パトロールカーもSUVの時代 : シボレー タホ PPV
私たちの街の安全を守るパトロールカー。私は個人的にパトカーは基本セダン、といえイメージがありました。事実、日本では今でもトヨタクラウンのパトカーが圧倒的に多いです。しかし、アメリカでは少々事情が異なるようです。以前はフォードクラウンビクトリア ポリスインターセプターのような大型のセダン型パトロールカーが主流でしたが、近年は一般乗用車におけるSUV人気の拡大により、パトロールカーもSUVタイプが主流となっているのです。実際にアメリカでは自動車メーカーのラインアップが一部の例外(スポーツカーなど)を除き全てSUV/ピックアップトラックとなるケースが相次いでおり、パトカーのベースとなる車がそもそも存在しない、という事態になっています。したがって、シボレーも以前はセダンであるカプリスやインパラをパトカーとして使用していましたが、ついにそのラインアップからセダンが消えることになりました。今回紹介するタホPPVは、警察専売車となっていたカプリスの実質的な後継車となったモデルです。ベースとなるタホについては、以前紹介したグリーンライト製のモデルの記事をご覧くださいタホPPVのPPVとは"Police Pursuit Vehicle"の略で、「警察追跡車両」の意味です。通常のタホをベースとしながら様々なアップグレード・改造が施されています。このタホPPVはフロリダ州オーランド市警察のパトロールカーです。オーランドはディズニーワールドやユニバーサルスタジオで有名な都市ですね。タホPPVはその名の通り、カーチェイスを意識した仕様になっています。エンジンは5.3LのEcotec V8、タイヤも高速走行対応型のものになっており、200km/h超えの走行にも耐えるようになっています。もちろんブレーキもアップグレードされ、フロントのキャリパーはブレンボ製です。インテリアもセンターコンソールがラジオを搭載した専用のものに変更されています。アメリカのパトロールカーは街によってカラーリングが異なります。オーランドのパトロールカーは白を基調とし、青いラインが入った、比較的オーソドックスなカラーリングです。フロントにはブルバーが装着されています。アメリカではよく見られるこのブルバーですが、その目的はカーチェイスなどで犯人の車に故意に衝突する場合などに車のフロントを守ることです。実にアメリカらしい装備ですね。パトライトも日本のものと大きく形状が異なります。かなり薄型で、透明なデザインであることがわかります。リアは通常のタホと大きな違いはなさそうです。トランクの中は警察用に収納などが追加されているようです。次回はまた全く異なるタイプの車を紹介します!お楽しみに!