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投資家モーちゃん日記【株の適正値】

精密機器

個別企業の特徴・経営方針など
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マニー、世界が注目輝く地方企業 (18.7.12日経)
栃木県宇都宮市郊外。工場団地の一角に世界の医師が愛用するブランド「MANI(マニー)」の看板を掲げた工場がたたずむ。米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やスイスのノバルティスグループと世界で真っ向勝負するマニーの本社工場だ。白内障手術向けの眼科ナイフ、歯の神経を除去する精密ドリル、外科手術用の縫合針など主要製品がそろって世界シェア1、2位を握るというグローバルニッチトップの代表銘柄だ。

同社株を保有するレオス・キャピタルワークスは「世界的な長寿化傾向で、目と歯をメンテナンスする需要は確実に拡大する」(栗岡シニア・アナリスト)と投資の理由を説明する。新興国では所得の向上が進み、医療ニーズが拡大する。

世界の巨人たちと互角以上に戦える理由は、徹底した品質へのこだわりがある。同社は研究開発で「世界一の品質以外は目指さない」と定める。マニーは1961年、それまで鉄製でさびやすかった縫合針のステンレス化に世界で初めて成功した。それ以来、原料である硬質ステンレス線材の加工技術を磨き続け、誰にも負けない鋭い切れ味や刺しやすさを実現してきた。

手術の結果を左右する切れ味は手術器具の生命線だ。1万2千種もある縫合針など多品種の製品を人の目で全数検査し、品質を保つ。針やナイフの性能が低ければ、医師による手術のしにくさだけでなく、手術後の患者の回復度合いにも影響する。「道具へのこだわりが非常に強い日本の医師に認められる製品しか売らない」。高井社長はこう言い切る。

マニーは独自の加工を加え、粘り強さと硬さを両立したステンレスを自社開発した。それでも売上高に占める材料費は約6%にすぎない。これを独自のノウハウで縫合針やナイフに加工し、6割の売上高総利益率を実現する。

半面、地道に生産効率を高めるカイゼン活動は手薄だった。針やナイフの生産には人手が必要だ。90年代半ばにベトナムに生産を移管したが、ベトナム工場は7期にわたり増設を繰り返してきたため、工場内は乱雑だった。昨年秋、3万5千平方メートルの第2工場を建設し、生産工程の整理に乗り出した。

「製造装置はここに配置しましょう」。ベトナム工場ではベトナム人従業員が日本語で生産効率化を議論する。生産技術の確立まで現地に権限委譲し、現場発のカイゼン活動を促すために報奨や表彰の制度も設けた。

一方、宇都宮工場は研究開発に特化する。「ベトナムの人件費は製造原価に、日本の人件費は販管費と明確に切り分ける」(高井社長)。地道なカイゼンと新製品の組み合わせで利益率を高める。前期の売上高営業利益率は25%。中期的には「35%への回復がみえてきた」(高井社長)。

新興国での販売戦略も見直しの最中だ。現地の販売代理店任せだった歯科器具は、マニー・ブランドのコピー商品がはびこっていた。コピー商品対策のため、ホログラムを箱に貼り付けた。ベトナム、中国、インドでは販売子会社を設立し、マニーの従業員が有力な医師を訪ね歩いてコピー商品の危険性を説いて回った。モグラたたきの状況はいまもなお続いているが、コピー商品の流通量は確実に減っている。

こうした取り組みは短期的にはコストはかさむが、長期ではブランド力の向上につながる。鎌倉投信の新井資産運用部長はマニーについて「目先の成長ではなく長い時間軸で経営しており、持続的な成長が期待できる」と話している。


富士フィルム、武田の試薬子会社買収へ(2)(16.11.3日経)
富士フイルムは武田薬品傘下の試薬大手、和光純薬工業を買収する。買収総額は2千億円規模になる見通しで、武田と最終調整に入った。和光が持つ再生医療の研究開発に必要な技術などを取り込み、機器や創薬とともに医療事業を広げる。

武田は和光の株式の約7割を持つ。10月に実施した最終入札には富士フイルムと日立化成、米投資ファンドのカーライル・グループの3陣営が応札していた。武田は優先交渉先を富士フイルムとする方針を関係先に伝え始めた。月内にも基本合意し、2016年度中の手続き完了をめざす。

和光は研究用試薬の国内最大手で、2015年度の売上高は約800億円。難病治療のカギを握る胚性幹細胞(ES細胞)やiPS細胞の培養に使う試薬など有望技術を持っている。

富士フイルムは既に和光株の10%弱を持つ第2位株主。武田は提示額に加え、富士フイルムと和光が技術協力したり、医薬品の販路を相互利用したりすることなどで相乗効果を引き出しやすいと判断した。

富士フイルムは今回の買収で和光のノウハウを生かした創薬やがん診断、新興国の検査薬市場開拓も進められるとみている。富士フイルムのヘルスケア部門の売上高(16年3月期)は約4200億円で全体の2割近くを占める。


テルモ、米脳血管医療機器メーカー買収(14)(16.6.14日経)
テルモは米国の脳血管医療機器メーカーを買収する。脳動脈瘤をカテーテルを通じて血管から治療する器具を開発する企業で、買収額は約400億円。カテーテルを使った脳血管手術は患者への負担が小さく年率10%のペースで市場が伸びている。テルモは同領域の世界シェアで16%と3位グループにあるが、買収をてこに首位を目指す。

米子会社を通じて買収するのはシークエント・メディカル(カリフォルニア州)。同社の全株式を取得する。買収手続きは7月に完了する見通しだ。

07年設立のシークエント社は脳動脈瘤治療の次世代機器を開発・販売する企業で、欧州で10年に同機器の製造販売の承認を取得している。すでに3000症例に使われた実績がある。米国では臨床試験を実施中だ。数年後には米国での承認取得も目指している。

機器はニッケルチタン製でメッシュ状の形をしている。太ももからカテーテルで脳の血管まで運び、こぶの中で広げて詰める仕組み。血流が流れ込まなくなり、破裂するのを防ぐ。世界でもシークエント社が先行している技術という。

脳動脈瘤の治療では主に、手術で頭を開きクリップでこぶをはさんで破裂しないようにする方法と、カテーテルを挿入してこぶの中にコイルを詰める方法の2種類がある。テルモはコイルを使った方式で06年に同コイルを開発・製造する米マイクロベンション(カリフォルニア州)を買収して、脳血管治療領域に本格参入した。

コイルによる治療もカテーテルで血管内から治療するため身体負担は小さいが、複数回に分けて詰める手間が必要で、手術に2~3時間かかるのが一般的だった。今回の買収を通じて、メッシュ状の器具を使えるようになれば、血管内で1回膨らますだけで済み、手術に必要な時間も1時間以内に抑えられるという。

開頭手術が必要ない治療法は、患者への身体の負担を小さくできる。入院日数も減らせ、医療費削減の効果も見込める。

シークエント社を取り込み、次世代機器を製品群に加えてメドトロニック(アイルランド)など首位グループを追う。脳血管治療機器の世界市場は毎年10%近く伸び、15年は22億ドル(約2400億円)規模とみられる。医療機器の中でも成長分野の1つ。将来的にはマイクロベンションとシークエント社を統合し、脳血管治療の開発体制を強化する計画だ。


テルモ、心臓の再生医療を事業化(13)(14.10.31日経)
テルモは心不全患者の心臓の再生医療を事業化する。患者の細胞を培養して心臓に貼り、機能の回復を促す。自身の細胞を使うため、拒否反応の危険性が低い。安全性などの審査には約1年間かかる見通し。

心臓の再生にはシート状に培養した患者の細胞を使う。細胞シートの製造や販売に必要な承認を30日に厚生労働省に申請した。心筋梗塞などを起こした重症心不全の患者に、心臓回復の手段を提供する。細胞シートを使う心臓の再生医療は世界で初めてとなる見通し。

治療では医師が患者の脚から筋肉組織を採取し、テルモの施設で筋肉に変化する細胞を取り出して培養する。約1カ月かけて細胞を直径5センチ程度の薄い円形のシート状に形作り、病院に送る。

心不全患者の心臓は一部分の機能が低下し、血液を送り出す力が落ちている。シートを心臓の傷んだ部分に貼り付けると細胞が心臓に働きかけて新たな血管が作られ、機能が回復する。

国内には心不全の患者が約20万人いるとされる。うち数千人は重症で、将来は人工心臓や心臓移植手術が必要になる可能性がある。テルモの技術を使えば重症化を避け、改善させられる。

基盤技術は大阪大学の澤芳樹教授らが開発した。これまで大阪大学で臨床研究として約20人の患者が細胞シートを使い、大部分で症状が改善した。テルモが事業化した後は複数の医療機関で治療を受けられる。

再生医療の手段にはiPS細胞もあるが、iPS細胞は大量に培養する技術などが確立しておらず、実用化にはまだ時間がかかる。


テルモ、中国の血液バッグ生産撤退(12)(14.9.4日経)
テルモは3日、中国吉林省長春の血液バッグ生産工場を閉鎖すると発表。血液バッグの生産はインドやベトナムの工場に集約する。グローバルに生産体制を見直し、血液関連事業の収益性改善を狙う。

血液バッグは献血などで集めた血液をためる柔らかいプラスチック製の使い捨て容器。血をそのまま保存する全血血液用と、血液に含まれる特定の成分の保存に使う成分血液用の2種類がある。

長春の工場では中国国内やアジア向けに全血血液用の血液バッグを生産してきた。テルモによると、中国ではここ数年、現地メーカーの参入などを背景に価格競争が激しくなり、採算が悪化していたという。

中国では今後、米国の工場で生産する成分採血用の機器や血液バッグなどを輸入販売に軸足を置く方針。浙江省杭州にある工場での輸液関連製品などの生産は従来通り継続する。


テルモ、樹脂製ステント開発で仏ベンチャーと提携(11)(14.3.14日経)
テルモはフランスの医療機器開発ベンチャーART社と、ステント(血管の中に挿入する網目状の筒)の共同開発で提携した。ARTは柔らかく、血管の形状に合う製品をつくる技術を持つ。

開発が軌道に乗れば完全子会社にする方針だ。買収額は150億円規模になるとみられる。2017年にも欧州市場で新製品を投入し、その後、日本や米国でも発売する。

ステントは金属製が主流で、表面に塗られた薬剤が溶け出して血管が詰まるのを防ぐタイプが多い。金属製は治療後も体内に残るため、その部分で再び血液が詰まらないようにする薬を長期間飲み続ける必要がある。同じ箇所で再発すると再びステントを入れられない欠点もあった。

テルモとARTは体に負担が少ない植物由来の樹脂を使い、挿入後一定期間たつと体内で分解・吸収されるステントを開発する。

薬剤溶出型のステントでテルモの世界シェアは現在約2%。だが、心臓病治療に使う体内で自然に分解するタイプの製品はまだ米アボット・ラボラトリーズが手掛けている程度。テルモはARTとの提携で最新技術を取り込むことでシェアを10~15%まで高めたい考えだ。


タムロン、ベトナム工場増強(2)(13.9.1日経)
タムロンはベトナム工場を増強する。2015年までに最大で60億円を投じ、デジタル一眼レフカメラの交換用レンズの生産設備を導入する。スマホより高画質の写真が撮りたい消費者が一眼カメラを購入する傾向が強まり、世界的に需要が拡大しているのに対応する。

米IDCの統計によると12年のデジタル一眼レフカメラなどレンズ交換式カメラの世界出荷台数は前年比19%増の1900万台。同社では交換用レンズの販売も高まるとみている。

増強するのは7月に稼働したベトナム・ハノイ市の拠点。レンズや金属を加工する設備を増やし、アルミニウムを酸化処理する装置も導入する方針だ。タムロンの強みである高倍率レンズの自社ブランド品を増産し、世界各地に供給する。年間生産台数は15年度に200万台以上にし、年産300万台以上を生産する中国に並ぶ拠点にする。

タムロンは15年12月期の連結売上高を12年度実績の1.5倍の1000億円に引き上げる中期経営計画を策定している。


HOYA、スマホ用カメラ部品参入(8)(13.8.1日経)
HOYAはスマホ向けのカメラ部品事業に参入する。第1弾として光学3倍のズームと手ぶれ補正機能を備えたモジュールを開発した。

HOYAはコンパクトデジカメに使うカメラ部品で約4割の世界シェアを持つ最大手。ただスマホの普及で需要が年々減少しており、スマホ向けに事業を広げて収益拡大をめざす。
同市場では韓国のサムスン電子やソニー、大立光電などが高いシェアを持つ。HOYAはセンサーやレンズ技術を持たない端末メーカーを中心に販路を開拓していく考えだ。

光学ズームを備えたスマホはあるが、光学式の手ぶれ補正機能を併せ持つ製品は現時点で量産されていない。1310万画素のモバイル機器向けのCMOSセンサーを搭載。従来に比べて暗い場所での撮影精度を4倍程度高めた

価格は現在市場で最高性能を持つ光学3倍のズームを備えたカメラ部品に比べて高くなるが、「機能面で付加価値を認めてもらえる」(同社)としている。フィリピン工場で2014年から量産を始める予定だ。

HOYAのカメラ部品などを含む映像関連製品部門の13年3月期の売上高は前年比32%減の約524億円だった。


富士フィルム(13.7.31日経)
2013年4-6月期売上高(5687億円)の内訳

事務機    47%
医療     14%
印刷システム 12%
液晶用フィルム 7%
デジカメ    4%
写真フィルム  1%
その他    17%

医療事業の売上高は18%増の797億円。液晶用フィルムは8%増の400億円。
医療と液晶フィルムなどで構成する部門の営業利益は115億円と57%増えた。


テルモ(10)(13.6.29日経)
テルモは2016年度までに順次、脳動脈瘤や、生活習慣病による足の血管狭窄(きょうさく)を治療するカテーテル(医療用細管)やステント(血管拡張器)の新製品を発売する。

特に足は曲げ伸ばしが多いため、ステントはテルモが強い心臓向けに比べ柔らかい素材を使い切開手術をせずに治す。カテーテルは開発ノウハウを持つカネカと共同で製品化する。

頭部用には開頭手術をせずに脳動脈瘤の拡大や破裂を防ぐステントを発売する。脳は心臓や足に比べ血管が細く蛇行しているため、小さく繊細なものにする。

テルモはこうした患者負担を減らせる治療機器で、16年度に12年度の6割増となる2800億円の売り上げを目指す。

カテーテルや内視鏡を使った手術は体を切り開く従来の手術に比べ患者の体への負担が少なく、切開手術に耐えられない高齢者も治療を受けることができる。入院日数を大幅に減らし、医療費削減の効果を見込める。こうした医療機器の世界市場は16年に5兆円を超える見通しだ。


HOYA、医療・生活関連を強化(7)(13.3.22日経)
HOYAの鈴木CEOは、2014年3月期にM&Aに500億円超を投じる方針を明らかにした。医療・生活関連事業を強化する方針で、内視鏡分野などで買収を検討する。「5年もかけず、税引き前利益をピークの1000億円台に戻す」方針だ。

内視鏡や眼鏡レンズ関連での企業買収のほか、直営コンタクトレンズ専門店の「アイシティ」事業を強化するため、小売店の買収も検討する。医療機関向け事業で、これまで手掛けていなかった分野のM&Aも候補だという。

M&Aを積極化するのは情報通信事業を中心とした成長戦略に陰りが出ているためだ。「情報通信事業は長い目で市場拡大は期待できない」という。

今後は新興国を中心に安定した市場拡大が見込める医療や生活関連事業を新たな成長の軸に据える。同社は眼鏡レンズで世界シェア約10%、内視鏡で約15%のシェアを持つ。白内障手術に使う眼内レンズ、人工骨にも強みがある。これらの分野をさらに強くするほか、他の医療周辺分野にも事業領域を拡大する考えだ。


HOYA(6)(12.11.17日経)
セイコーエプソンは16日、眼鏡レンズ事業の売却でHOYAと本契約を結んだと発表した。来年2月1日付で譲渡する。HOYAは開発製造拠点3カ所を取得し、約2300人の従業員も原則引き継ぐ。

また、HOYAはセイコーブランドの眼鏡レンズを販売するセイコーオプティカルプロダクツの株式50%も2014年3月末までに取得し事業を強化する。


テルモ(9)(12.7.24日経)
(2012年4~6月期)
売上高は前年同期の956億円をわずかに上回ったもよう。営業利益は前年同期比14%減の150億円程度。主力のカテーテルが海外を中心に販売好調だったが、国内の公定価格の引下げが響いた。カテーテルの生産設備を増強したベトナム工場の減価償却負担の増加なども利益を押し下げた。

カテーテルは中国で約2割伸びたほか、東南アジア、南米など新興国でも好調だった。
国内では、今年4月の公定価格の改定で年70億円程度の減収を見込む。4~6月期も15億円程度の影響があったもようだ。


テルモ(8)(12.5.10日経)
テルモはベトナムとフィリピンで血液バッグや注射器などを生産する工場を新増設する。総投資額は約150億円。新興国で注射器などの汎用品の需要が伸びる一方、血液バッグなどは先進国でも市場が拡大している。両国での生産額を現在の約200億円から15年に330億円に引き上げる。

テルモは血液バッグでは世界トップレベルのシェアを持つが、カテーテルでは米国の4社が大半のシェアを握っている。米調査機関の推計によると、10年のカテーテルの世界市場は189億ドルで、15年には261億ドルに拡大する見通し。血液バッグの10年の世界市場は32億ドルで、15年には39億ドルになるという。


タムロン(12.1.26日経)
タムロンはベトナムでデジタル一眼レフカメラ向け交換レンズを生産する。約10億円を投じて工場を新設し、2013年初めの稼動を目指す。海外の量産拠点は中国に続き、2ヵ所目。同製品の生産能力は約1.5倍に増える。アジアでのデジカメ需要増に対応する。稼動2~3年目の14~15年にはベトナムでの売上高を約200億円に増やす計画。生産台数の90%以上を中国で生産してきた。ベトナムでの生産台数は、中国の半分程度となる見通し。


テルモ(7)(12.1.19日経)
テルモは山口県に医療機器の新工場を設ける。2015年春に稼働させる予定で、総投資額は約300億円。心臓血管治療に使うカテーテルや薬剤入り注射器などを生産し、20年には売上で約300億円の生産規模を目指す。

テルモは採血用注射器などの汎用品はフィリピンやベトナムなど海外への生産移管を進める一方、高度な技術が必要な製品は国内での生産を維持する方針。カテーテル治療は身体への負担が少ないため世界的に需要が高まっており、年率10%以上の成長が期待できるという。薬剤入り注射器なども将来的に市場が拡大する見通しだ。


HOYA(5)(11.11.2日経)
HOYAの戦略は「小さな池の大きな魚」。一つ一つの市場規模は小さくてもその中で圧倒的なシェアを握ることで高利益率をあげる手法だ。11年3月期の売上高営業利益率は15%。円高で10年前(19%強)から落ち込んだものの製造業では高い。

半導体チップなどの回路原板(マスクブランクス)の世界シェアは8割強、ハードディスク駆動装置(HDD)用ガラス基板は同7割に達する。その一方で、10年に競合の外販メーカー3社中では最低のシェアにとどまっていたHDD用磁気ディスクを売却。「常に高収益体質の構築に力を入れる」(鈴木最高経営責任者)


テルモ(6)(11.7.8日経)
テルモは脳血管の治療用医療機器の生産能力を高める。南米コスタリカに12年9月稼働を目指して工場を新設(初期投資額800万ドル)。15年に同機器の売上高を現状の2倍にあたる200億円に増やす。

生産するのはカテーテルを使って脳卒中の原因となる脳動脈瘤に詰める金属製コイル。血管をクリップでつまむ従来の治療法とは異なり、外科手術をせずに治療ができるため、世界的に需要が拡大している。

同社は06年にコイル大手の米マイクロベンションを買収、同事業に参入した。現在はマイクロベンションの本社工場で全製品を生産している。


HOYA(4)(11.5.26日経)
HOYAは世界シェア8割の半導体生産部材で初の海外生産に乗り出す。半導体の生産に不可欠な原版部材「マスクブランクス」を海外生産する。用地選定に入っており、今後1年半を目安に海外生産を始める予定。

震災後に米インテルなどが「主要部材の供給を日本の1拠点(山梨県)に依存するリスクを懸念し始めた」(HOYA)。このため同社は海外生産に乗り出す方針を大口顧客に伝えた。約3割の世界シェアを持つカメラ用非球面レンズで使うガラス材料の海外生産も検討する。

海外移転で技術流出のリスクは高まり「製造コストが上がる」(HOYA)懸念もあるが、災害に強い複線の供給体制を敷いて海外需要家の不安を取り除く。


テルモ(5)(11.5.18日経)
テルモは主力の医療機器について海外生産を加速する。中国を含む新興国など海外での事業拡大に伴い、円高対策を加速するとともに国内生産への偏在リスクを低減する狙い。現在約3割の海外生産比率を2015年までに5割程度に引き上げる。中国では輸液や注射などの事業について、現地企業との提携を模索。現地仕様の生産を予定するほか、カテーテルなどについても現地生産を検討する。また、既存のベトナム工場、フィリピン工場でもそれぞれ生産拡大へ向けて設備投資を予定する。


テルモ(4)(11.3.8日経)
テルモは7日、米医療機器メーカーのカリディアンBCTを買収すると発表した。カリディアンが持つ採血技術や顧客基盤を獲得し、世界的に拡大する輸血需要の取り込みを強化する。買収額は26.25憶ドル(約2150億円)で、4~5月に買収手続きを終える予定。

テルモの手元資金は700億円弱。無借金経営を続けてきたが、今回の買収で目先は銀行から少なくとも1500億円の借り入れが必要になる。

テルモは輸血用の輸血用の血液を採取する事業を手掛けているが、2009年度の事業売上高は240億円と世界5位。カリディアンの売り上げを加えると約700億円と血液関連機器の世界シェア32%でトップになる。テルモは成分を問わず採取する器具が主力。カリディアンは成分ごとに採血する装置などを得意とする。

(コメント)カリディアンの利益がわからないので何とも言えませんが、売上460億円の会社を2150億円で買うというのはどうなんでしょうね。高い買い物に思えてなりません


タムロン(11.3.4日経)
タムロンが昨年夏に発売したデジタル一眼レフカメラ用交換レンズ「A005」。市場価格はライバルの半値の4.98万円程度。欧州主要19カ国の専門家が選ぶ最優秀賞「EISAアワード」も獲得した。利益率は従来機種の4~5倍とみられる。

低価格を可能にしたのは徹底した海外生産だ。製品の9割以上を中国で生産する。交換レンズ専門の同業が国内生産を続ける中、部材も大半を現地で調達。国内生産同様の品質を維持するため、レンズや金属など重要な工程には日本製の設備を導入。設計や加工手順も日本のノウハウを徹底的に移管した。レンズ専門メーカーでのシェアはOEMを含めて約4割に達する。

中期的な課題は中国でのコスト上昇対策など。


テルモ(3)(10.12.30日経)
テルモは町工場の岡野工業と共同開発した糖尿病患者の苦痛を和らげる「痛くない注射針」の本格輸出を11年度にも始める。

テルモの「ナノパス33」は先端ほど細く、最も細い部分が直径0.2mmしかない。通常の針は筒状の金属を引き延ばして作るのに対し、扇形の薄い板を丸めて成形する。主要工程は岡野工業で手がけるしかなく、大量生産が難しかった。ここへきて製造の自動化技術のノウハウが蓄積。05年の発売当初の10倍以上にあたる年1億本を上回る生産が可能になった。

糖尿病患者が急増している中国向けから始める方針で、同政府に販売承認を申請した。15年度の売り上げを現在の5倍の100億円規模にすることを目指す。


テルモ(2)(10.10.26日経)
・心臓や脳の細い血管の治療などに使うカテーテルの10年4-9月期の売上高は欧州や米国、アジアで2割以上(現地通貨ベースで)伸びた。
・同社の海外売上高比率は45%で、円高は収益の重荷となる。海外生産比率は3割。カテーテルはほぼ全量を国内で製造。
・日本ではカテーテルの公定価格が下がった。


テルモ(10.7.28日経)
テルモの新宅社長は、新興国での企業買収などで15年3月期に連結売上高6000億円強、営業利益1200億円(ともに前期比1.9倍の水準)を目指す方針を明らかにした。

(新宅社長)
(1)今後5年間で、売り上げ3000億円弱をどう積み増すのか
日米欧で医療機器市場の急拡大は見込みにくいだけに、人口増や所得水準の向上などで需要が急増している新興国での事業拡大が柱となる。具体的には中国やインド、ブラジルなどで、複数の医療機器メーカーの買収や業務提携に動く。これにより、従来とは全く異なるペースでの成長を目指す。
(2)当面の計画は
今期中に中国の医療機器メーカーと提携する方針だ。従来はテルモ製品を中国に輸出してきたが、提携後は現地メーカーを通じて中国製の医療機器を調達、販売する事業も始める。
前期の中国売上高は80億円弱だが、14年3月期に500億円への拡大を目指す。日米欧と同水準の医療機器を販売するだけでなく、現地の医療機関が望む品質や価格の製品も供給していく。
(3)収益見通しは
売上高営業利益率を20%を毎年維持することが原則だ。買収直後など一時的な悪化局面を除き、一定の利益水準を保ちながらの成長を目指す。
(4)新興国以外での事業展開はどうする
日本では高齢者向け製品など新規需要の獲得に力を入れる。欧米ではバイオ医薬品関連の医療機器など、当社の独自技術を生かせる分野での事業拡大を見込む。


HOYA(3)(10.6.11日経)
古河電工はパソコンなどの記憶装置に使うガラス製ハードディスク(HD)基板市場に参入したと発表した。
光ファイバーの製造技術を応用し、表面が平滑で傷もない強度の高いガラス基板を開発した。
千葉工場で量産(月産100万枚体制)を開始、13年中には東南アジアに製造拠点を設け月産2000万枚体制にする。
13年度にガラス製基板で市場シェア25~30%を目指す。

(コメント)ライバルが現れたようです。


HOYA(2)(10.5.8日経)
・眼鏡レンズはタイ工場での集中生産で採算性が改善。
・デジカメの生産を全て海外に移し、コストを引き下げた。
・欧米での売上高全体の約3割に高まっている。


HOYA(10.4.28日経夕刊)
HOYAは、ハードディスク駆動装置(HDD)の基幹部品である磁気ディスク事業(09年3月期売上高約240億円、営業利益数十億円)を、HDD専業の米ウエスタン・デジタルに約220億円で売却すると発表した。

世界シェア1割以下の磁気ディスク事業を切り離し、世界シェア7割の磁気ディスク用のガラス基板事業に特化し、HDD関連事業の収益力を高める。

磁気ディスクはガラス基板に磁性材を塗布したもの。
09年後半から、パソコンやサーバー向けHDD需要が急増し、HDD用部材の需給はひっ迫している。


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