2024/01/27(土)18:44
『 ダークマターとナノ 』
『 ダークマターとナノ 』
「 そろそろ その手を放して下さい ナノ 」
何処からともなく声がする
「 ナノ その杖ですよ あなたは落ちる時杖をつかんだ
人間は自分で自分の命を絶つとき 瞬間後悔するのです
生きたいと思うのです。
そして あなたは私をつかんだ
私の名前は ダークマター 相棒にあなたの見守りを頼まれた魔法使いです 」
「 魔法使い ! そんなものこの世に居るはずもない
あれは 人間の願望が生んだ 架空の存在でしょう 」
「 現にあなたは 今 空を飛んでいるのですよ 」
「 私は 死んだのでは 」
「 いいえ 言ったでしょ あなたは死にませんよ 魔女ですから 」
別荘に戻ると ダークマターは話始めた
「 ナノ あなたがまだほんの小さいとき
公園のベンチに座る老人に キャンデイをあげたのです
それが私の永遠の相棒
相棒はいたく喜んで
ダークマター 私はもう直ぐ向こうの世界に行きます
私のいない間 この子を見守ってほしい
この子はこれから先 何度か死神に狙われます
こんなかわいい子を 死神にあげてはいけません
そして ナノあなたに尋ねました
嬢ちゃん 何か1つ願い事を叶えてあげます
何が欲しいですか
あなたは 『 魔女の宅急便 になりたい お空を飛びたいの 』
そう答えました
そうかそうか 魔女になりたいのですか
相棒は少し考えて
ダークマター 1つ願いを叶えると言った以上 叶えなければいけません
ただし こんな世の中です おかしな行動は目立ちます
自分の行動が自覚できる 15歳になった時願いを叶えてあげて下さい
そして 15歳で あなたは魔女になりました 」
そう言われてみたら 今までで何回か死にかけた事があった
小学の低学年の時 大きなお兄さんが蛇の縫いぐるみをもって追いかけてきて
高い滑り台の上から落ちて 気を失った。
溺れかけたことや お餅を丸ごと食べて死にそうになったことや
そんなんこんなん 5~6回はある
「 ダークマター 1つ聞いてもいい ?
何故相棒は死ぬの 死がないように願えばいいやん 」
「 相棒は自分の為に 私を使うことをしません
そういう人なんです 」
「 って 何時の間に ハリー・スタイルズ になってるん !! 」
「 ナノ 今 あなたが一番気になる人ですから ( ´∀` ) 」
「 」
またね