネヴァダ滝の上端までミストトレイルを登って、そこからジョンミュアトレイルに折れるループで戻ってこようと思ってたんだけど、けっこう子供達も疲れてるっぽいし(自分もだけど)。ただ来た道をそのまま戻るのではなく、レインジャーさんにお勧めされた通り、ヴァーナル滝の上部からジョンミュアトレイルまでつっきってクラークポイントで合流する短いループで戻ることにする。しかしこの「つっ切る」ルートが実はかなりキツい登り!ひーひー言いながらクラークポイントにたどり着いて振り返って見たら、なんとネヴァダ滝上端とほぼ同じ高さまで登ってた。いやーみんなよく登りました!ネヴァダ滝とほぼ同じ高さ・・そこからはひたすらひたすら下り坂。ヨセミテ滝を遠くに臨み、ひたすら下りる下りる。ジョンミュアトレイルはミストトレイルより緩やか(その分距離が長い)とはいえ、かなりの急な斜面が続き。ハイキングポールを駆使しててもかなり膝にきましたよ。もう歳だからなあああ。。ハッピーアイルのトレイルヘッドからはシャトルで駐車場に戻り、冷やしておいたスイカを食べて英気を養う。この時点で午後4時近く、みんなかなり疲れてたので、グレイシャーポイントへのドライブは無しにしてキャンプサイトに戻ることに。明日は帰路に着くので、これで弟家族のヨセミテ訪問は終了。グレイシャーポイントもジャイアントセコイアの森もトンネルビューも連れて行けなくてちょっと案内人としては落第点だけど、初日の川遊びも今日のハイキングもとてもよかった!と言ってもらえたのでまあ良しとしよう!(←社交辞令の可能性高し・・)ヨセミテの帰り渋滞にハマってしまったのでキャンプサイトに帰還したのは5時半過ぎちゃったけど、初めての「まだ明るいうちにキャンプ夕ご飯」。延泊したので食料がなくて、ジェネラルストアで調達したサンドイッチと温めた缶のスープ、スティック野菜という超即席メニューだったけど。そしてデザートはもちろんまたスモアーズ!