2019/01/14(月)14:30
家の色彩のおはなし。
家の外壁の色彩には、流行のようなものがあるようです。2~3年前までは、新築のお宅は、圧倒的に淡いオレンジ系の色彩でした。
こちらのお宅は、写真では良くわかりにくいと思いますが、二軒とも淡いオレンジ系の外壁で、やはり2~3年前の、ほぼ同じ時期に新築されました。
こちらのマンションも、同じような色彩です。この色彩の家は、南のほうのヨーロッパの、海の近くの開放的なリゾート地の雰囲気があります。親しみやすさ・温かさ・解放感が、感じられる色彩と言えると思います。
もとのアトリエえんどうまめがあったマンションの近辺は、なぜか震災後、急に新築ラッシュになっていて、すぐちかくでも4~5軒のお宅が、新築したのですが、こちらはほとんどが、まるで示し合わせたかのように、白色の外壁です。
白色には、穢れを払うというような意味合いと、リセット力があるかと思われます。震災後の新築のお宅が、白色がこのまれるというのも、納得な感じがします。
余談ですが、もとアトリエえんどうまめのあったマンションの隣は、古くはバイオリン工場だったようです。もっとも、わたしが移転した8年前くらいは、海外からバイオリンを輸入している、問屋さんのようになっていましたが。
そこのところが、急に更地になって、売りに出されていたのですが、そこに3件の白色のお宅が新築されました。とても不思議だなと思われるのは、3軒とも、本格的に音楽をされている方が、移り住んで来られたことです。
土地の記憶というものが、見えないエネルギーとなって、やはり働いているのだなぁと、思いました。