あいすまん

2013/09/16(月)03:04

りりっく★あとらす第7回放送

詩・文芸(246)

りりっく★あとらす 第7回放送 2013.8.21 19:30~ FMなんじょう(77.2メガヘルツ) サイマルラジオあり ★詩の地図 -草野心平- 「河童と蛙」 草野心平は1903年、福島県出身の詩人。 20代から同人活動を経て、1928年に詩集「第百階級」を出版。 全編、カエルをテーマにした詩で埋め尽くされた詩集。 その後もカエルを扱った詩を作り続ける。 中原中也らも所属した同人誌「歴程」を創刊するメンバーに。 戦後には第1回読売新聞文学賞を受賞した。 1988年に85歳で亡くなった。 その後、功績を称え、福島県いわき市にいわき市立草野心平文学館が開館。 「河童と蛙」 読み方によってはいろいろな解釈もできるのかもしれませんが、カッパとカエルが水をじゃぶつかせて踊っている光景が思い浮かべば、それでだけ十分、味わい深い。 るんるんるるんぶ、つんつんつるんぶ、のオノマトペが、カエルやカッパの楽しげな動きや水に濡れた質感を表しているようで、絶妙の効果を挙げている。 草野は詩集「第百階級」のあとがきで「僕は蛙なんぞ愛してゐない!」と叫んでいるが、その作品からは、まぎれもないカエルへの深い愛を感じる。 「秋の夜の会話」も紹介。 キューリユキコが朗読。 ★詩人に聞く -松永朋哉- ★イクメン・ポエム うら・いちら 「万物生生(ばんぶつせいせい)―子どもの心、親知らず」 「うるさい」と子どもを怒鳴りつけてしまったあとの自己嫌悪を描く。 子どもは小さいうちは四六時中、親にまとわりついてくるが、いずれは独り立ちし、外の世界へ旅立つ。 親には目もくれなくなってしまう前に、しっかりかわいがっておきたいもの。 ただこの詩では、叱ったあとの自己嫌悪の中から、子どもがその小さな心の中に秘めた責任感を見いだす。 子どもに接する自分を見つめ直す中から、子どもの姿も見つめ直す、子育てに試行錯誤するお父さんの姿が見えてくる。 ★曲 SAKISHIMA MEETING「トゥミドゥミ」 雫...「時計仕掛けの地球(ホシ)」 放送は毎週水曜、午後7時半から。 再放送は2回。土曜12:30~、月曜19:30~。 ぜひに。

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