2018/08/05(日)20:51
「神の数式」について。
きのうとおとといの、二夜にわたって放映された、NHKの「神の数式」の番組は、大変興味深い内容でした。
現代物理学の、過去百年間の流れのようなものが、とても良くわかりました。
おぼろげながら、アインシュタインと、ホーキンズと、リサ・ランドールが、わたしの中で、繋がって、位置づけられることが、できました。
それまでは、この三者は、わたしの中ではバラバラに位置していたのです。
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「紐」理論から、「膜」への移行も、とてもわかりやすかったです。
リサ・ランドールが、「異次元」は存在する、と言っている理由も、良くわかりました。
でもそれが、膜理論と関連した数式から出てきた言葉であるとは、意外でした。
物理学者は、数式をよりどころに、ワールドを展開しているのだということが、良くわかりました。
二夜にわたる物理学者のおはなしを俯瞰してみて、神の数式を追い求める物理学者達は、その頭脳に、神を受胎して、新たな世界を創造している、そんなふうに思えました。
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それにしても、異次元ということなど、精神世界では、もうだいぶ前から、言われていることですね。
精神世界は、数式に落とし込む手間が無い分、物理学者達よりも、もっと自由に、イマジネーションとクリエーションの「そうぞう」の世界で、はばたけるのかも知れません。
宇宙に生物は存在するのか、を、追及している科学者のことを知るにつけても。。。
神の数式を追い求める物理学者のことをしるにつけても。。。
私が不思議に思うのは、その基準が、肉体が持つ身体性の、五感によっていること、です。
科学や物理学など、アカデミックに認知されているものは、みな、その基盤が、身体能力が認知できる、その五感によっています。
多次元や異次元は、この、『肉体は地球を生きる宇宙服』の外に、存在しているであろうことは、想像に難くないと、私は思うのですが。。。
でも、このあたりが、「うさんくささ」との境界線になるのだろうと、思いました。
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近代の文化・文明・思想哲学・社会・国家は、みな、この身体性に基づいた「個」というものを、ベースに成り立っていることが、これらの流れからも、あらためて再認識されたりもします。
しかし、蟹座冥王星時代に始まった、第二次世界大戦は、この近代に強まった「個」に対して、「民族」という集団性が、対立した時代であったことが、わかります。
そして、その、「民族」という「個」を束ねる力は、敗戦とともに崩壊して行く時代の流れを迎えたのでした。
「民族」をあらわす蟹座に冥王星がある時に始まった、第二次世界大戦は、終戦を迎えた時には、冥王星は、「個」を強化する、獅子座に移行していたのでした。
二夜にわたる番組から垣間見られてくる、物理学者たちの百年の流れの中にも、占星術の天体配置は浸透していることが、他にもいろいろと認められて、とても興味深かったです。
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物理学は、その名前の通り、物質のことわりを追及する学問なのだろうから、人間の五感が基準になるのは、致し方が無いのだと思いますが。。。
形無いものと、形あるものの、ちょうど中間にあるような、「数式」という、媒介になるものを通して、どんどんと未知なる世界を切り開いているのは、やっぱり、すごいことだと思います。
ヒッグス粒子の発見のその後の進展にも、とても関心を持ちました。
これがわかってくると、宇宙のビッグバンのあたりのことが、解明されるらしいです。
異次元や多次元の研究が進むことで、いずれスタートレックに出てきたような、ワープが現実化したりするような時代もやって来るのかも知れませんよね。
とても興味深いことです。