2005/06/21(火)07:40
陽、極まって陰となる。
「乃東枯れる」 (なつかれくさかれる)
今日の、旧暦カレンダーの欄に書いてある言葉です。
二十四節気のひとつを、さらに三つにわけたもので、
古来より中国に伝わる七十二候というものだそうです。
最近では...
6/10(旧6/4) 「腐草蛍となる」(ふそうほたるとなる)*1
6/15(旧6/9) 「梅の実黄ばむ」(うめのみきばむ)
など、おもしろく季節を表しているなぁと、楽しくなるのです。
さて、”乃東”とはどんな草?
調べてみました。
乃東は薬草で、ウツボグサという花が真夏に穂先が枯れたようになる。
それを花穂のみを採取して日干しにして、よく乾燥させると、
夏枯草(かごそう)という生薬になる 。
(詳しくは、ここを参照)
暑気払いにお茶として飲む、などと書いてあります。
今の季節にあった言葉なのですね。
今日は夏至。そして、明日は満月。
季節は移りかわり、
一人一人の何かが、切り替わっていきそうな予感のする
今日の一日です。
(*1:”腐った草陰で、蛍が光を発する頃”という意味で、
蛍の飛びはじめるころをあらわしたようです。)