2017/09/07(木)17:01
東京星図の土星回帰。
ゆうべふと、東京星図が土星回帰を起こしていることに、気が付きました。
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そこで調べてみると、東京星図の出生図の土星は、射手座16度にありますが、第一回2月25日、第二回4月24日、第三回11月13日の、三回の回帰があることがわかりました。
占星術で使う10個の天体のうち、太陽と月を除いた8個の天体には、すべて逆行する時期があります。なので、その逆行の時期とからむと、回帰は三回起こることになります。
もちろん回帰が一回しか起きないこともあります。こちらは回帰図を読む時もひとつのチャートで済みますので、三枚読むよりはずっとシンプルで簡単にすみます。
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そもそも、東京星図とは何かというと、現在の東京が生まれた瞬間の出生図ということになります。土地の場合は、正確には出生図という言葉を使わずに、始源図という言葉を使うようです。
みなさんも良くご存知のスターゲィザー(SG)という占星術ソフトの、最初にインストゥールした時に入っているtestsampleの中にも、この東京星図は入っています。
1869年05月09日 正午12時が、東京の始源図になっています。
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この東京の始源図をもとに、それをローカルスペース投影法の手法を使って、東京の土地に投影させたものが、松村先生の『運命を導く 東京星図』2003年 ダイアモンド社になります。(ちなみに私は、この本をもとに毎月東京星図めぐりを開催させていただいています。)
こちらの本には、この始源図の日時について、次のように書かれています。
「東京は明治維新の時、明治天皇が京都から東京に遷都したところから始まります。(中略)明治天皇は京都からこれまでにない大行列を伴って20日間かけて江戸城に入りました。今日の暦になおすと、この入城は1869年5月9日の午刻で、これが東京の誕生した瞬間です。」とあります。
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この東京の始源図からは、東京という街が持つ性質を読むことができます。
何よりも特徴的なのは、牡牛座に5天体集中していること。
03度の木星
17度の冥王星
19度の金星と太陽
30度の水星
月と海王星は、牡羊座で、19度と20度。
天王星は、蟹座で、15度。
火星は獅子座で、25度。
始源図で土星は、射手座16度。
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この土星が、今年、回帰していることになります。
回帰するというのは、出生図の天体の上に、現在のお空の(トランシットの)同一の天体が、同じ度数で重なることを、意味します。
土星の場合は、およそ28年間でチャート(星配置図)を一周します。
土星の場合は、この回帰図をもとに、次の28年間の傾向を読むことになります。
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今回の土星回帰図と、前回(1987年)の土星回帰図を読んでみたいのですが、前書きだけでずいぶんと長くなってしまいました。続きは、また後でアップしたいと思います。