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続・1級からの上達を目論むブログ

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2024.12.22
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カテゴリ:スキー
お世話様です。

シーズンイン始まりましたね。
が、車無しで首都圏単身赴任中の自分はまだシーズンインできず。
あと一週間でスキーできるのでそれまで我慢。

最近更新していないブログですが、
履歴見ると毎日100~400位のアクセスがあります。
それ見ると、

スキー熱のある方がいるのだな。
その方の何かお役に立てること書かないと、
みたいな気持ちになります。

そんな訳で題記の件、
​​​​自分がどのような理屈で滑っているのか​​​

滑っていると色々な悩みや課題が出てきますが、

人それぞれそう滑っている前提条件(理屈とフィジカルetc)が違います。
なので解決方法も全部違う。
このブログに書いてあることも、
自分が学んできた理屈と自分のフィジカルが前提になってるので
人によっては真逆になってしまうこともあるはず。
なので、自分なりの前提条件は定期的に書いといた方が良いのかなと。

​と言う訳で本題。​

まず自分は、
クロスアンダー切替で板がヌルヌル曲がって滑れる
ことを目標にしています。

普通レッスンなどでは、
自分から重心を谷側に移動していく「クロスオーバー切替」を教えます。
少なくとも自分はそうでした。

それに対しクロスアンダー切替
​自分から重心を落としにいかず、​
角付けした板に荷重することで板が曲がってきて、
身体の下を通過することでエッジが切り替わります。


が、クロスアンダー切替はとても難しく、
幾つかの条件を満たす必要があります。

もう一つの​「板がヌルヌル動く」​​ですが、
自分から板を動かしていくのではなく、
​​板が外部の抵抗で効率よく曲がってくれることを「板がヌルヌル動く」と表現しています。​​

と言う訳で、
それを成立させる条件について解説します。

条件1
外向傾をしっかり作れる。
ちゃんと腰を外向して外股関節の外転と内股関節の内転で角付作るってことです。
腰は正対で背骨の側屈で作れって指導もあるけど、

これだと外向傾に比べると内倒しやすい。

で、外向傾を作れないと角付は外脚の伸展と内脚の屈曲で作る必要があります。
これだと​​​​​​角付と荷重もセットの動きなってしまうので、雪面状況の影響を受けやすい。
​サラッといってますがわかりますか?​
つまり、
​角付けする時に地面を押す必要がある≒重心が変わる​

ってこと。
​トップ選手みたいに​​角付けして重心を変えずに板の反応を待つ、ができないんです。​​​​
​​​​​
なので角付により常に変わり続ける重心のシビアな調整が必要になります。
自分の滑りに起こったことですが、
外向傾姿勢を学んで角付と荷重の分離できるようになっただけで
雪質や斜度によらずかなり楽に安全に滑れるようになりました。
これは仕事を持つサラリーマンにとって結構大きいと思います。

それに加え、
ヒップインで外向傾作れれば骨格で耐えられるので筋力も使わない。
なのでジュニアレーサーは筋力ないのにあんな凄いターンができる。
内倒にもなりにくいしターンの先行動作にもなっているので
次の外足の捉えも早くなる。
世界標準で基本と言われているだけあります。

条件2
ニュートラル・フラットを通過する。
くどいですが、外向傾ができる→角付と荷重が分離できる
ってこと。
角付した板に荷重することで空間を作って踏むから良く撓む。
なので板と重心の位置を変えずとも板が曲がってきて身体の下を通過して切り替わってくれる。

もしここで
ポジションや荷重の仕方が悪いといつまで経っても
板がニュートラル・フラットに返って来ない。
そうなるとクロスアンダーにならず、
​上に抜けてる​​​
とか
​​​フラットが無い​​
とかの指摘になります。
なので、毎ターンニュートラル・フラットを通過できるよう
正しいポジションやら荷重やらを練習することになります。

条件3
外板の芯に乗る。
条件1と2だけでもクロスアンダーぽくなるのかもしれませんが、
外板の芯に乗れれば板は外力でヌルヌル動いて、
常に荷重が抜けずにクロスアンダーで次のターンに繋がる。

外板の芯に乗るって、これだけでブログエントリー数本分になりそうですが、
ざっくり言うと外板が一番効率良く曲がってくれる位置に荷重を乗せるってこと。
身体に対して板1本内とか半枚内とかそんなシビアな世界
例をあげると、
​ジュニアレーサーのことを外向が強すぎて腰が外れていると言う方いますが、​
ヒップインで外向傾は作れてニュートラルも通過しているけど、
傾き過ぎて外板が良く曲がる位置より内側に荷重が外れている状態。

外足の角付にはその(速度×質量)の慣性エネルギーに最適の量が存在しています。
角付けが多すぎればロスになり、場合によってはバランスを崩します。
なのでジュニアレーサーの滑りも、
ワールドカッパーレベルからすると条件に対して角付けし過ぎてロスをしていて、
厳密には内倒していることになります。

と言っても彼らでも余裕でクラウン受かるレベルなので、
かなり難しいこと言ってるのは確か。

で、​ここで毒を吐きますが(すいません)​
ジュニアレーサーの滑りを腰外れの内倒だと指摘する基礎スキーヤーは、
そもそもが脚の伸展で角付して滑っています。
が、脚の伸展での角付は板が遠くなり過ぎて良い位置から荷重が外れて
板がヌルヌル動かなくなる。​

運動と言う観点からするとジュニアレーサーより遥かに内倒になりやすい要素で滑っているのに、
大きく外向傾を取ってる見た目だけで指摘を入れる。
この構図、なんなんでしょうね。

条件4
押し出し荷重を使わない。
条件3、外板がヌルヌル動くために絶対必要な事項に思います。

外脚の伸展での角付はどうやっても押し出し荷重になります。
押し出し荷重の何がマズいかって、
押し出した瞬間に外板と重心の位置関係が変わってしまうこと。
押し出した瞬間、外板が外力を受けて一番効率よく曲がってくれるポイントから
荷重が外れてしまいます。
クロスアンダー切替は基本荷重を抜かずに切り替えます。
外脚をエイと伸ばして荷重すると、
反発はニュートラルには返って来ないので当然調整するための抜重する量が増えます。
そうなるとベンディングになって効率は悪くなり、クロスアンダーとは別物になってしまいます。

自分はブログでも書いてる通り、ここでメッチャ躓いてます。
押し出し荷重の癖はうんざりするほど身体にべっとり染みついています。
やらないようにと4シーズン練習したけどまだ直らない。
小回りでもっさりした滑りになってしまうのも、
急斜面だと無意識に押し出し荷重が出て、
出た瞬間ヒップアウトになって条件1から満たせなくなるから。
条件1が外れれば条件2も3も無理...。
これを克服する難しさは自分だけではないはず。

2025年のSAJスキー教程の動画見ましたが、
​プルークボーゲン見てドキッとしました。​
極力押し出し荷重を使わずに外力だけで板が曲げられている様に見えたからです。
自分にはこの新教程はクロスアンダー要素をベースに作られている様に感じます。
どこまで求められるかで難しさは全然変わるのでしょうね...。
もし推測が当たっていれば、今後押し出し荷重をやらない流れになるかも。
そうなるとメッチャ苦労しますよ、ホント。

と、まあダラダラ書きましたが、
書いてるとちょっと怪しいところありますね。

​​板の芯に乗れないとクロスアンダーできないの?​​
とか
​フラット通過することと板の芯に乗ることの相関は?​
とか。

うーん、解らないことは整理して腑に落とさないと。

こんな感じで
自分の感覚では技術論だけでもなくフィジカルだけでもない、
技術論から逆算してフィジカルのこれやあれができてないと試行錯誤。
フィジカルと言っても筋出力ではなく、
むしろどうやって指定箇所を緩めて関節を動かすかに四苦八苦しています。

技術論ばっかり論じてても上手くならないと言う意見もありますが、
確かに、考えた理論と現象が乖離する理屈なら無い方が良いです。
ただ、自分の前提条件の中では今のところ成立してる。
そうなるとそれは行ったことない目的地への地図になりえる。

そんな風に考えてます。
と言ってもできないことばかりですが(TT)

まあ、スキーには色々な理屈があると思います。
実際嫁と自分の理屈はいつまで経っても平行線です(笑)
それでも楽しくやってます。

皆さまも、スキー理論で仲間と喧嘩しないようご注意ください。
​​​​このブログの理屈も、気に入らないなら華麗にスルーが大人の嗜みです(笑)​​​​​

では、良い年を!!
​あースキーしたい...。​

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最終更新日  2025.04.19 16:03:49
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