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投資家モーちゃん日記

2013.07.26
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カテゴリ:投資豆知識
前回の売上高経常利益率のスクリーニングでは、同業との価格競争に巻き込まれにくい企業をある程度絞り込むことができました。

ただ、これによって選び出した企業全てが収益性が高いとは限りません。我が国には無駄が多く効率的な経営がなされてない企業が数多く存在するからです。

このため、実際に収益性が高い企業を選ぶには、更に自己資本利益率(ROE)、即ち「純利益÷自己資本x100」を計算しなければなりません。この計算結果が10%以上であれば一般的に収益性が高いと言えます。

わたしの場合ROEでのスクリーニング結果が7%以下の企業は原則ウォッチ銘柄から外すことにしています。

理由は、例えば1株当たりの純資産(BPS)が1000円で配当がない企業の場合、ROEが10%だったら1年後のBPSは100円増えて1100円になりますが、このROEが5%だったら1050円にしか増えないからです。単純に考えると10年後には夫々のBPSは2590円と1630円になる計算です。これは大きな差です。

配当のある企業では、その配当政策や会社法などにもよりますが、ROE10%の企業は100円配当も可能ですが、ROE5%の企業は最高でも50円以上の配当は出しにくいだろうという見方ができます。

BPSというのは通常、景気悪化などで下落相場に突入した場合でも、それ以上株価が下がらないという下値抵抗ラインとなります。会社を解体して売却すれば最低その価格で売れるという解散価値なのです。

とは言っても、先のリーマン・ショック後では、このBPSを大幅に割り込む銘柄が続出しました。これはその企業が今後赤字を出し続けてBPS自体が減っていくかもしれないという悲観的な見方や相場全体の下落で保有株の担保価値が下がったりして投資家自身に換金する必要性が生じたためでした。特に新興市場株のように売買が少なく流動性の低い銘柄は考えられないような値段まで叩き売られました。

ただ、昨年末からの日本株のリバウンド相場でも分かる通り、どんなに売り叩かれた銘柄でも、時間の経過と共に株価はBPSを超えて上げていくのはほぼ間違いない事実です。これは歴史が証明するところです。

私の様に株式投資をビジネス(仕事)としている者にとって一番の拠り所はBPSです。ROEが高い企業に投資すると毎年BPSが大きく増えていきます。株価の下値抵抗ラインが上がり、年々リスクが小さくなっていくのです。

リスク管理を徹底しながら儲けたい方には、ROEの高い企業に絞り込むことをおすすめしたいと思います。勿論PBR(株価純資産倍率)が低いことも条件となります。

言い忘れましたが、このROEも単年度の数字でなく景気のサイクルなどを考慮した複数年度の平均値で見る必要があります。理由は売上高経常利益率の場合と同じです。



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最終更新日  2013.07.26 22:24:13
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