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投資家モーちゃん日記【株の適正値】

2013.03.27
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カテゴリ:思った事
株の暴落には2種類があります。個別銘柄の暴落と株式市場全体の暴落です。

個別株の暴落の場合、原因は何にせよ流動性の高い銘柄を割安値で買ってレバレッジを使わずに分散投資をしておればほぼリスク管理ができているといえるでしょう。

勿論辛抱強さが要求されることはいうまでもありません。この場合投資家が壊滅的なダメージを被るケースはまず無いでしょう。

問題は10年、20年といった単位で起こり得る株式市場全体の暴落・長期下落相場です。

では、どうすれば市場全体の下落相場入りを事前に察知できるかということですが、残念ながら決定的な方法はありません。株価が極端に上がり過ぎた場合、いずれ下がることは分かっていても、実際に下げ出すのは明日かも知れないし、1年後・2年後になるかも知れないからです。

とは言っても、相場が危険水域にある時に限って株の儲けはより大きくなり、投資家の投資額もより大きくなりがちです。つまり、リスクの取り方が知らず知らずの内に大きくなってしまうのです。暴落のリスクが非常に高くなっている時期に、わざわざ自らリスクを拡大させてしまうことのないように、「相場が危険水域に入って来たかどうか」ぐらいは知っておいた方がよいということです。

ということで、今回は市場全体が下げに転じる可能性があると判断する基準について私なりに纏めてみました。但し、これだけで充分かどうかについては自信はありません。世の中何が起こるか見当がつきませんので。

忘れてはいけないのは、日本株の売買主体の6~7割が外国人なので、日本国内の数値だけでなく米国の指標なども必ず見ておく必要があるということです。日本は悪くなくても米国が悪ければ、米国株だけでなく日本株もたたき売られるというのが現状だからです。リーマン・ショックの時がそうでした。

(1)好景気が続き金融引き締めで金利が高くなった時
日本の不動産バブル時の公定歩合は1989年12月に4.25%、1990年3月に5.25%、8月には6%に引き上げられました。更に1990年3月には不動産融資総量規制の通達も出され、これがバブル崩壊の発火点となりました。

ITバブル時の米国のフェデラルファンドレートは2000年5月に6.5%に、サブプライム問題が取り沙汰されていた2006年6月には5.25%にまで引き上げられました。

つまり、日米共に短期金利が5%以上に上昇してきたら要注意ということです。
ただ、過去には公定歩合9%という時代もあったので、これだけで判断するのは早計です。

尚、短期金利だけでなく10年物国債など長期金利の上昇にも注意を払う必要があります。

国債の利回りが高くなれば、株式市場から資金が逃げ出し始める可能性もあります。国の財政破綻が懸念されるようになれば、昨年のユーロ圏の一部の国の様に突然長期金利が跳ね上がることも考えられるからです。

(2)住宅価格が大きく値上がりしてきた時
1989年頃のバブル時代の日本では、チラシなどを見ていると1~2ヵ月で中古マンション価格が1000万円程度値上がりする様な時期がありました。自宅の価値が3億円になったと自慢する人もいました。非常に分かり安いバブルでした。

一方、数年前の米国の場合はバブルの実感がなかったので全くピンときませんでした。

従って、今後は全米の一戸建て住宅の再販価格をもとに計算したS&Pケース・シラー住宅価格指数などに充分注意を払う必要があるようです。

元のデータはここにあります。

2000年Q1(第一四半期)を100とする。
2006年Q2         189.93(最高値)
2012年Q1         124.04(最低値)
2012年Q4         135.22(最新値)
という風に推移しています。

また最近、日本でも不動産価格指数というのが発表されています。

(3)平均株価のPBRが3~5倍程度になった時
PERで相場が高いかどうか判断するのは間違いです。景気が悪化して減益企業が増えれば株価は下がるからです。

1989年バブル時代のTOPIXの平均PBRは約5倍にまで上がりました。

米国S&P500のPBRはITバブル時に約5倍、リーマン・ショックの前の高値時は約3倍でした。今(3月26日時点)は2.36倍です。

(4)米国の自動車販売台数が年率換算で前年比2桁程度減少しそうな時
自分がそこに住んでいたら、景気が行き過ぎているとか悪くなっているといったことは何となく分かるものですが、米国の失業率、雇用統計やGDP速報値などは見てもピンときません。

数字だけ見て私が一番ピンと来そうなのが、米国の自動車の販売台数です。



尚、ついでですが、

例えば週足チャートの26週移動平均線がそれまでは上向きだったのが下向きになった時は下落相場入りだといった見方があります。

ところがこれを鵜呑みにすると、折角の大きな儲けを見逃してしまうことがあります。

過去のチャートをよく見れば一目瞭然です。下向きになったらそこが底値だったり、上向きになったらそこが天井値だったりすることがあるためです。



では、次回「株のリスクをミニマイズする方法(3)」をお楽しみに!


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最終更新日  2013.03.27 21:14:50
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