19歳
昨日見事誕生日を迎えたウキさん。19歳。大学生活はそれなりに楽しそうで安心している。思い返せば幼稚園の頃から彼女は人見知りで新しい環境に馴染めなくて毎年春には気を揉んだ。夏が過ぎて秋になる頃、ようやく日々に慣れて友人も増えて寒くなるに従って笑顔が増えていってまた春を迎える。年少さんから年中になる時、二年連続で担任してくれた先生に「年少さんの時、一年かけて仲良くなったから安心していたらウキちゃん年中さんクラスになって会った途端一年前の人見知りウキちゃんに戻ってて…」としょんぼりさせてしまったのも懐かしい思い出だ。中学は慣れ親しんだ小学校の子たちだけでなく、接触のなかった近隣小学校の子たちもいた。そこでまた引っ込み思案発動。でもいつの間にか、たくさんの友達に囲まれて楽しく過ごしていた。高校に至っては親しい友人が一切いないところへ進学してしまったため半年以上「辞めたい。転校したい。全く馴染めない」とどんよりした目で言われ続けどうしたものかと本気で悩んだりもした。んだが振り返ってみたら なんだったんでしょうね、アレ。ってくらい卒業の頃にはJKを満喫していたウキ。先日届いた手紙にはこうあった。『お母さんの大学の友達とのお話、とっても楽しそう!素敵だな!と思いながらきいていたから私も親友の1人や2人がいたらいいなー!と思っています!!あせっていはいなくて少しずつで大丈夫って高校の時に学んだからあの頃のように荒れてはないよ笑 安心してね〜!!』私には今でも交流のある大学の友人は2人。しかもそのうちの1人は年賀状程度のお付き合いになってしまったけどもう1人は私の実家近くに住んでいて私が帰省したときに会ったりしている。Yちゃんとは家庭環境が似ていて、お互いの苦しさや悩み事を共有しながらあの頃生きていた。だから長いこと親友と呼べる間柄なのかもしれない。ウキにとってはそういう境遇と無縁だろうからどんな風に親友と呼べる存在を育んでいくのかコミュ障で陰キャの私には想像もつかないがそれでもかけがえのない友人が1人でもできたらいいな。お誕生日当日は一緒に祝えなかったけれど実は先週末名古屋へ行ったのだ。姉と妹とウキと私が揃った。んで、6月2日生まれの妹と3日生まれのウキのお誕生日祝いにケーキを買ってみんなで食べた。ロウソクはなかったけど久しぶりに歌なんか歌っちゃったな。この先何度一緒に祝えるかはわからないけれどいつまでも、いつまでもこの日が幸せな日でありますように。10代最後の一年が輝かしいものでありますように。