茨城県近代美術館　The museum of modern art, IBARAKI

今日は、焼き菓子フェアーも盛況だし、お客さんがいっぱい来ているたみたいだね。

１階の展示室に飾ってある作品の作者の方がいらっしゃってたみたい。

浅見貴子（あざみたかこ）さんですね。彼女の作品は、墨を紙の裏から描いて、表に滲みた点や線で作品を作ってるんです。それで、どんな風に筆を使うのか不思議だったので、ちょっと聞いてみたら、今日、使っている大きな筆を持ってきて見せてくれました。これで、墨をたっぷり吸わせて、筆先を横に寝かせて置いたり、転がしたりして描くんだって。

おっきな筆だね。

何万円もするだそうだよ。

墨の点がポツポツとしてるの、裏側から描いているのか。でも、何で裏からなのかな？

その方が不思議な効果が現れるんだって。それで、僕はてっきり、何かを描くのではなくて、「柿の木」という題名がついているけど、それはたまたまイメージがそうなったから題名にしたんだと思ってたんだけど、実は、ちゃんと、実際にある柿の木をスケッチして、それになるべく忠実に描いているんだって。

そういえば、ポツポツの絵が、だんだん木に見えてきたぞ！

本当かしら。そんなことないでしょう？　ポツポツは、ポツポツよ...、あれれ、ホントに見えてきたわ！

そういうときは、「ホンマヤー！」って言うんじゃない。

さんまさん、じゃないんだから。

今のはやりだよ。知らないの？

知っとく必要のないことのようね。