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スランプってか書くほど実力がないんですが・・・w
とりあえず久しぶりのナルニシア物語ですw 6話目。 ってか、完成したらちょっとまとめて中編小説としましょうかね・・・ ==================================================================================== 無限に広がる暗い光。どこまで堕ちてゆくのかな? 無限に広がる明るい闇。どこまで昇ってゆくのかな? 全てが混ざる混沌の世界。どこまで世界を覆うのかな? 心地よい風に頬をうたれて目を開けるアリス。その瞳の先には見知らぬ天井が映っていた。 アリスは見知らぬ天井を遮る為に目を瞑る。――(今自分がどこにいるのかを確認しなきゃ) 塩の匂いがする。それに波の音も……誰かの寝息がアリスの隣から聞こえる。 アリスはそこが海の近場。もしくは、海の近くと判断する前に寝息を起てる人物に 「私の隣で寝て良いのはアデスだけよ!!」 と、猛烈なボディーブローをかました。 先程まで寝息を起てていた人物は、悶絶の表情でアリスを見る。 「…アデス?…何でアデスが!?……ぁ、そっか……テヘ」 苦痛に顔を歪める自身のフィアンセを前に昨日の記憶が鮮明に蘇ってくる。 「アデス。話があります」 先ほどまでの少女の顔とは見違える厳格な態度でアリスはアデスに問う。 「私はここ――ナルニシアに来て一人の老婆と出会いました。彼女の名は『アデス・メルファデス』。アデスの名は代々フランスの王位継承をするものに受け継がれると聞きました。それにメルファデスは私の家の名です。これはどういう事なんでしょう?」 あの老婆に出会った時から彼女の中に芽生えた謎が糸を吐くように流れていく。アデスは神妙な顔で頷いた。 「そうだね。君がもつ疑問を一つずつ解決していくと答えが見えてくるかもしれない……」 アデスはベッドから起き上がりアリスを連れて漆黒のドアの前に移動した。 「答えは全てここにある。それを受け入れるも拒絶するもアリスの自由だ。ただ……僕は君に真実を見てほしいと思ってる」 哀愁をただよわせ静かに言い切った。それを見てアリスも頷いた。 「それじゃあ……行くよ」 アデスは漆黒のドアに描かれた獅子の顔に手をあてぶつぶつと何かを呟く。それに呼応したのか獅子が咆哮し実体化した。 「主よアリス様を御連れすれば良いのですね?本当にそれで良いのですね?」 「あぁ…………頼むぞブラー」 黒い獅子はこくんと首をおり、何も理解できていないアリスに向かって飛びついた。 「後はアリス次第だ」 崩れ落ちるアリスを抱きかかえながらアデスは漆黒の扉を見つめる。獅子の姿が無くなったその扉を。 ここに何の用だ?全ての未来、全ての過去があるこの場所に…………? 私は、私は全部知りたいの……どうして私がここに来たのか。アデスが何故ここにいるのか。ババ様は何者なのか。この世界は何なのか。フランスは…………どこにあるのか。 お前は全てを許して全てを受け入れるというのだな? そんな無責任な事はいえない。ただ、私は知りたいだけなの。許すだとか受け入れるだとかは抜きにして!! 矛盾しているな。知るということは受け入れることだ。受け入れるということは許すということだ。 …………人間は矛盾の上に生きているって事を知らなかったのかしら? どの様に矛盾していると? 全ての動植物は本能に従って生きているはずなのにどうして人間には知能という無駄な機能がついたのかしら?痩せる為に自ら食を断ち切る動物は人間以外にいる?眠たいのに眠らない動物は人間のほかにいる?発散したいのに性を我慢する動物は人間の他にいる?そう全て矛盾だわ。本能のままに生きない動物……人間。 っふ。お前には恐れいったよ。得体の知れないものと喋っているというのに…………っふっふっふ。その矛盾とやらを私に見せてくれよ!!人間の娘よ!! 眩い閃光が漆黒の世界を覆おう。ブラーは自分の背中で寝る少女につくづく驚かされていた。 (あの主をも惚れさせ、過去と未来を司る神さえも………………さすがと言うべきか、やはりというべき……) やれやれと頭を振るブラーの姿が人間の形に変わっていく。それに伴いブラーの背で寝ていたアリスは漆黒の闇――通常地面と呼ばれる場所に落とされた。 「っつぅ」 地面に落ちた衝撃でアリスは覚醒する。そして、隣に立っている人物に目を向ける。 「アデス?」 アリスのボヤケ眼には誰かが立っている。確かめるようにフィアンセの名前を呼んでみるが返事がない。 「ん?誰なの?」 徐々に澄んでくる瞳がアデスではなく見知らぬ黒人の姿を捉えた。呆然と立ちすくむアリスはまた確認するように口を開いた。 「あの……あなたがさっきの問いかけをした人なの?」 上目遣いで探るように隣の黒人に問う。それを見て黒人は微笑し、アリスの目線に自分のものをあわせてこう言った。 「私は暗黒の獅子ブラーです。獅子のままではあなたを怯えさせてしまうかと思いまして人の姿になりました」 アリスは何かにとりつかれたかのごとく、ブラーの姿を凝視し一人頭を抱え、一人何かを確認した。 「つまりあなたは……あの時のライオンって事なのね?」 「えぇ。あなたを案内する為に主から命を授かってます」 ブラーは丁寧に膝をおって頭をふせて礼の限りを尽くした。アデスの命令は絶対というのかその姿からは覇気さえも感じられた。 「アデスの事が好きなのね。わかったわ。あなたにここを案内してもらいます」 先ほどまでの少女の様を微塵とも感じさせない態度でアリスは先を見つめた。ブラーも満足そうに頷き、アリスの手をとった。 「はい。命をかけて。それでは行きましょう」 素早く立ち上がったブラーはアリスを隣に何も無い空間を走り始めた。 ==================================================================================== ふぅ・・・何か今まで文章とかめちゃくちゃになってたのは「三人称」と「一人称」がごっちゃになってたからだと思われます・・・w とりあえず、この小説は「三人称」な感じで進めていこうかと・・・・ある小説サイトさんのとこで勉強させてもらって助かりましたw後は自分次第とb とりあえず感想・批評くれたら嬉しいですb よろしく~~~ p:s GWよ早く終われ!! ぁ、ちなみに本小説中のブラーのスペックは 長身で均等のとれた体つきをしている。 赤い瞳が爛々と輝き、キリっとした顔つきをしている感じ な風ですw文章中にもあるとおり黒人です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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