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カテゴリ:こよみ
「地始めて凍る」(ちはじめてこおる)
今日の旧暦・七十二候です。 陽気も消え失せ、大地も凍りはじめる。 五日前のさざんかといい、立冬を過ぎてから、 景色は、兆しのように思える 冬の支度を始めたようです。 ここで言う”凍る”には、「水以外のものが」と いう但し書きがつくようです。 水が凍り始めたら、本格的な冬...ということなのでしょう。 さて、今日はうれしいお土産がありました。 主人が関西方面にいくことがありましたので、 頼んでいたのです。 躑躅色の包装紙に包まれた、赤福。 お伊勢参りのお土産として有名です。 沢山の新種のお土産がある中、なぜ赤福? 特にめずらしくもないのでは...といわれそうですが、 わたしのお目当ては、 その中に入っている”伊勢だより” ”伊勢だより”は、京都の版画家、故・徳力富吉郎が、 実際に伊勢めぐりをしながら 20年費やして完成させた400種ほどの木版画。 裏には店主の文章が添えられています。 文章の終わりには、その日の日付が記載されて、 もし仮に、毎日買っても、一年間は違う栞がついてくる...。 そしてそれは、製造年月日ともなり、 赤福の新鮮さをも、あらわしています。 付属のヘラで、こそげ取るようにお皿に分け、 頬ばりながら、栞を観る。読む。 八個入りのあんころ餅がくれた 福々しい今日の一日です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 12, 2005 11:47:48 PM
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