Maisto 2015 フォードマスタング GT
今回はアメリカを代表するスポーツカー、フォードマスタングGTです。マスタングは当初フォードファルコンをベースとした、ポニーカーと呼ばれる「かっこいいだけの速くはない車」として発売されましたが、今やアメリカを代表するスポーツカーとなりました。この6代目はマスタングを真のスポーツカーに成長させた一台と言えます。デザインですが、5代目に見られた第1世代のトリビュート的なデザインの要素は残しつつ、大きくシャープなデザインにシフトしています。フロントはジョルジェット•ジウジアーロ率いるイタルデザインが発表したマスタングコンセプトにかなり似ています。リアは伝統的な3連テールライトを継承しています。5代目後期の暗く塗装されたライト周辺も6世代目に引き継がれました。センターのGTロゴがV8モデルであることを示します。なお、4気筒エンジンや、V6エンジンモデルはマスタングの馬のロゴが付けられていました。6世代目の前期型はGTでもツインエキゾーストですが、後期型になるとクアッドエキゾーストに変更されました。個人的にサイドビューでまず目に止まるのがスポイラーのないリアエンド。マスタングの多くがスポイラー付きになっているため、最初はすこし物足りないような気もしていましたが、見慣れるとスッキリしたかっこよさがあります。フェンダーの"5.0"のロゴが5リッター「コヨーテ」エンジンを搭載していることを主張します。写真では見えづらいですが、ブレーキもブレンボ製で、制動力にも力を入れていることが分かります。シャークノーズを継承したフロント。マスタングは伝統を持つ車なのでその伝統をいかに表現するか、デザイナーの腕の見せ所ではないでしょうか。このモデルはバンパーのポジションライト/ウィンカーがクリアパーツなので、なかなかリアルな出来栄えです。ボンネットのダクト周りの塗装が少し薄いのがやや難点。リア回りは先ほど述べた通りですが、ディフューザー中央のリバースライトもクリアパーツである点はとてもいいですね。ちょっとエキゾーストがギラギラしすぎかも?先ほどこの6世代目からマスタングが真のスポーツカーになった、という話をしましたが、私がそう思う理由の一つが独立式リアサスペンションです。これまでリジッド式だったことを踏まえると大きな進歩です。トランクにはとくに目立つものはなく、プラスチックのラゲージスペースがあるだけです。内装はなかなか良くできており、メーター類、ペダル類など、彩色も綺麗にされています。写真では見えていませんが、シートの"RECARO"の文字も再現されています。ちなみにこの車はマニュアル車です。最後はエンジン。マイストにしてはいい出来栄えです。エンジンブロックこそ独立していないものの、複数パーツを組み合わせることでエンジンルームの奥行きを再現しています。シリンダーヘッドには"POWERED BY FORD"の文字も見えます。残念なのがエンジンカバーにあるはずである"5.0"の文字が省略されていること。本来エンジンカバー中央のくぼみがある部分にフェンダーと同じバッジがついているはずですが、なぜか省略されています。そこは省略してほしくなかった.........ただ、このエンジンのバッジ以外はなかなか良くできた一台です。今でもコストコなどで売っているので、興味のある方はぜひコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。