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「T」はいつも昼休みには、グッタリとしていました。
休み時間が残り10分だろうが、40分あろうが、いつも、ぐったりと休んでました。 仕事が速く終わっても、自主練するわけでもなく、誰よりも先にかえってました。 言われてある練習も、ほとんどしていませんでした。 「T]に体力がないことは、来てすぐに、知っていました。 そして、・・根性ナシだということも。 粉袋(25~30kg)さえ、持って運べず、、いつも、倉庫から引きずって運んでいました。 確かに女性には、重いとは、思いますが、粉袋さえ運べずに、ケーキ屋やろうというのは、土台無理な話です。 ケーキ屋 の仕事の殆んどが 力仕事 です。 午前中で フラフラ になり、集中力も切れて単純なミスを連発し、起こられる度に、ふてくされ、イライラしてるから、早く帰りたい。 そんな感じでした。 だんだんと工場のメンバーも、「T」が、口だけだど気づいていきました。 ある日、仕込みが早く終わったので、午後はチーフ達と仕上げの手伝いをすることになりました。 チーフ 「チョコできる?」 「T」 「はい、できます。」 チーフ 「じゃあ、これ、テンパリングしといて。」 「T」 「はい。」 そのあと、3時間、テンパリングやってましたね。 そして、言い訳が、 「コーティング用のテンパリング不要のチョコしか使ったことないんですう。」 チーフが呆れながらも、テンパリングを、やってみせると、 またも、 カチン!! とくる 一言 を。 「T」 「へぇ~、ここでは、こうやるんですねぇ~。」 (ここではって何!?テンパリング知らない奴が、ここでは、って何!?) コレ以来、「T」への、扱いは専門出の使えない1年目と一緒になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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