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『 ダークマターとナノ 』 「 そろそろ その手を放して下さい ナノ 」 何処からともなく声がする 「 ナノ その杖ですよ あなたは落ちる時杖をつかんだ 人間は自分で自分の命を絶つとき 瞬間後悔するのです 生きたいと思うのです。 そして あなたは私をつかんだ 私の名前は ダークマター 相棒にあなたの見守りを頼まれた魔法使いです 」 「 魔法使い ! そんなものこの世に居るはずもない あれは 人間の願望が生んだ 架空の存在でしょう 」 「 現にあなたは 今 空を飛んでいるのですよ 」 「 私は 死んだのでは 」 「 いいえ 言ったでしょ あなたは死にませんよ 魔女ですから 」 別荘に戻ると ダークマターは話始めた 「 ナノ あなたがまだほんの小さいとき 公園のベンチに座る老人に キャンデイをあげたのです それが私の永遠の相棒 相棒はいたく喜んで ダークマター 私はもう直ぐ向こうの世界に行きます 私のいない間 この子を見守ってほしい この子はこれから先 何度か死神に狙われます こんなかわいい子を 死神にあげてはいけません そして ナノあなたに尋ねました 嬢ちゃん 何か1つ願い事を叶えてあげます 何が欲しいですか あなたは 『 魔女の宅急便 になりたい お空を飛びたいの 』 そう答えました そうかそうか 魔女になりたいのですか 相棒は少し考えて ダークマター 1つ願いを叶えると言った以上 叶えなければいけません ただし こんな世の中です おかしな行動は目立ちます 自分の行動が自覚できる 15歳になった時願いを叶えてあげて下さい そして 15歳で あなたは魔女になりました 」 そう言われてみたら 今までで何回か死にかけた事があった 小学の低学年の時 大きなお兄さんが蛇の縫いぐるみをもって追いかけてきて 高い滑り台の上から落ちて 気を失った。 溺れかけたことや お餅を丸ごと食べて死にそうになったことや そんなんこんなん 5~6回はある 「 ダークマター 1つ聞いてもいい ? 何故相棒は死ぬの 死がないように願えばいいやん 」 「 相棒は自分の為に 私を使うことをしません そういう人なんです 」 「 って 何時の間に ハリー・スタイルズ になってるん !! 」 「 ナノ 今 あなたが一番気になる人ですから ( ´∀` ) 」 「 」 またね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年01月27日 18時44分24秒
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