テーマ:十牛図(49)
カテゴリ:十牛図
ここで取り上げているテキストは 『たましいのこと 十牛図で考える人生』 松村潔・著 ユビキタ・スタジオ です。 『あらためて十牛図の絵を描く講座』にむけて 自分自身の認識を深めるために テキストの読み直しをしています。 ここにアップしているのは そのための覚書です。 <この表記>は 本からの 写し書き部分です。 ☆ 第六図 騎牛帰家 きぎゅうきか その1 自己へと戻る旅 家というのは ・人工的な構築物で、自然界の中には存在してない。 ・雨風をしのぎ、生活の安定のために存在する。 ・警戒しないで眠ることもできるし、継続的な行為をするために必要な空間。 家は ・構築され、体系化されたもの。 ・個人においては継続的な自己意識を象徴している。 ・集団的な意味では、共同体とか村落、国家、組織なども示すことになる。 ・囲いを作り、外の雑多な影響が入り込まないように保護するフィルター。 <第六図は、自己に戻る旅をしていることであり、「し続ける」ということが一番重視されている図だと思う> P.82 日常の仕事の継続自体が、第六図体験 <笛の演奏をたとえにすれば、規則的なリズムは植物的なわたしの管理に関係し、また情感をこめること、あるいはメロディーの部分は牛のわたしに関係し、つまりは第一のわたしである感覚と第二のわたしである感情ということの共同がうまく進むときにのみ、正常な演奏ということが可能となる。> P.83 第一の植物的なわたし 第一図ではじまる 第二の動物的なわたし 第三図ではじまる 第三の印象を目的のためにコントロールするような注意力を発揮するわたし 第六図ではじまる。スーフィーでいうところの、御者。 印象の管理は自己という家を作る <第六図段階では印象の管理ということがことのほか重要になっている。>P.85 <特定の業績をあげる人が、感情に振り回されすぎることはありえない。それでは落ち込んだ時などにすべて放棄してしまいかねないからだ。>P.85 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.01.27 14:02:12
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