2024/08/01(木)08:25
ヒトのiPS細胞から、超省エネCPUを作り、AIを動かす!?
AIを動かすハードウェアは、人間の数ほど作られるのだろうか?
AIを動かすと、脅威的に電力を使用し、膨大な熱を発生させる。
生成AIは十二分にトレーニングさせないと使い物にならない。
1個の大規模AIを学習させるには、10GWの電力が必要という。
人間の脳は、これに比べて劇的に少なく10ワット程度とも。
この”秘密”は、まだ解明されていない。現代物理学的には、
情報処理量や体内代謝量から見積もると人間は瞬時に蒸発!?
”秘密”が解らないなら、
そのまま借りてしまおうという発想だが、
実用化への道は険しく遠いようだ。
TDKでも、 AI処理の消費電力増大を解決する技術として、
「ニューロモーフィックデバイス」の研究開発を進めている。
それは、
電気的に模倣したアナログ素子で”スピンメモリスタ”と呼ばれる。
電子的処理なので、エネルギー消費は99%ほど減るだけだが、
実用化への道は、既存技術の集積だけに前者ほどには険しくない。
この春、米国のNVIDIAが発表したところによれば、
新しい素子を使った装置では、
2兆個のパラメータ数でリアルタイム生成AIを
構築および実行できるようになるという。
その装置に搭載される2000個のGPUには、
1個あたり2080億個のトランジスタが乗っかっており、
装置の消費電力は”4メガワット”で済むそうである。
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