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momi051の野球日記

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2005年06月27日
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カテゴリ:社会人野球
都市対抗神奈川予選は最終日を迎え、第二代表決定戦が行われました。雲は薄いのにポツリポツリと雨が降り、夜の試合で風もあって涼しかったです。

◇第二代表決定戦
日産自動車
001 031 020=7(10安打、0失策)
100 010 020=4(7安打、2失策)
東芝
[産]畑山(5回,2失点)、高崎(4回,2失点)-中原 (本)小山[2ラン] (二)四之宮、伊藤、渡辺
[芝]銭場(4+1/3回,4失点)、中野(1回,1失点[自責0])、磯村(2+2/3回,2失点)、木戸(1回)-飯田 (本)松田[2ラン]

[産]6梵7村上8吉浦3小山D岩越9渡辺4四之宮5伊藤2中原
[芝]5加藤4工藤6平馬3松田D安田9伊勢7井関→7佐藤→H7堺8吉川→H結城2飯田

スタメンには名前が出ていた井関選手、最初の守備の前に佐藤選手に交代です。今日も整列のとき見当たらなかったし、やっぱり何かあった模様。

さて展開。

初回の東芝。今日は1番に入った加藤がライト前に落として二死二塁から4番松田が三遊間突破のタイムリーで1点を先制。

1回2回と銭場の前に走者を出せなかった日産は3回、四之宮が初ヒットとなる二塁打。一死三塁になって打者中原のとき、銭場の投球をキャッチャー捕れず一塁方向へ転がる間に四之宮が還って同点。

その裏の東芝は先頭の9番飯田がボテボテの当たりピッチャーゴロ、一塁へヘッドスライディング、セーフ。何かアウトくさかったですけど。ここから二死二塁になって打者平馬。しかし自信を持って見逃したボールはストライクで三振。平馬しばらく天を仰いでいました。

銭場は4回までは許した走者2人だけでした。ところが5回の日産。一死からまた四之宮がヒット。続く伊藤が追い込まれながらも左中間を破る二塁打で日産が1点勝ち越します。中原の送りバントは一塁ヘッドスライディング、またセーフ。これもきわどい。今日の一塁塁審のかたにはヘッドスライディングは効果的だったようです。
これで一死一三塁となってトップに戻って梵は泳ぎながらも右へ流してライト前に落とし1点追加、3-1。このとき一塁走者はスタートを切っていてなおも一三塁。次の村上はスクイズ。マウンドを駆け下りて打球を掴んだ銭場、ホームへグラブトスしようとしてましたがあきらめ、一塁へ。ところがこの送球が高くてライトへ抜け、また一三塁になります。得点は4-1。

ここで銭場は降板。なおも続くピンチは代わった中野が吉浦を併殺打に打ちとって脱出。

その裏の東芝。簡単に2アウトになったあと、飯田ライト前、加藤四球で二死一二塁。工藤の当たりは一二塁間深いところへ転がり、四之宮が追いついて一塁ベースカバーの畑山投手に送球、打者の工藤と競走になって判定はセーフでした。二塁から飯田が生還して1点返します。

ゴロをさばいた四之宮はアウトにした自信があったのでしょう、何かを叫んでその場に座り込んでしまいます。「何でだよう」って言っているように見えました。競走は確実に畑山のほうが前を走っていたので、私もアウトかと思いました。あとは歩幅が合ったかどうか。久保監督も出てきて抗議。でも受け入れられず、これで4-2になります。

次の回になっても抗議シーンは続きます。続く日産の6回の攻撃。一死から5番の岩越が打った左中間の大きな当たり、レフトの佐藤が追いついて一度は捕ったようにも見えましたが足元をボールが転々。岩越は一気に三塁に進んでスコアボードは"E"のランプ。ここで高見監督が出てきて線審に抗議(夜の試合なので線審がついていました)。捕ったあとに投げようとして落としたと主張したんでしょうね、たぶん。でも覆りません。

次の渡辺の当たりがセカンドの頭を越えて日産1点追加。これで5-2。中野もここで降板、代わったのは昨日8回を投げている磯村でした。磯村は続く四之宮を併殺打に打ち取りますが、このときの一塁アウトの判定がまたきわどく、一塁側ベースコーチに立っていた青柳がちょっとだけ抗議していました。

この裏からの守備から日産はアジア選手権代表の高崎が登板、東芝の反撃を封じます。

回は進んで迎えた8回の日産。一死から吉浦がヒット、盗塁で一死二塁になり、4番・小山の放った打球は打った瞬間にそれとわかる当たりでライトスタンド上段まで飛んでいきました。磯村、マウンドでしばらく膝に手をついてうずくまったまま。7-2と5点差がつきます。
もう1点もやれない、とばかりに磯村は気合いが入っていたのか、打者渡辺のときにに150km/h計時!連投ですよ、彼。でも次の148km/hの球を渡辺は左中間に二塁打。速くても打たれるときは打たれるようです。

その裏の東芝は二死から平馬が四球を選ぶと、松田がバックスクリーン右への一発で両チーム四番のアーチ競演。これで2点返して希望をつなぎますが、9回は高崎が簡単に3人で片付けて試合終了。

歓喜の輪を作ったのは日産自動車でした。




これでもっと接戦だったら、どっちに転んでも「勝負を分けた判定」なんてタイトルで書けたんでしょうけどね。点差がついていたので、言い訳にもならないです。でもきわどいプレーが多かった。そのときの選手の表情もまた悲喜こもごもって感じで、選手が感情を表に出してくれる場面が多いと見ていて楽しいです。


で、東芝を応援する身としては、やっぱり満を持して出てきた銭場投手が打たれたのが痛かった。5回に連打で彼を攻略した日産打線の巧さ、ですかねぇ。伊藤、梵と追い込まれながらうまく打ってタイムリーにしていました。日産は上位から下位までどこからでも点が取れそうな気がするのに、東芝の下位打線はまるで点が取れそうな気がしないのは単に選手のネームバリューの差なのかなぁ。


6回から出てきた日産・高崎投手はアジア選手権のときの新聞記事では150km/h近い球を投げる豪腕投手みたく書かれていましたけど、想像と違って今日は大半がゆるい球でした。速球も今日は140前半しか出てなかったはず。それでも4回を投げて打たれたヒットは松田選手のホームランだけだから、好投手です。「胴上げ投手」になりました。


一方の東芝はどちらかといえば投手力のチームと紹介される場合が多いのは磯村・銭場の2枚がしっかりしているからだと思いますが、準決勝の磯村投手、今日の銭場投手、負けた2試合は点取られすぎ。日程が詰まって投手の疲労が抜けきれず、なら仕方ないけど、ともにきっちり間を空けての登板。きっと監督も計算外だったことでしょう。それだけ相手打線が工夫して攻略した、ってことかも知れませんけどね。


さて、これで代表権獲得は持ち越しです。代表への道は来週の大田スタジアムへ続くことになりました。負けてしまったことは残念だけど、まだ代表のチャンスはものすごく大雑把に言って50%もあるし、東芝の選手たちが戦う真剣勝負の試合が最低でもあと2試合も見られるんだからプラスに考えることにします(見にいけるかどうかわからないけど)。

それに苦労して掴んだ喜びのほうがうれしさは大きいかも知れないし、負けちゃったらそれはそれで良く頑張ったよ、って思える気がします。暑い夏の楽しみはまだまだ続きます。


この試合の結果を含むいつもの毎日新聞の記事はこちら。
都市対抗野球:
日産が東芝降し、2年連続26回目の出場

高崎投手は足首を痛めていたんですねぇ。代表決定の瞬間の写真つきです。おめでとう!





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Last updated  2005年06月28日 03時45分09秒
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