<台湾バス> Tiny City 新店客運 日野HS8J
今回も旅行先でゲットした一台の紹介です。台湾で購入したTiny City製 日野HS8J 新店客運バスです。日本のメーカーである日野のバスですが、日本で走っているものとは全く異なります。その背景にあると思われるのが台湾におけるバス製造のカルチャーです。日本では日野やいすゞといったメーカーがバスを完成車として販売しています。しかし、台湾ではシャシーやエンジンを日野やメルセデスベンツ、スカニア、ボルボといったメーカーから購入し、台湾の企業が製造するシャシーやボディと組み合わせる形が主流なのです。このHS8Jも「日野」と名前がついていますが、HS8Jで日野が作っているのはエンジンのみで、台湾の國瑞汽車が製造しているシャシーに日野製エンジンを搭載し、台湾のボディメーカーがボディを架装しています。そのため、同じHS8Jでも外観が異なる個体が多く存在しているのです。この個体は正式にはHS8JRVL-UTFという名前らしく、固亞車體というボディメーカーのボディを架装しています。まずはフロント。行き先表示に書いてある「緑8 台北小城→中和」は新北市にあるLRTの駅と新北捷運(MRT)中和駅を結ぶバスであることを示していると思われます。行き先表示の電光掲示板の再現もなかなか良くできています。また、台湾のバスはルートによって色名がついていることがよくあります。このバスは緑ルートですね。運転席の前にも「緑8」の文字がありますが、これはルート名が表示されたプレートを再現しています。フロントウィンドウ上部には車椅子対応バスであることを示すステッカーが見えます。すぐ気づく方も多いと思いますが、ヘッドライトは日野のトラックなどのものを流用しているようですね。(ヘッドライト形状で日野ブランドをアピールしているのでしょうか?)ちなみに日野以外のバスも台湾独自のボディを架装していることがほとんどなので、中には乗用車のヘッドライトがついているバスも見ることができます。よく見るのはW220 メルセデスベンツ Sクラス、フォードエクスペディションといった車のヘッドライトでしょうか?たまにシボレータホのヘッドライトをつけたバスも見ます。ナンバープレートが緑地に白文字なのは市バスが「一般営業車区分」であるからだそうです。日本のバスと似ていますね。一方でタクシーは「営業用車両」の区分となり、白地に赤文字のナンバーとなっています。日本よりもナンバープレートにバリエーションがありそうです。続いてリアビュー。まず目に飛び込むのがリアウィンドウを占拠する行き先表示です。その下にはエンジンの熱を逃すダクト、車両番号、そして新店客運の連絡先の表示が見えます。本来ダクトの右下に"HINO"のロゴがあるようですが、このモデルではなぜか省略されています。テールライトはジェネリックなリアコンビネーションライトのようです。向かって右側には車椅子対応であることを示す表示がありますが、それに加え、ベビーカー対応であることも示されています。サイドビュー。個人的にはこのモデルで最も好きな角度です。台湾のバスは日本と異なり、前と後ろのドアどちらからでも乗車、降車できます。そのため、入り口、出口表示は特にありません。前のドアの横に行き先表示があるのは日本のバスと似ています。車体後部にはデカデカと「新店客運」の文字が。前のドア下部を拡大するとこのような感じです。犬のマーク!もしかしてペット同乗可ということでしょうか?それとも盲導犬OK?台湾は日本に比べ、ペットに寛容なのでもしペットOKであっても驚かないですが....(ファミリーマートで犬を連れた方を見たこともあります)ドアの横にはバリアフリーである表示らしきものが確認できます。ドアの下には定員などの情報が表示されています。Tiny City の日野HS8Jは台湾を感じることができる一台。このようなかなりマニアックなバスをモデル化してくれたTiny City には感謝です。すでにいくつかバリエーションも出ているようですが、今後もそのラインアップが増えることに期待したい一台ですね。