映画「モンスター」を観た。なんだかきれいな顔をワザワザ醜くした主役の度忘れ?ああ、何とかセロン?の演技はすごいというか・・・見たくないというか・・・。
「ニグロに生まれたわけじゃあるまいし」という言葉はテーマを象徴している。あの状況じゃあニグロ(私が言ったのではない)に生まれたほうが確かに幸せかもしれない。しかし、神は、自らの姿に似せて人間を造ったというなら、主人公の彼女の生まれつきの愚かさも、それゆえの行動も、自殺を考えた末に出会った境遇も、全て神が与えたものではないか?
すでに神が与えているものなのでは?
つまり、なるようにしかならなかったということなのでは?
神が与えたとおり、なるようになっただけなのでは?
と、すっかり製作者の製作意図にまんまとはまって、ああでもない、こうでもないと考えてしまった。
アメリカの、今はハワイに住んでいると思うが、イルカを使って人間の脳の研究をした、そして「アルタードステイツ」を体験したというあの有名なマッドサイエンティスト(科学者)ジョン・C・リリーが数年前に講演で言っていた。
「人間には、自分の人生の運命に関して、レイプされてああ気持ちが良かったと思うかそう思わないかくらいの選択しか与えられていない」と
皆は彼がボケ(かなりの歳です)てしまったとしか考えられず、口を開けてシンとしてしまった。うなずいたのは私だけ。彼の言葉には、強烈だが、笑えない真実がある。ちなみに彼のスタッフは真顔だった。
この実話の映画「モンスター」のような、状況を突きつけられれば、誰も彼が言ったことが冗談だったとは思わないだろう。
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Last updated
2005.08.05 19:21:46
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