もくれん草紙

2005/11/15(火)20:37

「祝婚歌」

日々のつれづれ(28)

今日は、紀宮さまの結婚式でしたね。 テレビでは、久しぶりの慶事に、 祝賀のご様子を追って報道していました。 また、街のそこここに、ひかえめながらも お祝いの垂れ幕などが掲げられ、 胸ふさぐ事件の多い中、よいニュースと思いました。 吉野 弘さんという方がお書きになった 「祝婚歌」という詩があります。     二人が睦まじくいるためには     愚かでいるほうがいい     立派すぎないほうがいい         ・         ・     完璧なんて不自然なことだと     うそぶいているほうがいい         ・         ・     立派でありたいとか     正しくありたいとかいう     無理な緊張には     色目を使わず     ゆったり ゆたかに     光を浴びているほうがいい         ・         ・              (童話屋刊・「二人がむつまじくいるためには」)     ※詩篇は短いものなので、すべてを引用しませんでした。 この詩に(この詩集に)出逢ったのは、一年くらい前のことです。 いっぺんに好きになってしまい、 結婚する方がいたら、贈る言葉にしようと思っていました。 今日のメモワールとして、記しておこうと思います。 「黒田慶樹さん、清子さん、ご結婚おめでとうございます。」

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る