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投資家モーちゃん日記

医薬品

個別企業の特徴・経営方針など
ウォッチ銘柄は◎印。
そうじゃない銘柄は○印です。


参天製薬、緑内障治療器具を世界販売(2)(17.3.18日経)
参天製薬は、緑内障の新型治療器具を世界で販売する。小さなチューブ型で簡単な切開手術で目に埋め込み、失明につながる症状悪化を抑える。手術時間を約15分と従来より大幅に短縮した。年内に売り出す欧州を皮切りに米国でも投入。高齢者が多い患者の負担が小さい強みを生かし、年5000億円以上とされる成長市場で競合に対抗する。

緑内障は点眼剤による治療が一般的だが、症状が悪化した場合、眼内にたまった体液を排出して眼圧を下げる手術が必要になる。眼球の壁に穴を開ける手法や体液の排出路をつくる切除手術などがあるが、手術の時間が1~2時間ほどかかり患者の負担が重かった。

治療器具「マイクロシャント」は針のような形状で長さは8.5ミリメートル。切開部分が小さく手術時間も15分以下で済むという。安全性に配慮して心臓血管手術などに使う管状チューブと同じ生体適合性材料を採用した。

このほど欧州で製造販売許可を取得した。年内にも販売を始める。米国では治療効果を確かめる臨床試験を始めており、2020年の販売をめざす。日本でも販売を検討する。

世界では7000万人以上の患者がいるとされる。高齢化で今後も増える見通し。参天製薬は「点眼剤など治療薬と合わせて販売し収益の柱にする」(黒川社長)。

参天製薬の主力の緑内障向け治療薬は、連結売上高の約4分の1を占める。現在は眼科用医薬品で世界5位だが「20年までに3位に引き上げる」(同)。このため企業買収などで製品強化や販路拡大に取り組んでいる。

14年には製薬世界最大手の米メルクから6億ドルで眼科用医薬品事業を買収。米国を除く日本、欧州、アジア太平洋地域でメルクの製品を販売・製造する権利を得た。緑内障の治療器具も16年に買収した米インフォーカスが開発した。メルクから得た販売網を活用して市場を開拓する


久光製薬、16年度改定で湿布の処方を制限検討(2)(15.12.4日経)
政府が2016年度の診療報酬改定にあわせて検討している医療費の抑制策が明らかになった。医師が処方する湿布を制限するほか、胃瘻(いろう)の高齢者ら向けの栄養剤の安易な投与も抑える。年末までに改革案を詰める。

湿布の処方では、1回当たりの枚数に制限を設けるほか、必要性が低いとみられる患者への処方を公的保険の対象から外す案がある。市販の湿布を買うと全額が自己負担だが、医師が処方すれば負担は原則3割なので、もらいすぎて使い残す例も多いとされている。


武田、米で血液がん新薬の販売許可取得(13)(15.11.22日経)
武田薬品は21日、血液がんの新薬「イキサゾミブ」の販売許可を米FDAから取得したと発表した。武田薬品は同じ血液がんの主力薬「ベルケイド」を持つが、2017年末までに特許が切れる。承認を受け、イキサゾミブを売上高1千億円超の次の主力薬とする。

イキサゾミブは再発を繰り返す多発性骨髄腫の治療薬で、08年に買収した米ミレニアムが開発した。現在の主力薬のベルケイドは通院が必要な注射薬なのに対し、イキサゾミブは週1回服用するカプセル薬でより使いやすくなるという。


大塚HD、統合失調症薬の後継品が米で承認(3)(15.7.12日経)
大塚HDは11日、統合失調症などの治療薬「レキサルティ」が米国で承認されたと発表した。8月に発売する。4月に米国で特許が切れた統合失調症の大型薬「エビリファイ」の後継品という位置づけで、デンマークの新薬メーカー、ルンドベックと共同で拡販する。

エビリファイは売上高の約4割を占める。特許切れを受けて、すでに後発薬が承認されており、収益減は避けられない見通しだ。レキサルティを拡販することで業績の落ち込みを防ぐ。


大塚HD看板薬、4月に北米で特許切れ(2)(15.3.28日経)
大塚HDが正念場を迎えている。4月に看板薬「エビリファイ」の特許が北米で切れ、2015年12月期の連結営業利益は前期のほぼ半分になる見通しだ。全売上高の4割を稼ぐエビリファイのようなホームラン級の新薬を創出するのは容易でない。

エビリファイの製品売上高は14年の6542億円から、今年は2820億円へと約6割減少する見込み。特許が4月まで残る1~6月は1640億円と予想されるが、7~12月はその10分の1の160億円へと激減する見通しだ。通年で特許が切れる来期以降は、エビリファイの売上高はほぼ後発薬に取って代わられることになる。

大塚HDの経営を大黒柱として支えてきたエビリファイ。後釜はすぐには見つからない。
そこで描くのは複数の新薬を組み合わせることで売上高を穴埋めする戦略だ。エビリファイの後継品でより広い適応範囲を持つ「ブレクスピプラゾール」や、大腸がん治療薬「ロンサーフ」などの自社品に加え、経営陣が海外を飛び回って買収した製薬ベンチャーの収益貢献を見込む。

直近では13年に米創薬ベンチャーのアステックスファーマシューティカルズを約900億円で買収したほか、今年1月には約4200億円を投じて米アバニアファーマシューティカルズを買収したばかりだ。

18年末までに国内外で20超と新薬の投入ペースを高め、新薬だけで年4000億円を超える売上高を確保する。4年で連結業績を特許切れ前の水準まで回復させることを狙う。


大塚HD、米製薬を4200億円で買収(14.12.3日経)
大塚HDは2日、認知症関連の有力な新薬候補を持つ米製薬ベンチャーのアバニアファーマシューティカルズを買収すると発表した。

買収額は35億3900万ドル(約4200億円)。アバニアは13年9月期の売上高が7536万ドル(約90億円)、研究開発費の負担が重く最終損益は7547万ドル(約90億円)の赤字。

アバニアはアルツハイマー型認知症の症状を抑える薬が最終段階の臨床試験に向けて準備を進めている。2011年には人前で突然泣き出すなど自分の感情がコントロールできなくなる症状を治療する世界初の薬も発売するなど、神経に関わる病気の治療薬を得意としている。

大塚製薬は世界で5700億円を売り上げている精神疾患の治療薬「エビリファイ」が来春以降、米国などで特許が切れる。先行きの減収を補う新薬候補の獲得が必要になっている。


武田、大型薬の空白解消へ(12)(14.11.1日経)
武田のクリストフ・ウェバー社長は、6月に米欧で発売した潰瘍性大腸炎などの治療薬「エンティヴィオ」について、数年内に「世界市場で年間2000億円以上の売上高になる」と、見通しを示した。エンティヴィオは潰瘍性大腸炎のほか、消化管全体に現れる炎症性疾患のクローン病の双方に適応するのが特徴だ。炎症性の腸疾患は完治しにくく、従来の治療で効果が持続しない患者への有効性が医療現場で評価され、6月の発売以降、既に63億円を売り上げた。

開発中の新薬候補の中で、多発性骨髄腫の治療に使う「イグザゾミブ」も「革新性があり、ポテンシャルが高い」と強調。がん細胞の増殖を抑える働きがあり、注射剤でなく経口薬のため、投与がしやすくなるとみている。15年に日米欧で販売承認を申請する見通しで「おそらく年間1000億円以上に達するだろう」と期待を示した。

武田は6年前には年間で計1兆円を稼いでいた主力4製品のすべてが既に特許切れで、大型薬の空白が続いていた。

一方、米ルイジアナ州の連邦地裁では糖尿病治療薬の副作用を巡る製造物責任訴訟で、陪審が武田に60億ドル(約6500億円)の懲罰的賠償金支払いを求めていたが、判事が10月末、2765万ドル(約30億円)に大幅減額した。


参天製薬、米メルクの眼科用医薬品事業買収(14.5.14日経)
参天製薬は13日、医薬品世界大手の米メルクの眼科用医薬品事業を買収すると発表した。米国を除く日本、欧州、アジア太平洋地域での製造販売の権利などが対象で、取得金額は約6億ドル。今回の買収で現在18%程度の海外売上高比率が16年3月期には30%にまで高まる見通し。

メルクから取得するのは緑内障などの治療薬で合計9商品。製造販売権のほか、特許や商標などすべての資産を取得。対象となる市場はアジアや欧州を中心に72カ国・地域。今後2~5年程度はメルクから商品の供給を受ける。各国の規制当局から必要な承認を受けて今年末までに販売を始める。

参天はこれまでも日本でメルクの商品を販売したり、メルクに対して自社の治療薬を供給するなど提携関係にあった。今回買収する事業は年間売上高で約4億ドル。参天が供給している売上高分を差し引くと、単純計算で280億円程度売上高が増える。


エーザイ、内藤社長に聞いた(8)(14.5.4日経)

(新薬の事業戦略について)
4本柱がようやく育ってきた。1つは肥満症治療薬。てんかん治療薬も1月に米国で発売した。乳がん治療薬、甲状腺がん治療薬の発売も予定している。これらの製品を中心に2018年度にこれら新薬だけで2850億円の売り上げを目指す。


アステラス製薬、欧米で新薬販売好調(5)(14.4.22日経)
アステラス製薬の2014年3月期は、連結営業利益が前の期比14%増の1750億円程度となったようだ。

米国で主力だった免疫抑制剤「プログラフ」の特許が08年に、排尿障害改善剤「ハルナール」の特許が09年にそれぞれ切れた。後発薬にシェアを奪われ、営業利益は08年3月期をピークに減ったが、その後は新薬の売り上げ増が貢献。11年3月期を底に、再び業績が上向いている。

(米国)12年に投入した前立腺がん治療剤イクスタンジの売上高が400億円超と前の期比3倍以上に増えたもよう。「ベシケア」「ベタニス」など過活動ぼうこう治療剤の売り上げも伸びた。

(欧州)イクスタンジを昨年発売。円安の押し上げ効果もあり、欧米ともに増収を確保した。

(国内)売上高はほぼ横ばい。特許が切れた高脂血症治療剤「リピトール」は振るわなかった半面、ベタニスなど自社開発製品が下支えした。


武田、糖尿病薬「アクトス」で6200億円の賠償金(11)(14.4.8ブルームバーグ)
武田が糖尿病治療薬「アクトス」に関連するがんリスクを隠していたとして、米国の男性が起こしていた訴訟で、ルイジアナ州ラファイエットの連邦地裁の陪審は7日、武田に60億ドル(約6200億円)の懲罰的損害賠償金の支払い義務があると認定した。

アクトスをめぐり米連邦裁判所で判断が下ったのはこれが初めて。陪審は武田のパートナーである米イーライ・リリーに対しても、30億ドルの懲罰的賠償金支払いを認定した。

弁護士はこの日の最終弁論で、アクトスとぼうこうがんの関連性を示す研究結果について、武田が7年以上も具体的な警告を提供するのを怠ったことは偶然や過失ではないと述べた。

アクトスをめぐってはカリフォルニア州とメリーランド州の州裁判所の陪審が昨年、武田に総額820万ドルの損害賠償支払い義務があると認定したが、両裁判所の判事はいずれも評決を無効とした。また、ラスベガスの州裁判所の陪審は今年、武田がアクトスのリスクを消費者に適切に警告していなかったとする原告の主張を退けた。


第一三共、ランバクシーを実質売却(5)(14.4.7日経夕刊)
第一三共はインドの後発薬子会社ランバクシーを同国最大手サン・ファーマシュティカルに株式交換方式で売却すると発表した。2008年に約5千億円で買収したランバクシーだが品質問題で最大市場の米国に輸出できなくなっていた。サン・ファーマ(売上高約1932億円)への出資比率は約9%になる。


ツムラ、生薬国内栽培増やす(14.3.7日経)
ツムラは2020年をめどに生薬を栽培する農地を3倍に広げる。北海道での栽培面積を最大で3倍強の1千万平方メートルに広げる。JA道央など生薬の生産者団体に鼻づまりを改善するセンキュウや解熱のソヨウなどの生産を委託し、全量を買い取る。

漢方薬は主に植物の根や葉を加工した生薬を組み合わせてつくる。西洋医学を中心に学んだ医師も漢方薬を選ぶ例が増えている。漢方薬市場のうち医師が処方する医薬品は、12年度に1312億円と5年前に比べ3割伸びている

日本は生薬の8割を中国からの輸入に依存している。


第一三共インド原薬製造工場、米FDAから問題ありの通知(4)(14.1.15日経)
第一三共は14日、子会社のランバクシーの原薬製造工場(トアンサ工場)が米FDAから生産工程などに何らかの問題があることを指摘する内容の通知を受けたと発表した。通知を受けた工場は4カ所目になる。

FDAの通知は製品や生産面の問題があったり法律違反があったりした場合に出す。ランバクシーは指摘を受けた点について今後15日以内に改善策を提出する予定。

第一三共は(ランバクシーの3工場が米国への禁輸措置を受けているため)米国向けの後発薬は米オーム工場での生産に頼っているが、原薬はトアンサ工場から供給を受けている。トアンサ工場が禁輸措置を受けた場合、米国工場での後発薬の生産にも大きな影響が出るおそれがある。


武田、糖尿病の新薬候補開発中止(10)(13.12.28日経)
武田薬品は27日、糖尿病治療薬の新薬候補「TAK875(一般名ファシグリファム)」の開発を中止すると発表。次世代の糖尿病薬として2015年度以降の発売を予定し、発売されれば年商2000億円規模の大型新薬になるとみられていた。

最終臨床試験で一部の患者から肝機能の低下につながる可能性のあるデータが見つかり、肝臓専門の学者5人で構成する独立委員会がそのリスクを指摘したため開発中止を決めた。


エーザイ、てんかん薬を米で発売(7)(13.12.27日経)
エーザイは来年1月にてんかん治療薬「ファイコンパ(一般名ペランパネル)」を米国で発売する。ほかの薬との併用ができ、てんかん患者の発作を起きにくくする効果が見込める。

日本でも2014年度に承認を申請する予定。欧州でも販売国を増やす。2020年に全世界で1000億円規模を目指し、てんかん治療薬の分野で先行するベルギーのUCB社に対抗する。

てんかんの患者は全世界で5000万人いるとされる。ほとんどの患者が複数の薬を組み合わせているが、発作を十分に抑えられないケースが多かった。

エーザイはアルツハイマー型認知症治療薬「アリセプト」や、抗潰瘍薬「パリエット」という売上高が年間1000億円を超える大型新薬の特許が切れ、収益の悪化に直面している。14年はファイコンパの米での販売を強化することで、収益改善につなげる。


第一三共、脳卒中予防薬を次の柱に(3)(13.11.20日経)
第一三共は2014年度にも脳卒中などを防ぐ効果が見込める「抗凝固剤」の新薬「エドキサバン」を発売する。今年度中に日米欧で承認申請する。

「エドキサバン」は脳卒中などのリスクを既存薬よりも下げられるという。同社の中山社長は「いずれ大型新薬になる可能性は高い」と強調。売上1000億円の達成時期について「できるだけ早くしたい」とし、18年3月期にも大型新薬にする考えを示した。

第一三共では、日米欧で販売する主力の高血圧治療薬「オルメサルタン」の特許切れが16年から始まり、収益悪化が懸念される。これをカバーする新たな柱が必要となっていた。

抗凝固剤では既に米ブリストル・マイヤーズスクイブと米ファイザー、独バイエルなどが新薬を発売している。第一三共は飲みやすさと安全性を打ち出して先行する外資に対抗、市場を開拓する。


アステラス製薬、新薬の開発が順調(4)(13.9.19日経)
アステラス製薬の畑中好彦社長は、中期経営計画で掲げた2015年3月期の営業利益2260億円について「1年程度の遅れが出る」との見通しを明らかにした。研究開発費が当初想定より増えるほか、後発医薬品にシェアを奪われているが「新製品の売上高は順調に伸びている」と話した。

ただ、アステラスは製薬大手の中で、いち早く主力製品の特許切れに伴う収益の落ち込みから抜け出している。新薬の開発が順調で、過活動ぼうこう治療剤や、前立腺がん治療剤の発売が収益を押し上げる。連結営業利益は11年3月期の1191億円を底に、今期と来期もともに利益を伸ばす見通しだ。

今後の研究開発は、外部の企業などとの連携を強める方針だ。「自社開発にこだわって発売が遅れるよりも、早く発売するほうが利益を最大化できる」という。


第一三共インド工場、米再び輸出禁止警告(2)(13.9.18日経)
第一三共子会社でインド後発薬大手のランバクシー・ラボラトリーズは17日、米FDAからインドのモハリ工場での米国向け薬品の輸出を禁止するとの警告を受けたことを明らかにした。具体的な違反内容は明らかにしていない。

モハリ工場はランバクシーの最新鋭の施設。米国向けの高血圧症や脂質異常症の後発薬の生産・輸出拠点として位置付けていたが、現在は米国に輸出していないという。ランバクシーは米ニュージャージー州にも工場をもっていることなどから「短期的な収益の影響は小さい」としている。

ランバクシーは08年に第一三共の傘下に入る手続きの途中で、FDAからパオンタ・サヒブとデワス両工場の米国への禁輸措置が実施された。2工場への措置については今年5月に米政府などと約5億ドル(約500億円)の和解金の支払いでは合意している。約5年を費やして和解にこぎ着けたにもかかわらず、再び別の工場で警告を受けてランバクシーは生産体制の再構築を迫られる。


武田のアクトス(9)(12.7.31日経)
2012年4~6月期のアクトスの売上高は558億円と40%落ち込んだ。8月に米国で後発薬が発売となる見通しで、通期でも66%減収を見込む。


エーザイ(6)(12.7.28日経)
エーザイは自社開発の抗てんかん薬「ファイコンパ(一般名ペランパネル)」が欧州の審査当局から販売承認を取得したと発表した。まず英国で発売し、今年度中に欧州6か国での発売を目指す。2015年度までに世界で年間500億円程度を売り上げる大型薬に育てる。


久光製薬(12.7.11日経)
(2012年3~5月期)

連結経常利益が前年同期比15%減の66億円だった。4月の薬価引き下げが15億円程度の減益要因となった。


武田薬品(8)(12.5.29日経)
武田は28日、高血圧の治療薬「アジルバ」一般名アジルサルタンを国内で発売したと発表した。同社がすでに販売している「ブロプレス」よりも血圧を下げる効果が強いことを臨床試験で確認している。2012年度は35億円の売上高を目指す。

ブロプレスの国内特許は14年に切れ、後発薬が発売される見通し。武田はアジルバを拡販し、高血圧薬事業の収益拡大を狙う。武田によれば日本には高血圧患者が約4000万人いるが、半数以上が十分な治療を受けていないとみられるという。


武田薬品のアクトス(7)(12.4.12日経)
糖尿病薬「アクトス」の後発薬発売が米国で8月に迫っている。アクトスは11年度の世界売上高見通しが3170億円。同社の連結売上高の約2割を稼ぎ出す主力薬だ。このうち2610億円を米国や南米などの米州市場が占める。

米国では後発医薬品が発売されると新薬からの切り替えが一斉に起き、売上高が急減する。例えばエーザイの認知症薬「アリセプト」は特許切れに伴い、今年度の米国売上高が前年度よりも約9割減る見通しだ。


製薬大手5社の薬価改定による来期の減収額(12.3.23日経)

     (平均引下げ率) (減収額)
エーザイ   11%    374億円
武田     5.7%   344億円
アステラス   6%    327億円
第一三共   6.5%   275億円
大塚HD   3.5%   117億円


エーザイ(5)(12.3.6日経)
(4月1日実施の2012年度薬価改定による同社製品の引下げ率)

1)胃潰瘍治療薬「パリエット」は15.3%引き下げ
2)認知症薬「アリセプト」は16.7%引き下げ


エーザイ(4)(12.2.3日経)
(11年4~12月期)
主力製品のアルツハイマー型認知症治療薬「アリセプト」は特許切れが響き、米国での売上高が約93%減の94億円に減少。日本では13%増えたが世界全体で半減した。


武田薬品、主力高血圧薬の後継品日欧でも発売(6)(11.12.18日経)
武田は主力製品の高血圧薬「ブロプレス」の後継品に当たる医療用医薬品を、欧州と日本で発売する。米国ではすでに売り出しており、世界市場での販売体制が整う。ブロプレスは世界売上高が2000億円強の大型製品だが2012年以降、各国で特許が切れる。後継薬は将来的に数百億円の売上高を見込み、収益のマイナス影響を緩和する役割を担う。後継薬「イダ―ビ」はブロプレスよりも血圧を下げる効果が見込める。


アステラス製薬(3)(11.9.16日経)
アステラス製薬は、今後の主力製品の一つと位置付ける頻尿などの治療薬「ベタニス(一般名ミラべグロン)」を16日に国内で発売すると発表した。ぼうこうの筋肉を緩めて尿をためられる量を増やす医療用医薬品で、頻尿や尿失禁などの症状を改善する。

今夏には欧米で販売許可を申請しており、12年度中にも発売できる見通し。中国や韓国、インドなどのアジアでも最終段階の臨床試験を進めている。14年度には約500億円の世界売上高を目指す。

同社は臓器移植などに使う免疫抑制剤「プログラフ」や排尿障害改善薬「ハルナール」が主力製品だが、これらの薬は特許切れに伴って後発医薬品との競合が激しくなり、苦戦している。


富士フィルム(11.7.28日経)
富士フィルムグループは08年に製薬中堅の富山化学工業を買収。今年3月末には米メルクからバイオ医薬品の製造事業を買収した。内視鏡や画像診断システムなど医療機器事業も手がけ、今回のインド後発薬2位のDRL社との提携(日本で後発薬の合弁事業)で新薬開発から後発薬まで医療関連事業の一環体制を固める。

11年3月期で2677億円の医薬・医療機器部門の売り上げを10年後に1.5兆円に引き上げ、事務機事業と並ぶ収益の柱に育てる考え。


武田薬品のアクトス、独でも処方停止(5)(11.6.15日経)
武田薬品のアクトスの処方がフランスに続き、ドイツでも制限されている。独当局の指示はフランスと同じ内容。欧州連合で医薬品の認可に当たる欧州医薬品庁は20~23日に今後の対応を決める会議を開く。


武田薬品のアクトス、仏で新規処方停止(4)(11.6.11日経)
主力の糖尿病治療薬「アクトス」がフランスで新たな処方ができなくなっている。仏行政当局が「アクトス服用でぼうこうがんの発症リスクがわずかに高まる」との調査結果をもとに、糖尿病患者へ新たに処方しないように武田の仏子会社へ指示した。一方で服用中の患者には「医師と相談せずに服用をやめるべきではない」とした。

現時点で他の主要国で処方停止の動きは出ていない模様。


武田薬品(3)(11.5.12日経)
武田はスイスの製薬大手ナイコメッド(非上場企業)を買収することで大筋合意した。約1兆円を投じて発行済み株式全てを取得する。

ナイコメッドは呼吸器分野などの医療用医薬品や、後発医薬品が主力。2010年の売上高は32億ドルで、約4割をロシアや中南米、アジアなどの新興国から得ていることが特徴。新興国で営業基盤を確立することが主な狙いだ。


エーザイ(3)(11.1.27日経)
25日に重症敗血症治療薬の新薬候補「エリトラン」の承認申請を日米欧で延期すると発表。最終段階に当る第3相臨床試験で、目指した結果を達成できなかった。現在治験データを詳細に解析しており、その結果をみながら4月以降の開発方針を決める。
エリトランについては、主力製品の認知症薬「アリセプト」の米国特許切れによる業績への影響を補う役割を期待する株式市場関係者も多かった。


アステラス製薬(2)(10.9.14日経)
年内に国内で前立腺がん治療薬「デガレリクス」の承認を申請する。
発売になればアステラスが国内で出す初めての抗がん剤になる。
デガレリクスはスイスの製薬会社、フェリングから日本での開発・販売権を取得した。
欧米ではフェリングが発売済み。
国内の前立腺がん薬は武田の「リュープリン」が売り上げトップだが、デガレリクスは作用の仕組みが違うため、一定の需要を見込む。


第一三共(10.8.18日経)
08年に約4000億円を投じて買収したインドの後発薬メーカー、ランバクシー(09年度売上高1467億円)は4~6月期決算でも前年同期比で2割増収になり、営業損益も黒字に転換。
だが米食品医薬品局(FDA)からインドの2工場の品質管理の不備を指摘された問題は未解決で、2工場から米国への禁輸措置が続く。

昨年5月の創業家出身経営者の突然の退任に続き、後任社長も経営方針の違いを理由に今月19日付で退く。
安定した経営体制作りが喫緊の課題だ。


エーザイ(2)(10.7.21日経)
エーザイはインドに建設した新工場でアルツハイマー型認知症治療薬「アリセプト」の生産を始め、7月中にインド国内向けに出荷を始める。
工場の品質管理体制について各国の医薬品当局の承認を受け、2011年にも日米欧に輸出を始める。
国内の製薬大手が主力医薬品を新興国で生産するのは初めて。
インドでの生産コストは先進国の2分の1弱とみられる。

アリセプトは今年11月の米国を皮切りに、12年にかけて日欧でも特許が切れる。
現在は岐阜県と米ノースカロライナで生産しているが、段階的にインド生産に切り替えコスト競争力を高める。
米国で13年に特許が切れる抗かいよう薬「パリエット」もインド生産する見通しだ。

アリセプトはエーザイの全売上高の4割、パリエットは2割を占める。


アステラス製薬(10.5.18日経)
アステラス製薬は17日、米OSIファーマシューティカルズを買収することで同社と合意した。
2010年前後から生活習慣病向け大型薬などの特許切れが相次ぐのに対応。
OSIの肺がん治療薬を取り込む一方、同社が持つ有望な新薬候補群を生かして長期的な業績回復へのきっかけとする戦略だ。

買収額は40億ドル(約3700億円)。
OSIの肺がん治療薬「タルセバ」の世界販売額は年間1000億円を超え、特許も最大市場の米国で2018年まで続く。
ただタルセバの販売はスイスのロシュグループに頼っており、OSIの08年のタルセバ関連の売上は約300億円にとどまる。

短期的な収益貢献にもまして、アステラスが期待しているとみられるのが治験の最終段階にある副腎皮質がんの治療薬のほか、大腸がんや胃がんなど7種のがんを対象とする潜在性の高い新薬候補(治験は初期段階)。


武田薬品(2)(10.5.13日経)
武田は2011年3月期の連結純利益が前期比26%減の2200億円になる見通しだと発表した。
売上高は4%減の1.4兆円。
米国で09年11月に特許切れした抗潰瘍薬「プレバシド」に割安な後発薬が登場し、800億円の減収要因となる。

中期経営計画では最終年度の13年3月期に売上高が09年3月期比9%減の1.33兆円、純利益が同33%減の2000億円となる見通しを出した。
売上高の2割を稼ぐ糖尿病薬「アクトス」の後発薬が12年8月に米国で発売されることを想定している。
米国などで人員を約1割削減する方針を掲げた。


武田薬品(10.4.15&17日経)
(2010年3月期)
・09年11月に米国で特許が切れた抗かいよう薬「プレバシド」は割安な後発薬に押され、現地通貨ベースの売上高が3割落ち込んだ。

(2011年3月期)
・「プレバシド」の特許切れの影響が年間を通じて出てくる。
・11年1月には糖尿病治療薬「アクトス」の米国での特許が切れる。

(新薬)
下記5品目について厚労省から製造販売承認を取得したと16日に発表した。
国内では5年ぶりの新薬投入となる。
薬価が決まり次第、売り出す計画。

(1)「べクティビックス」 大腸がん向け抗がん剤
(2)「ロゼロム」 不眠症治療薬
(3)「ネシーナ」 糖尿病治療薬
(4)「メタクト」 糖尿病治療薬
(5)「ユニシア」 高血圧治療薬

*(1)~(3)は国内でまだ発売されていない新規成分、(4)と(5)はすでにある有効成分を組み合わせて1錠にした配合剤。



エーザイ(10.3.21日経)
売上高約3000億円の認知症薬「アリセプト」及び約1500億円の抗潰瘍薬「パリエット」が今年から13年にかけて日米欧で順次特許切れとなる。
同社の連結売上高の約6割をこの主力2製品が占めている。

(エーザイ内藤社長の話)
・対策として、次を担う新薬を準備している。日米欧で、まず乳がんの抗がん剤「エリブリン」の販売承認を今月末めどに同時に申請する。新分野で潜在需要が大きい重症敗血症治療薬「エリトラン」も4~6月めどに申請する。2製品は将来、年間売上高1000億円以上を期待できる大型薬だ。両製品とも10年度中に発売したい。

・アリセプトでは従来より薬効成分量を増やした改良品「SR」の承認を米国で昨年9月に申請した。パリエットの改良品「アシフェックスER」も3月末をめどに承認申請する。ともに10年度中の発売を見込んでいる。新薬ではないが、承認を得れば当社だけが独占的に3年間販売できる。SR,ERがそれぞれ年数百億円以上を売り上げれば、当社は特許切れの問題を乗り切れる。

・インドや中国などの市場を本格的に開拓していく。
薬は同じ製品でも国によって薬価など販売価格が違う。
当社は昨年インドに新工場を設けたが、製造設備は高価な日本製は1台も取り寄せず、インドを中心に安い機械を調達した。新興国でビジネスを伸ばすため、全く新しい発想で抜本的に製造コストを見直す。

・当社も抗がん剤に強い米バイオベンチャー、MGIファーマを08年に約4000億円で買収するなど(M&Aに)積極的だ。買収で一気に製品群や営業網を獲得し、従来ほとんどなかった抗がん剤関連の米国売上高は09年4~12月期で6億ドルまで増えた。成長につながるM&Aは今後も手がけたい。


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