企画展「輝く女たち」はじまりました!
「輝く女たち ―その強さ、儚さ、複雑さ」展がはじまりました…!7月27日から29日までの3日間は作品展示作業、29日の午後には記者内覧会を行いました。今回は特別なレッドルーム(どんな部屋かは見てのお楽しみ♪)の造作や地震対策のため彫刻作品の下に敷く免震シートの設置など、普段はしていないような新しい試みもあり、また何より担当学芸員の私にとっては初の企画展であったせいで、展示作業はスムーズとは言えなかったかもしれませんが(^^;)なんとかオープンにこぎつけることができました。初日の上杉満代さんによるトークとダンスパフォーマンスのイベントも盛況でした。ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。まずは、出品作品のひとつ佐藤忠良さんの彫刻「裸」の前で、佐藤氏とその弟子笹戸千津子さんのモデルをつとめた経験談を語っていただき、作家とモデルとの関係、ご自身の踊りとモデルの仕事とのかかわり、男性の表現者と女性の表現者との違いなどについてお話ししてくださいました。その後、エントランスホールで、佐藤氏へ捧げる踊りをご披露いただきました。優雅な赤いドレスで、アダージョやワルツの調べにのせて、緊張感とあらゆる感情のニュアンスが込められた動き。観客の中には、涙を浮かべていた方もいらっしゃったようです。オープニングイベントも無事終了し、担当者としては震災をのりこえて展覧会がスタートしたことに感無量という感じです。ぜひ、「輝く女たち」へ出会いに、ご来場いただければ嬉しいです。 展覧会担当 永松