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投資家モーちゃん日記【株の適正値】

2012.09.25
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カテゴリ:業界事情
最近何故か日経新聞で投資に役立ちそうな記事が見当たりません。

そんな時たまたま近所の本屋で立ち読みしていたら、「カメラ激変!」という強烈なタイトルが目に飛び込んできました。週刊ダイヤモンドでした。

さっそく買って家に持ち帰って読んでみると、結構カメラ業界のことが詳しく、且つ分かりやすく述べられていました。もう、店頭には置いてないかもしれませんが、おすすめの1冊です。


≪週刊ダイヤモンドの記事要点≫

(今売れているコンパクトデジカメ)
今売れているのは

(1)高倍率の光学ズームが利用できる
(2)高感度でもノイズが少なく、夜景が撮れる
(3)防水機能がある

製品。これらはスマホの弱点でもある。

(新興国の技術レベル)
(1)台湾のEMS/ODM企業が設計・製造を受託するケースが増えている。今年から連写速度や画像処理が高度なCMOSセンサーを搭載した高性能機も設計・製造している。

(2)台湾・中国企業がレンズなども供給するケースがある。

(3)台湾企業の次の狙いは(レンズ交換式カメラの約4割を占める)ミラーレス一眼の製造受託。課題はレンズ事業。


(参入障壁)
主な参入障壁はイメージセンサー(光を画像に変換)と光学レンズ

イメージセンサー
・中級機以上のイメージセンサーを製造できるのは、ソニー、キャノン、パナソニック、米アプティナなど一部。

・大型センサーはソニー、キャノン、ニコンなど一部メーカーにしか製造できない。大型センサーをカメラに搭載して画質を最適な状態に調整するのは難易度が高い。

・大型センサーを搭載して一般的な価格に抑えたカメラは、キャノンやニコン、ソニーなど一部の日本メーカーしか実現できていない。大型センサーで、しばらくサムスン電子など海外企業は追い付けない。

(注)ソニーはセンサー外販でトップ。キャノンは外販していない。

光学レンズ
・大型センサーの画質を生かすには高性能レンズも必要である。

・デジカメ向けのレンズは、光の乱反射など画質を低下させる要因が多くなったため、フィルムカメラより高い技術を要する。

・オリンピックや報道の現場で、ニコンとキャノン以外のメーカーが入り込む余地はほとんどない。理由は両社のレンズ技術の高さにある。両社の幹部とも「韓国や中国など海外メーカーの参入障壁は極めて高い」と口をそろえる。

(カメラのジャンル別の特徴)
(普及型コンパクト)スマホより少し高画質。スマホには搭載できない高倍率ズームが搭載。(価格帯:数千円~3万円台前半)

(高級コンパクト)レンズは普及型に比べかなりレベルが高く、大きなサイズの画像センサーを搭載する機種がほとんど。(価格帯:3万円台後半~10万円台前半)

(ミラーレス)最大の特徴はレンズが交換できること。画質を左右するセンサーのサイズは各社異なる。構造が単純なのでどこでも作れるが、オートフォーカスの速さなど差異化できる技術は少なくない。(価格帯:3万円台~10万円台半ば)

(普及型一眼レフ)APS-Cと呼ばれる中型センサーを搭載した普及型と大型のフルサイズセンサーを搭載した高級型がある。(価格帯:3万円台~10万円台後半)

(高級一眼レフ)大型のフルサイズセンサーは、普及型コンパクトの10倍以上の面積を持つ。製造に高い技術力が必要で提供メーカーは少ない。大きいセンサーは、背景が美しくボケて、ノイズも圧倒的に少ない。画素数も高く細かい部分まできっちりと写せる。(価格帯:20万円台前半~)



(ニコン木村社長の話)
カメラはアナログ技術を必要とする部分がある。韓国や台湾のメーカーがノウハウを蓄積するには相当時間がかかるとみている。

レンズ交換式ではカメラの台数の1.5倍の交換レンズを作る必要がある。レンズの磨き一つを取っても、ノウハウがある。研磨機を買い、ガラスを置いたらよいレンズができるわけではない。一眼レフや交換レンズの参入障壁は大きい。

一眼と交換レンズはこれからも内製でいく。高度なノウハウを外部に出すわけにはいかない。

(キャノン御手洗会長の話)
今の家電業界は、韓国や中国が技術力を上げ、日本に迫ってきている状況だ。だが、カメラは外国勢と技術力に大きな差がある。

機械でできることは機械でやり、人は減っている。人件費の高さは致命的ではなく、日本でもやっていける。キャノンはずっと技術でコストダウンを実現してきた。



以上が記事の要点です。


(コメント)

●リーマンショックが起こるまでの時期は、薄型テレビや太陽電池などに積極投資していた日本の家電大手は勢いがありました。ところが、最近はパナソニックにしろシャープにしろ大赤字を出して、リストラせざるを得ない状況となってしまいました。

●結局は事業の参入障壁が低かったということです。資金力があって製造装置さえ購入すれば、誰でも参入できる事業だったということです。このような事業では韓国・台湾・中国にはかないません。

●そんな中、日本企業が技術面で世界に誇れてシェアを維持あるいは伸ばすことができるのは、自動車、一部の機械や精密機器などに限られるように思われます。

●ただ自動車は、このたびの中国のデモで日本車が破壊されたり、日本車に乗っていた中国人ドライバーが重傷の傷を負わされたとか、車に傷をつけられたとか、反日運動などの標的になりやすいのでリスクが大きくなってきたような気がします。

●また、機械は景気の変動で業績が大きくブレ安いので、余程株価が安くならないと投資しようという気になれません。

●程度の差こそあれデジカメなど精密機器にも中国では同様のリスクはあるかも知れませんが、そんなこと言ってたら投資する銘柄が無くなってしまいます。

●今の株価は冴えませんが、参入障壁の高い事業に取り組んでいるキャノンやキャノン電子などの精密機器メーカーへの集中投資を今後も継続していきたいと思っています。

●最近の家電大手の衰退ぶりを見ていると、参入障壁の重要性をあらためて痛感しました。



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最終更新日  2012.09.25 22:41:41
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