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きゆら ゆらら

きゆら ゆらら

キース・ジャレット

 

 *キース ライブ

 *キース CD





 大好きなピアニスト、キース・ジャレットのライナーノーツから

                       
                         1974.12.5

                        

 <生と死の幻想>      


 わたしたちが生きているのは生と死のはざま

 あるいは都合よく解釈しているのかもしれない

 事実は、生まれたとき

 それと

 同じで死ぬときに

 永遠の瞬間が訪れる

 わたしたちの人生に


 
 わたしたちはもっと

 花のようになるべき

 毎日、生を感じ

 そして死も

 ゆえに誰が、より強く喜びを感じるのか

 生きることに

 花の命に


 
 だから死のことを考えれば

 友人として、よき助言者として

 生まれてくることを許すのは誰?

 そしてより晴れやかに花を咲かすことを

 許してくれるのは?

 限られているのだから

 この地上は


 
 理解できるまでこのことについて考える

 永遠について
 
 必要がなくなるまで

 死の幻想について


 
 でもやめてはいけない

 判らないうちは

 最初の大切な幻想のことが

 それは人生の幻想


 
 なぜなら

 それが判るのは

 死が訪れたとき

 何度でも

 生きるべき

 それが判るまでは


 

 


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