♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

2019/02/18(月)16:44

占い師の言葉のおはなし。

神話・占いについて。(40)

きのうと今日は こうして 夜ふけてから ブログ日記を 書いている。 なんで だろうね? いつもは 朝 書くのだけど。 ひるまの 暑さの影響も ありそうな 気配です。 暑いとどうも 言葉が眠ります。 きっと 夜ふけて書く言葉たちと 朝書く言葉たちは ニュアンスなんかが 微妙に違ったりするのだろうと 思ったりもしています。 ☆ けさ たまたま目にした 日経朝刊の わたしの履歴書の 見出しに目がとまり 思わずそれを 読みました。 見出しの言葉は 「占師が「文学はよせ」と」。 書いている人は 小田島雄志という人。 わたしはこの方のことは ぜんぜん知らなかったのだけど 書いてある文章を 読むうちに すばらしい 言葉力だ わたしの脳内構造や 言語能力の 栄養豊富なこやしに なってくれる文章だ と 直感しました。 それで ネットで調べて 生年月日から チャートを出したら みごとにわたしの水星に 大きな天体とかが トラインと セクスタイルを かけていました。 やったぁ! この方は シェークスピアの 翻訳家の方で 従来 「生きるべきか、死ぬべきか」 と訳されてきた 『ハムレット』の有名な台詞 「To be, or not to be」 を 「このままでいいのか、 いけないのか」と 訳したことも知られる方でも あるとのこと。 それにしても おもしろい ユーモアのある 文章を 書かれる方です。 その占い師の予言の内容も チャートで 検証しましたが わたし的には ふむふむという 感じでしたかなぁ。 その日経の文章を とても興味深いので 一部引用してみます。 ☆  昭和23年(1948年)12月、ぼくは福岡県庁前をふらふらと歩いていた。ふつうは息子が文学をやりたいと言えば父親は叱り付けるものだが、ぼくの場合父がすすめてくれたのである。だが臆病なぼくは踏み切れずに迷っていた。すると突然、天満宮の立て看板が見えた、というより、両目をつかんで引き寄せた。「九州一高島易断の大先生来たる」。ぼくは空前にしてたぶん絶後のチャンスをつかむ気になった。  社務所の奥まった一室で、高島聖道師はぼくの年齢、名前、手相などを見て、おもむろに口を開いた。主な点をまとめてみると--  1.あなたは80歳以上まで生きるだろう。(そのときのぼくはもうすぐ18歳)。  2.職業は判事、弁護士など人の役に立つ仕事がいい。文学は趣味としてやればいい。  3.経済的には心配ない。中年以降は安定している。  4.結婚は25か7のとき良縁に恵まれる。妻となるのはおとなしい人より社交的な人があなたには必要だ。  5.環境を変えるには今冬から来春にかけて、方角は東北がいい。京都より東京がいい。  ぼくは東大文1から法学部を目指そう、と決意した。サラリーマンか弁護士かはあとで決めようと。そして、お礼はいかほど、と聞くと、聖道師の眼鏡の奥の目が閃光を放った。「300円いただきます」。え?見抜いたな!ぼくは月初めにもらった1ヵ月分の小遣い300円をまるまるとられて、無性に腹が立った。帰りの電車賃も無く30分の道を歩きながら「チクショー!文学をやってやる!」と胸中でどなっていた。  あとで思い出してみると、2.は別にして1.3.4.5.とみんな当たっていた。4.も、27歳で結婚し、妻は9人兄弟の末っ子でおおぜいで楽しむのが大好きであり、おかげで人見知りのぼくも友だちづきあいができるようになった。もしかしたら聖導師は、ぼくのあまのじゃくな性分まで見抜いて、文学を職業にするなと言えばやる気になる、と見たのかもしれない(まさか)。

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