2013/10/08(火)10:32
AED使わず学校で小5死亡、両親が市を提訴
皇族の方がスポーツ中に心臓発作を起こされ、
その時、救命が間に合わず、落命されたことで、
自動式体外除細動器、すなわちAEDを
一般の人が使用しても、違法ではなくなった。
同時に、AEDも急速に普及することになり、
AEDという言葉を知る人も増えている。
読売オンラインの記事↓によると、
yomiuri...20131005
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長岡市内の市立小学校で2010年10月、
小学5年の次男(当時11歳)を亡くした両親が、
「学校がAEDを使用すれば助かった」として、
長岡市を相手取り、
9186万円の損害賠償などを求める訴訟を
新潟地裁長岡支部に起こした。
訴状によると、
男児は同月20日、昼休みにサッカーをするために
校庭に出ようとしたところ、
校舎の通路で左胸を押さえるように倒れた。
教諭や校長が駆けつけ、
人工呼吸や心臓マッサージなどで心肺蘇生を行った。
倒れてから4分後、1人の教諭が
校内に備え付けてあったAEDを持ってきたが、
誰も使用しなかった。
児童はその後病院に搬送されたが、
約4時間後に死亡した。
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AEDの”A”は、autoすなわち自動を意味する。
何が自動かというと...
心臓に電気刺激を与えてもいいかどうかの判定を、
「自動」で行なうのである。
もちろん、電気刺激を与えるのも「自動」である。
電気刺激を与える必要がない時、
つまり心臓がけいれんのような状態にない時には、
AEDは、電気刺激を与えないようになっている。
(故障をしていなければ)
正しく動いている心臓に電気ショックを与えれば、
雷に打たれたようなもので、逆に心臓が危険になる。
同じ理由で、
心臓マッサージも、正常な人に行なえば危険となる。
間違っても、
友人を使って、訓練などをしてはいけない!
万一のことがあれば、過失致死罪!の恐れがあるし、
何より、大事な友を失うことになりかねない。
要するに...
「AED」は、
「心臓マッサージ」の代わりをするものではない!
それどころか、
AEDを使っている間は、心臓マッサージができない!
すなわち、血液の循環が止まることになる!
合宿、スポーツ大会、各種イベントや、海の家、スキー場など、使用時期の限られた場所でのご利用に適したプランです