2005/11/15(火)20:37
「祝婚歌」
今日は、紀宮さまの結婚式でしたね。
テレビでは、久しぶりの慶事に、
祝賀のご様子を追って報道していました。
また、街のそこここに、ひかえめながらも
お祝いの垂れ幕などが掲げられ、
胸ふさぐ事件の多い中、よいニュースと思いました。
吉野 弘さんという方がお書きになった
「祝婚歌」という詩があります。
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
・
・
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
・
・
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
・
・
(童話屋刊・「二人がむつまじくいるためには」)
※詩篇は短いものなので、すべてを引用しませんでした。
この詩に(この詩集に)出逢ったのは、一年くらい前のことです。
いっぺんに好きになってしまい、
結婚する方がいたら、贈る言葉にしようと思っていました。
今日のメモワールとして、記しておこうと思います。
「黒田慶樹さん、清子さん、ご結婚おめでとうございます。」