テーマ:タロットについて(199)
カテゴリ:タロット・生命の樹・パスワーク
神話の本(『神話のイメージ』ジョーゼフ・キャンベル、著 大修館書店 1991年)を読んでいて、タロット21.世界に、とても良く似た図像を見つけました。
それはこちらです。 構図はほとんど、古典版やライダー・ウエイト版の、21.世界の絵と、同じです。 同書によると、これは西暦117年から138年のあいだに作られた「世界卵から生まれるパネス」とのこと。かなり古いものです。 中央のパネスの足の先は、蹄(ひづめ)になっています。そして、体に巻きついているのは、蛇とのこと。 通常の21.世界のカードでは、花輪で描かれているものが、占星術のゾディアックになっているのも、とても興味深いですね。 パネスというのは、「光り輝く神」なのだそうです。 この絵は、何かのレリーフを誰かが模写した絵のようです。さらにさかのぼって原注を見てみると、著者のジョーゼフ・キャンベルは、この絵をワーズ・ワースの詩集から、引用していることが、わかります。 この絵のオリジナルのレリーフが、どこにある何なのかは、そのワーズ・ワースの詩集にまでさかのぼらないと、不明でわからないのが、とても残念です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.01.18 13:15:16
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