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March 15, 2006
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カテゴリ:こよみ

「菜虫蝶と化る」(なむしちょうとなる)

今日の旧暦・七十二候です。


成長した菜虫(青虫)が、紋白蝶となる時期です。

幼虫の間、一所懸命に葉をはみ、

蛹になれば、危ういことなど気にも留めないような、堅牢の姿。

そして、美しい姿へと生まれ変わり、空へと飛び立つ。

蝶には不思議な魅力があるように思います。



”秘すれば花” の 「風姿花伝」。

世阿弥の著した、能楽の伝書。


古典をすらすら読める力があるといいのですが、

残念ながらそうではない私は、

リンボウ先生こと、林 望さんのお書きになった

「すらすら読める風姿花伝」(講談社刊)で、

この古典のよさを知りました。


”ひとつ、秘する花を知ること。

 秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず、となり。

 この分け目を知ること、肝要の花なり。”

(秘めておくことが大切だということを知ること。

  秘めておくからこそ、それが花になる。

  あからさまに公開してしまったら、もはや花ではない。)


これは、能楽のことだけではなく、

私達の、生活の中に生きる言葉ではないかと思います。


大地の上を、一所懸命に這い回るように生き、

時にはじっと、身を固くしなくてはいけない時もあるでしょう。

でもそれは、秘めてこそ花になる。


昔、蝶になることは、表立つことだと思っていました。

すこしばかりの年を重ね、そうばかりではないのだと知ってからも、

他の蝶をみると、

自分も、とあせって追いかけて行きたくなる.....。

そんな気持ちになることもしばしば。


秘すれば花...は、堅牢な蛹の姿なのかもしれません。





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Last updated  March 15, 2006 11:53:56 PM
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