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投資家モーちゃん日記

レアアース

中国、レアアースの需要急減(12.10.25日経)
中国のレアアース生産量はピーク時の06年に16万トンあったが、今年は半減する見通しだ。中国のレアアース精製・加工企業の約25%が稼働を停止し、操業中の企業でも稼働率は3~4割に低迷している。江西省の企業幹部は「日本からの引き合い激減と世界経済の低迷で需要が減り、経営破たんした企業も出た」と明かす。

レアアース価格は11年夏のピーク時に10年夏の約10倍に高騰したが、日本企業が代替品の開発などで使用量を減らし、調達先も広げたため、直近の価格はピーク時の約3割に急落している。


豊田通商、インドでレアアース生産(10.12.9日経)
豊田通商は8日、信越化学などと組み、インドで11年末からレアアースを生産すると発表した。12年からインドで年間、3000~4000トンの製造を目指しており、開発を進めるベトナムと合わせ、1万トン規模の供給体制を整える。

11年初めにもインド東部のオリッサ州で工場の建設を始める方針。工場の運営主体は現地法人の豊通レアアースオリッサ。信越化学から製造ノウハウの提供を受け、生産するセリウムやランタン、ネオジムなどは信越化学が引き取る。


米資源モリコープ、レアアース生産再開へ(10.10.25日経)
米資源中堅のモリコープは2012年からのレアアース生産再開に向け、資金調達を拡大する。
同社はカリフォルニア州に保有する「マウンテン・パス鉱山」に約5.1億ドルを投じ、12年末までに年間2万トンのレアアースを生産する計画を進めている。
同鉱山は1952年に生産を始めたが、中国とのコスト競争に敗れ、02年に閉山していた。


昭和電工、レアアースリサイクル(10.10.22日経)
昭和電工はベトナムにある子会社で、磁石の製造段階で発生する切れ端などからジスプロシウムやネオジムを回収する取り組みを本格化する。
子会社は年内にもフル操業する計画で、年間生産能力は800トンを見込む。

(参考)レアアースの国別埋蔵量と埋蔵比率(米地質調査所調べ)
中国          3,600万トン 36%
独立国家共同体(CIS) 1,900万トン 19%
米国          1,300万トン 13%
豪州            540万トン  6%
インド           310万トン  3%
世界全体        9,900万トン 


信越化学、廃家電からレアアース回収(10.10.9日経)
信越化学は古いエアコン内部の圧縮機に使うモーターからレアアースを回収、同社が生産する磁石に再利用するリサイクル事業を2011年にも始める。
将来は自社で使うレアアースの3~4割をリサイクルで確保する。

同社はレアアース磁石で国内3~4割のシェアを持ち、日立金属に次いで第2位。
鉱石などからレアアースを分離・精製して取り出す技術を持つ。
家電リサイクル業者と組んで回収システムを構築する予定で、複数社と交渉を進めている。

エアコンの圧縮機1台に含まれる50~100グラムの磁石から15~30グラム前後のレアアースが回収できるとみている。
回収するのはネオジムとジスプロシウム。
同社は現在、自社で生産する磁石の端材などからレアアースを回収している。
回収・生産能力が年間1000トンあるため、これをリサイクルにも活用する。


政府、レアアースの海外調達先の拡大を急ぐ(10.10.2日経)
経産省は輸入量全体で、レアアースの中国依存度を現行の約9割から、13年度には約7割に低下させたい考えだ。
まず10月中旬にモンゴルで探査事業に着手する。
技術者を現地に派遣し、人工衛星からの情報をもとに埋蔵の可能性が高い地点を採掘する。
豊富な埋蔵量が期待される南アフリカやブラジルでも試掘や調査を進める。

日本のレアアースの消費量は2009年で2万500トン
全世界の約2割を占め、米国や欧州の2倍前後にのぼる。

(2008年のレアアース産出国)
1位 中国   97%
2位 インド   2%
3位 ブラジル 0.5%


世界各地の新たなレアアース生産計画(10.9.29日経)
生産で9割以上のシェアを持つ中国が輸出管理を強化していることを受け、他の埋蔵国が相次いで生産拡大に乗り出す。
レアアースの09年の世界生産量は約12万4000トン

(1)米国マウンテン・パス鉱山
採掘は来年から再開し、2012年末までに年2万トンを生産する。
生産するのはセリウムやランタン、ネオジムなどハイブリッド車や光学レンズ生産に不可欠な9種類のレアアース。
(2)豪鉱山企業ライナス社
11年後半から西オーストラリア州で初めてレアアースを生産する。
年1万1000トン生産する計画だったが、12年末からは2万2000トンに倍増する方針を決めた。
(3)カザフスタン
住商と国営原子力会社との合弁企業(6月に設立)が、ウラン採掘後の残存物からレアアースを回収する新事業に参入。
12年にフル稼働し年3000トンを生産する。
東芝も同様の事業をカザフで計画しており、年内にも合弁会社を設立する。

日本政府は海外の権益確保、リサイクル推進、代替材料開発、国家備蓄を柱とした「レアメタル確保戦略」を打ち出し、具体化に動いている。
米政府も27日、国内のレアアース生産を支援することなどを視野に入れた新戦略を年内に打ち出すと明らかにした。


レアアース対策(10.9.26日経)
供給の9割を中国に依存する希土類。

独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構は、低コストで採掘できる鉱脈をベトナムで発見した。
現在は豊田通商と双実の共同によるベトナム側との採掘権の交渉が大詰めを迎えている。
以前は世界最大だった米国西部のマウンテン・パス鉱山でも、米政府の支援で操業再開の準備が進んでいる。
オーストラリア西部のマウント・ウェルド鉱山も採掘の開始が近い。

世界各地で生産が本格化する2012年には、希土類の供給は潤沢になる。
中国の市場支配が続くのは、あと1年と考えてよい。

(注)希土類について
17種類の異なる鉱物がある。
それぞれ用途も価値も違い、取れる量にも大きな差がある。
どの元素を、どんな用途に使うか。その情報自体がノウハウであり、殆んどが企業秘密。

(ネオジム、ジスプロシウム)ハイブリッド車、電気自動車や家電のモーターに使う。省エネ製品に欠かせないが、使い方はごく微量を鉄に添加するだけ。高性能を引き出す”隠し味”だから大量には要らない。
(セリウム)車やビルの紫外線防止ガラス、排ガス触媒、ガラスや半導体の研磨剤、照明の蛍光体などに使う。
(ランタン)触媒、光学レンズ、石油精製、電子部品に用途が広がる。
(ミッシュメタル)ハイブリッド車のニッケル水素電池に使う。

(関連記事10.9.19日経)
希土類の中国の埋蔵量は世界全体の3~4割にすぎない。

(1)住商はカザフスタンの国営企業と合弁で、ウラン鉱石の残さから希土類を回収する事業を進めている。今年から試験生産を始め、2015年には「年5000~10000トンを生産したい」という。
(2)磁石大手の信越化学や日立金属は一部製品で使用量を半分にまで減らせる製法を導入済み。
(3)帝人と東北大学は鉄と窒素を使った新素材から強力な磁石を作る技術を開発。
(4)ダイキンや日立などは、希土類を使わない高出力モーターの生産に取り組む。
(5)磁石や合金メーカーは製造過程で出る切削くずの回収・再生を進める。
(6)日立は希土類磁石の回収・再生に必要な技術を開発中で、13年をめどにリサイクル事業を本格化させる予定だ。


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