銃は人を救うのか・補足
前回の補足。書き足らずだったがエントリータイトルは、米国銃所有者協会のスローガンをもじったまでで、この命題そのものに深い意味はない。ただ僕の滞米経験などからいって、アメリカの銃文化は依然根強い。だから銃が守護神とまで考えている人も決して少なくない。「銃が救う~」やNRAの「Guns don't kill, people do」はそうした状況を反映しているなと思う。単なる言葉遊びではないね。銃規制に関していうと政治問題化はするも、ほとんど状況に変化がないといっていい。一方、今回のような多数の死傷者を生むケースは近年増えているよう。1981年のレーガン大統領の狙撃以後、ブレイディ法という銃規制ができたものの5年の時限立法だったため、98年に修正。しかしこれは規制が当初より緩和されたものになった。(詳しくはwikipediaあたりで)僕は銃所有反対だが、現実の政策レベルで言うと一気の規制はまだ難しいと思う。タバコのようにガンロビーを懐柔しながら段階的に規制していくしかない。一つ提案したいのは、護身用銃の殺傷能力の制限だ。22口径以上は一般人への販売を禁止すべきと思う。22口径でも十分殺傷能力はあるらしいが。。。銃による死者の多くは、故意の殺人ではなく、不慮の事故やだったりする。そういう意味でも銃そのものの殺傷能力は抑えておくべき。