2023/06/03(土)14:36
骨粗鬆症薬の股関節骨折減への寄与は少ない(ノルウェーの研究)
日経メディカル電子版が↓6月*1日付で、Lancet電子版を引用して、
medical.nikkeibp...202306...
「 ノルウェーの股関節骨折減に寄与した因子の研究
約3分の2は危険因子の減少、
骨粗鬆症治療薬の貢献度は5分の1程度 」
と題する記事を掲載している。
記事によれば、
1999ー2019年の20年間のデータを分析した結果、
股関節骨折の発症率が減少した理由の、
2/3は、危険因子の減少で、
骨粗鬆症治療薬の貢献は、1/5と考えられると、
報告された。
骨粗鬆症治療薬は、アレンドロン酸、ゾレドロン酸、デノスマブ
予防因子は、全置換術歴、BMIが25超、身体活動が週に1時間超
危険因子は、現在喫煙者、2型糖尿病患者、
骨密度や転倒のリスクに影響を及ぼす薬の使用
影響を及ぼす薬は、
ステロイド、オピオイド、ベンゾジアゼピン、
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
ノルウェーでは、股関節骨折が年間1万件ほどあるようですが、
日本では、その4倍の4万件ほどで、80ー84歳が最も多く、
初期治療に要した入院期間は平均で56日ほどだそうである。
(1998-2001年を対象にした日本整形外科学会の報告)
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