2011/05/18(水)16:15
★びっくり!プリスクールのアートクラス★
今年の春からハニービーにダニエル先生がやってきました。
はじめての英国人先生です。
実は彼、アートが専門で、昔彫刻を極めるためにイタリアの片田舎で大理石に向き合っていたこともある、アーティスト。
イギリスで英語の先生もやっていたことがあるということで、Honeybeeに来ていただいたのですが、
せっかくなのでSonshine Kids でも、ダニエルにアートクラスをやってもらうことになりました。
今月が初クラス。
今までもクラフトのクラスはあったけれど、ダニエルのクラスは「クラフトクラス」ではなく、「アートクラス」
さ~て、何が違うんでしょうか??
当日、午後からのクラスだというのに、午前中からやってきて部屋へ閉じこもり、
ごそごそと準備を始めたMr.ダニエル。
最初はなにやら台らしきものをつくり、そこへ「オブジェ」を作るらしい。
「???」何をする気??
覗いてみると
なんだか楽しそうに、食べ物を盛り付けているMr.ダニエル。
これ、幼稚園児に描かせるつもり?なんでしょうか???
おそるおそる、
「あのさ~、ダニエル。 これ、たぶん幼稚園児にはとてもじゃないけれどかけないと思うわぁ。」
年齢相応のアートクラスをしてね、とお願いしたおいたのに、
これじゃ、絶対描けないよね~、と思いながら。
大人でも、こんなの見ちゃったらかけないでしょう。キャベツとか・・・無理
おまけに、木炭でデッサンするらしい。うそぉ~!
そんな私にMr.ダニエルが
「あのね、カラフルでいろんな素材を見て、それを黒だけで描かなくちゃいけないっていう状況って、子供にとってとても面白いはずなんだよね。
白黒の紙を渡されて、色塗りをすることはよくあっても、こういうものを描くって経験する機会はないでしょう??
きっといろんなことが頭の中でおきると思うんだ。
子供達に何が出来るか、見てみようよ。子供の感性って面白いんだからさ~」
さすが、アーティスト。
一抹の不安を抱えたままのもこばでしたが、
「オブジェ」を見たときの子供達の声もないワクワクした様子と、
白くて大きな紙を目の前に、木炭を渡されたときの真剣な顔に
「さすがダニエル、アーティストだなぁ」と感動。
クラフト製作のときと全く違う顔で、じっくりとオブジェを見ながら
自分なりの絵を描く子供達。
ロクに、クレヨンでお絵かきをしない2・3歳さんたちですら、
1時間一生懸命木炭を持ってお絵かきしていました。
すごいな~。
こんな「オブジェ」を見ても、まったく怖気づかず、
「描きたい」気持ちでいっぱいになる子供達。
すごいな~。
固定観念で子供達に与える環境を制限しない、Mr.ダニエル。
描きあがった木炭画にスプレーしながら、嬉しさでいっぱいのもこばでした。
来月も何をやるのか楽しみね!