カテゴリ:色彩。
『Color Life symbol
[心を探る色彩マップ]』 松村潔、著 飯塚書店 2005年 では 紫色は 「既存の枠に風穴を開ける」 色彩として 「すべてにおいてラジカルな行動や考え方をあらわします。 現実の価値観にとらわれず、もうひとつ異なる次元にジャンプしたいと思っている。 孤立的で、人と違う感性を持ち、日常的な穏かさの中に入りにくい面があります。 宗教性などにも関係します。」 とされています。 これをふまえた上で もう少し他の色彩観を 調べてみると 紫をパープルとバイオレットに 分けることも多く パープルは赤系の紫であるのに対して バイオレットは青系の紫ということで そのように考えると バイオレットは水瓶座的で パープルは魚座的と 言えるかもしれないということに きのうの色彩占星術の研究会では なりました。 ☆ 紫色のことを いろいろ調べていたら 論語に 「紫の朱(あけ)を奪うを悪(にく)む。」 という言葉が出てきて これは 『色彩の世界地図』 21世紀研究会編 文春新書 2003年 では 紫色が 高貴な色彩として 珍重されることが 多かった中で 憎まれものとして 扱われている例として 説明されています。 「正色である赤の座を赤とも青ともとれるような間色(似て非なるもの)が人気なのは良くないと、社会のあり方や人の本質を色にたとえてあらわしているが、このとき紫は憎まれるものとしてあつかわれている。漢字そのものも「止」(趾=あし)と「ヒ」(ならぶ)で、足並みがそろわずにちくはぐであることを意味し、文字全体で赤と青で染めた糸が、どれとしてまったくおなじものにならないということをあらわしているのだ。」 とあります。 そうしたら ゆうべテレビを 見ていたら この論語の まったく同じ言葉が 出てきて 「あっ! シンクロだ」と 思いました。 少し不思議なことも 紫色にあてはめられる 性質のひとつかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.29 13:08:15
[色彩。] カテゴリの最新記事
|